振り返る
春のように日差しが柔らかく、暖かい朝でした。こんな日は、犬達を連れて近所の川べりに散歩に行きます。太陽の光を受けてきらきら輝く水面を見ていると、冬の真っ只中にいるのを忘れてしまいそうで、このまま春にならないかな〜と、あり得ないことを願ってみたりします。
年が明けて、一ヶ月余りが経ちました。昨年は、大好きだった女性が亡くなった事を伝え聞き、中々認めたくなかったのですが、喪中欠礼の葉書が届き、伝え聞いたことが本当だと知りました。物を選ぶ確かな目を持ち、デイスプレイのセンスがとても良く目標とする人でした。いつも背筋がピンと伸びて、エレガントに軽やかに動く姿が思い出されます。
今の生活や制作のことなど、聞いて欲しい話が沢山あったのに、とても残念です。
そして、阪神大震災から20年。揺れた瞬間のこと直後の事は鮮明に覚えているのに、その後の事は断片的にしか、思い出せません。月日が経ったんだなとしみじみ思います。
日々平穏に生活を送れていることに感謝しつつ、背筋をピンと伸ばして生きていきたいなと、改めて思いました。
枇杷の葉
染色作業、まだまだ続いています。
週末に、近所の友人宅にある枇杷の木から、葉っぱと小枝を分けてもらいました。大きな枇杷の木で、実も沢山つけてくれるそうです。10年ほど前にコープで買った枇杷だそうで、食べた後の種を蒔いたら大きな木に育ってくれたとの事。小さな種が大きな木になり、実をつけて食べ物になる。分かりきったことですが、実物を前にそんな話を聞くと、ジワジワと感動します。
今日は、このコープ枇杷さんの煮出しをしました。枇杷は私の好きな染色材料の一つ。色も安定していて、石灰媒染でピンク色に染まります。煮出した染液は、2日間ほど置いて赤味を引き出します。
残った葉っぱは、焼酎に漬けてかゆみ止めやキズ薬などなどに使います。こんな時に植物の持つ力ってすごいなとしみじみと感じます。そして、植物の力を使えるような知識を増やしていきたいなと思います。
丹波の冬
染色月間の1月です。こぶな草の染色が終わりました。染色場も少しアップグレードし、使いやすくなってきました。色も入ってくれて後は乾かすだけですが、これがなかなかか乾きません。
丹波の冬は朝霧が出る日は天気が良いのですが、霧が晴れるのは9時をまわった後。そして夕方頃に雲が出てくる日が多く、なんとなく空気がしっとりしています。外の風に当ててみたり、部屋の中に入れてみたりしますが、とにかくゆっくりゆっくりと乾いていきます。糸が乾ききらないまま、明日から次の染色に入ります。
次は、栗です。どんな茶色が出るか、楽しみです。
スタートダッシュ
年が明け、四月の展示に向けてお尻に火がついてきました。先ずは、染色。今回はこぶな草で黄色と、藍の糸に染め重ねて緑色を染めます。
夏の暑い時に汗をぶるぶるかきながら、糸を染めるのも好きですが、冬に蒸気でもうもうの部屋で染色をするのも気持ち良い。好きな染色が始まったおかげで、体も軽やかに動き出しました。これから3ヶ月のガンバル期間、良いスタートがきれました。
A very happy new year !!!
明けましておめでとうございます。クリスマスからバタバタとお餅つきや大掃除などの年末行事が済み、あっという間に新年が明けました。
初詣の後、温泉に入りのんびりしている間にどんどんと雪が降り積もり、辺り一面真っ白な雪景色に変わりました。
新しいことへの挑戦と同時に、今している事をより掘り下げていきたいという、新年の抱負もありますが、この雪を見て先ずは風邪を引かずに丈夫に過ごそうと、強く思いました。
皆様にとっても笑顔あふれる一年でありますように。そして、本年どうぞもよろしくお付き合いくださいませ。