良い気分

札幌のギャラリーagerさんで開催されていた展示会、「春色・春もめん・春きもの」が先週終了いたしました。作品に目をとめて下さった皆様、足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。
現地に伺うこともできず、それでもギャラリーオーナーの舟見さんが、気持ちを込めてご紹介してくださっていることが感じられ、前回と同様に感謝と爽やかな気持ちになれる展示会でした。

そして札幌の展示会終了と入れ替わるようにして始まった、ORIBE NAGOYAさんでの展示会。主人との二人展を二年ぶりに企画していただきました。見やすく手に取りやすく、そして美しいディスプレイを見てうれしさとありがたさを感じました。土曜日曜と在廊し、帰りのバスから青空を背景にした名古屋駅前のビルの模様を見て、「丹波布の帯みたい」とつぶやいてた主人を‘良い反応!’とほめながら、名古屋を出て、両親に預けていたムスメ達と再会し、丹波に戻ってきました。

左が丹波布模様

左が丹波布模様

丹波に戻った後、窯焚き目前の主人はすごい勢いで山に向かっていき、私も同じ勢いで機に向かいたかったのですが、留守中‘ヒトメタウィルス’なるもの(風邪の一種らしい)に感染し、オンブお化けのようにくっついてくる下ムスメと、春休み真っ只中で超上機嫌の上ムスメと、仕事もありのんびりしたくもないのですが、庭で遊んだり犬の散歩をしたりとのんびりと過ごしております。
通常の仕事スピードが10倍ほどにスローダウンするこの日々。焦る気持ちもありますが、貴重な時間でもあり、あーーやっぱり良い時間だなと、諦めと諦める大きな理由があることにホッとしながら、大切な時を楽しんでいます。

下ムスメのアート「顔」

下ムスメのアート「顔」


展示会のお知らせ

年度末です。年度のまとめや、関わっているイベントの準備やら色んなものに追いかけられて、ひたすら走っているような感覚です。こんな時は、一段落した時の喜びを想像しながら走ります。

さて、今回は展示会のお知らせです。以前に展示会をさせていただいた、名古屋のORIBE NAGOYAさんで、主人との二人展が開催されます。私はストールやバッグといった日常使いの丹波布、主人は食器や酒器、花器など、こちらも日々の生活で使っていただけるようなものを展示販売いたします。
一階は陶器を販売し、二階にカフェ併設のギャラリーがあります。大きな窓とベランダのある明るい空間で、ゆっくりと作品をご覧いただけます。ご都合が合えば、是非お越しください!
初日の23日と24日は、夫婦でギャラリーに在廊しております。

今晩も織り上がったストールのフリンジをくりくりとねじっています。

oribe exb 2019

oribe exb 2019

「陶と織」 ジェイムス・イラズムス/イラズムス千尋 二人展
2019年3月23日(土)~31日(日) 11:00~19:00 ※会期中無休
ORIBE NAGOYA
TEL:052-253-5580
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-1-37


展示会@ager 札幌

exhibition at ager Sapporo

exhibition at ager Sapporo

季節のせいか、寝ても寝ても眠くて六時に起きないといけない平日は、朝目を覚ますのに強~い意思が必要です。娘二人に挟まれて寝ておりますが、いつも寝るときは二人の間に体をねじ込んで布団に入ります。入ると両脇からググッと寄ってこられるので、両腕を布団の上に出さないといけないくらい狭いのですが、暖かくてとても心地が良く幸せを感じます。暑くなると、こういうわけにはいかなくなるので、今のうちにこの幸せをじっくり楽しんでおきたいと思います。

さて、展示会のお知らせです。3月5日から開催されている「春色・春もめん・春きもの」展に出品しております。場所は北海道の札幌市にAger(アゲル)さんです。もめんをテーマに着尺、帯地、ストール、洋服などが展示されています。私は着尺と帯地とバッグを出品しています。

会期は3月23日までです。お近くに行かれる時は、是非お立ち寄りくださいます。


言葉で表す

nice things

nice things

今晩も数々の誘惑をなぎ倒し、工房に向かうことができ、ホッとしています。先日図書館から借りてきた本がとても面白く、首っ引きになっていましたが、それも二日ほど前に読み終わり、本からも解放されて自由になった気分です。奴隷時代をなぞる「奇跡の大地」という小説ですが、内容も日本語訳も良くどっぷりと本の世界に浸ることができました。
本を読むことは好きなのですが、逆に言葉を使って表現することは私にとってはハードルが高く悩ましい作業です。その悩ましい作業と向き合う機会を数か月前にいただき、少し前なのですがそれをたくさんの方々に読んでいただけることになりました。

以前に取材にきていただき、昨年は企画展でもお世話になった‘nice things’さんの雑誌に作品と共に、私自身の制作に対する思いの様なものを書いて欲しいという依頼をいただき、普段頭の中でボヤーっと感じていることを言葉にしてみました。主人も同じ依頼をいただき、こちらは彼が表現した言葉を日本語にする作業も請け負いました。
主人の制作に対する思いは、普段の会話で言葉として耳にしているので、それを日本語にすることはそんなに難しくはなく、また自分自身の思いについても、書き始めると自然に言葉が出てくる感覚でした。ただ、それが皆様に読んでいただくレベルかどうかと言えば、首をぶんぶんと横に振りたくなる思いで、改めて言葉で表現することをお仕事にされている方に尊敬の念を抱きました。
拙い文章ですが、素敵に撮っていただいた写真と共に紹介していただいております。機会があれば、お読みくださいませ。