出展のお知らせ

工芸市DM

工芸市DM

年末、年明けからあっという間に時が流れて、前回の投稿日を見て唖然としています。
長い間、アップせず申し訳ありません。これからはほんの少しピッチを上げて登校したいともいます。

今回は、出展のお知らせです。
大阪心斎橋にあるギャラリーササキ商店さんで、グループ展「工芸市」が開かれます。椅子、布、陶器、額縁、小箱、螺鈿の作家7名の展示です。
白いスッキリとした空間に作品が並んで、どんな空間になるか、とても楽しみです。
ご都合が合えば、是非お越しください。

工芸市案内

工芸市案内


気付き

秋の海

秋の海

9月に入ってから、ずっと自分の制作や展示会やワークショップ、主人の展示会や窯焚き、子どもたちの学校行事やPTA活動など、毎日てんやわんやで過ごしており、さすがに「疲れたな―、どこかで休憩せねば」と思っており、少しソファに座ってみたり、夜だらだらしてみたりとしましたが、あんまり気分転換にならず、でも疲れが蓄積されているのを感じていました。

そんな週末の土曜日に、学校の親子活動という行事で子供たちと文字通り運動場を走り回り、身体は疲れたのですが、とても気分がスッキリとし、その次の日は朝からPTAのリサイクル活動で出役し、天気が良かったのでエイっと勢いで子供たちと海に行ってきました。
ウェットスーツで海に入り、SUPで海の上を散歩したり娘たちとおしゃべりしたり遊んだりしていると、ますますすっきりと元気になり、なんとなく狭ーくなっていた気持ちが、解放されてきたのを感じました。

運動と自然に溶け込む、これが私の疲労回復と気付いた日でした。
そして、毎回私の海行きへ喜んでついて来てくれる娘たちがいてくれて、幸せだと思った日でもありました。


お知らせ

催事のお知らせ

催事のお知らせ

バタバタバタと日々が過ぎております。
そんな中でも制作がほぼ予定通りに進んでおり、気を抜かずに走り切ろうと自分に言い聞かせている毎日です。

さて、今週木曜日から大阪の守口にある京阪百貨店さんで、催事が始まります。5階にある、“くらしのこみち”さんで11月2日(水)まで、日常使いの丹波布のを中心に展示販売とオーダー会をさせていただきます。
期間中の10月27日(木)と29日(土)には、ハンカチ染めの体験もしていただけます。染料は今が旬の栗!ご興味がある方は、是非お問い合わせくださいませ!


準備と仕込み

壁の塗り替え

丹波は稲刈りが終わりに近づき、少しずつ秋の気配を感じます。といってもまだまだ暑く、うっすらと汗をかきながら、工房で機織りに励んでいます。

引越してからずーーーっとやりたかった、壁塗りに取り掛かっています。大工仕事は主人に任せ、これならば私もできる!と自分自身のプロジェクトにしています。
やってみると、塗るまでに掃除したり、養生テープ貼ったり、下地を塗ったりと、準備と仕込みに多くの時間が取られることに気付きました。
準備と仕込みを怠ると、仕上げが汚くなる。布を作るのと一緒だな〜と感じています。

下は、今取り掛かっている男物着尺。幅広で織っています。

男物着尺

 

 


Summer vacation!

久しぶりの投稿です。長らくサボっていましたが、これからはコンスタントに投稿していこうと反省しております。

さて、夏休みが終わりいつもの日々が戻ってきました。今年の夏は、家族がコロナ陽性になり、家庭内隔離を経験しました。

普段はリラックスできるはずの家に、微かな緊張感があり、家庭内隔離の大変さを実感しました。
幸い症状もひどくなく、家族間で感染もせずに終わりました。

家篭り期間が、終わったと同時にエイっと長期キャンプに行ってきました。広い空と広い景色を堪能して、自然と近く生活する日々はとても良いものでした。

次回のキャンプを楽しみに、お仕事頑張ります!


展示会のお知らせ

前回の更新から早1ヶ月強。
満開だった丹波の桜は、緑が爽やかな葉桜になり、山は新緑がモコモコと茂り田んぼに水が入って、夜になるとカエルが楽しげに鳴いています。
手こずった着尺が織り上がり、何とか展示会におさめることが出来ました。本日から始まる展示会は、大人になるまで育った街、伊丹市の工芸センターで開催されます。赤ちゃんの頃からずっと住んでいた地で作品が発表できるなんて、不思議な気持ちです。
保育園、小学校、高校と伊丹の学校で、大学も家から通い、卒業後も大阪の会社に実家から通っていました。伊丹に住んでいたころは、自分が丹波布を織って発表する人になるなんてまーーーーったく思っていませんでした。
不思議で、楽しくて、嬉しい気持ちです。

隣の美術館では「カエル君とガマガエル君」の展示会も開催されています。是非、お越しくださいませ!


試練!

経糸

経糸

着尺に取り掛かっています。
新たに紡いだ糸ではなく、以前に経糸として使いたくさん残っていた細い糸を地色として使っています。随分前に糊付けをした糸のせいか切れやすく、整経の段階から翻弄されています。これも練習と思い、そろそろと織り始めています。
不思議なもので、糸は一本だけだと切れやすいのですが、それがたくさん並ぶと意外と切れません。
油断禁物と自分に言い聞かせながら、柔らかく体に沿う、そしてしなやかで丈夫な布をイメージしながら織り進んでいます。


workshops

ワークショップチラシ

ワークショップチラシ

 

この仕事を続ける中で、制作以外にも講師役などのお仕事が入ってくることがあります。
地元の柏原高校とは、二年ほど前から関わらせていただいていますが、この1年ほどご縁をいただいて関西国際大学の経済学部の学生さんと関わらせていただいています。事業の一環で丹波の企業や地域の方々と関わる中で、丹波布を知ってくださり、私の工房見学やワークショップを体験してくださいました。
それを学校に持ち帰り、オープンキャンパス等で自分たちの言葉で丹波布を紹介したり、丹波布の端切れでワークショップを開催したりというような活動を行われています。
そして、先日の2月23日はその集大成として一般の方向けにワークショップを行いました。丹波布のお話を少しした後、学生さんにサポートに入ってもらい、丹波布の小物づくり体験を行いました。また、入り口では学生さん企画の端切れを組み合わせて作る丹波布の栞作りも開催され、多くの方々でにぎわいました。

最初出会った頃は、お客さんのような顔をしていた学生さんですが、授業が進む中でだんだんと自主的に関わるようになり、ワークショップ当日はお子さんや参加者の方へ説明をしたり、手伝ったりと真摯に仕事を行い、それぞれの学生さんの成長が見れて嬉しい一日でした。
また、丹波布の工程を学ぶ中で“小さな布も無駄にしない”という気持ちが伝わり、提供した端切れも無駄の出ない切り方を工夫してくれていたことに、とても感動しました。

日々、制作に向き合っていますが次の世代の方の学びの場にいる幸せを感じた一日でした。

ワークショップ中

ワークショップ中


Deeply touched

ehhbitions

exhbitions

寒い冬をじっと耐えていたら、二月はどこ行ったん?と思うほどに時がサーっと流れて、3月になっています。そして急に暖かくなり、活動を始めた虫や植物たちが同じようにモソモソと気ぜわしくなってきました。

少し前のお話ですが、年末主人が展示会などでほぼ家に居らず、ワンオペで家の事を頑張った自分へのご褒美を兼ねて、東京に一泊の一人旅をしてきました。久々に持てる一人の時間が楽しくとても解放された時間を過ごすことが出来ました。
その旅の目的が、二つの展示会を見る事。一つは“民藝の100年展”そしてもう一つが大好きな染色家“柚木沙弥郎”さんの展示会でした。民藝の100年展は“民藝の”流れがよく分かる内容でした。こちらは、目と頭がよく働いてくれ、色んな知識が入ってくれたように思えます。
柚木さんの方は、心がぶるぶる震えるような感覚で、深く感動することはこういうことか!と思いながら作品を眺めました。色の使い方や、組み合わせ、ユーモラスで力強い形を楽しみましたが、中でも柚木さんとまどみちおさんのコラボ絵本「せんねんまんねん」には、心を動かされ、もともと好きなお二人というのもあるのですが、これ大好き!と顔が自分でもわかるほほころんでいました。

二つの展示会を満喫し、丹波布仲間との喋りまくりのランチも楽しみ、無事に丹波に戻ってきました。
快く送り出してくれた主人に感謝し、1日ぶりに出会う子供たちの元気さと明るさを楽しめる心の余裕を作ることのできた旅でした。

また行こうと思います!


始動開始

ストールの整経

ストールの整経

年末に帯を織り上げた後、実家でのお餅つきやら気持ちだけの大掃除やらを終えてお正月を迎え、年始は家族で京都に滞在し、3学期が始まった後は丹波布の仲間たちで運営する団体の展示会と、なかなかいつものペースを取り戻せないまま1月を過ごしていました。

「工房にいる時間が少ない~」と嘆きながら縞をたて、経糸を巻いていた糸をやっと整経できました。子どもの3学期が始まって、やっと日常のリズムに戻りかけていたけど何かしっくりこなかったのは、工房での仕事ができていなかったから。
やっと工房での仕事が再開でき、日常のリズムが戻ってきたと確信できました。私にとって作ることは生活の一部なんやな、と再確認できその事実が嬉しいことだと深~く思いました。

今年も色んなことを感じ、考えて制作に励みたいと思います。
遅くなりましたが、2022年もよろしくお願いいたします!

HAPPY  NEW YEAR 2022 !!!