圧倒的な存在

心が静かになる場所

心が静かになる場所

先週の日曜日は、丹波布技術保存会技術者協会の勉強会で青垣町にある古刹、高源寺さんに行ってきました。古い丹波布を見せていただいた後に、住職さんのお話を聞かせていただきました。

お寺で出会った、長い長い年月を経て今も存在するものたちから、圧倒的な時の流れを感じ、先人の作った丹波布からは、作る過程の中で大切にしないといけない所を教わりました。また、住職さんお話に吸い込まれ、シンプルでわかりやすい言葉に、力をいただいた1日でした。

時の流れや、様々な事を乗り越えてこられたであろう人、長い年月静かに存在するものなどに圧倒され、参りました!と清々しい気持ちになりました。

今週末の土曜日はいよいよ、NIKI Community Gatheringsによるイベント「丹波布を楽しむ会 おんなを編む喫茶 〜糸綴じ篇〜」が行われます。京都四条にある町屋で、御菓子丸の杉山早陽子さんによる、干菓子作りのワークショップが行われた後、お干菓子をいただきながらの丹波布を語らう会。どんなお話をしようか、頭の中を色んな言葉がグルグルとまわっています。ドキドキするけど、楽しみな会。どんな出会いがあるか、ワクワクします。

詳しくは、NIKIホームページ http://niki-j.com/. をご覧ください。


ココロが動いた週末

秋の海

秋の海

土曜日は、ムスメのこども園の運動会でした。のびのびと楽しげに体を動かす様子を見て、うれしく思ったのと、開会式での園長先生の言葉や、閉会式で先生方が子供に語りかける言葉を聞き、ジーンと深く感動しました。良い環境で保育をしていただいていることに、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

その運動会の後、岡山に行ってきました。10数年ぶりに訪れたのが、牛窓。岡山に住んでいたころは、時々犬を連れて遊びに行っていました。変わらぬ景色に、様々な情景を思い出し、ついでに立ち寄ったその頃住んでいた家の変わらぬ佇まいに、時間の流れの不思議さを感じました。岡山で生活していた頃の年月と丹波に移ってからの年月、色んな事があり、とても長いように思えていましたが、変わらぬ景色を見ると、案外その年月って短いかもしれないな、と思いました。10数年が長いのか短いのかわかりませんが、確かにそこで生活していたという場を改めて訪れると、当時の思い出や感覚がじわじわと湧いてきて、ニヤニヤとしてしまいました。
10数年で変わるもの、変わらないもの。時の流れに思いをはせた時、うまく言えませんが、私は私でいようと、改めて確認できた週末でした。

 

 


Busy autumn

10/5から始まった、「ギャラリー風草」さんでの個展が無事終了しました。会期中足を運び、作品を見ていただいた皆様、ありがとうございました。3日間で丹波ー大阪ー丹波ー千葉ー丹波と移動し、早朝丹波に戻った後は、村の秋祭りに参加と、目まぐるしい週末が終わり、ホッとしています。

糊つけ

糊つけ

気持ちの良い秋晴れが続いた週末に、バタバタの合間を縫って糊つけをしました。パリッと乾いた糸を今日から、グルグルと糸枠に巻いています。

そして、私のバタバタと並行して、主人の窯焚きが今日終わりました。1週間ぶっ通しの作業が終わり、相方もホッとしています。明日からそれぞれやるべき事が、盛りだくさんですが、今晩は一息ついて、久々に夫婦でビールを飲んでいます。

窯焚きです

窯焚き


静と動

栗で染色

栗で染色

栗の皮で、たくさんの糸を染めています。糸を熱い染液に漬けてそのまま温度を下げたり、媒染液にしばらく漬けたりと、染色作業は待つ事が多く、私の染色は“ながら染色”が多い。今回は糸紡ぎをしながらの、染色です。染め場は、工房の隣にあるので、工房と染め場を行ったり来たりしています。鍋がグツグツしている染め場と、糸車が座している工房。動と静の空間を行き来しながらの作業ですが、それぞれの空間に入ると、不思議に気持ちが切り替わります。お陰様で、糸紡ぎがよく進んでいます。

静かな空間

静かな空間

月曜日から始まった染色。千葉の個展も月曜日から始まりました。千葉県印西市にある「ギャラリー風草」さんにて、10/10(土)まで開催されています。最終日の10日は、私も在廊予定です。カフェも併設されています。お時間があれば、ゆっくりしにいらして下さい。