訓練中

夏の日差し

夏真っ盛りです

夏の日差しが強くなってきました。工房の窓が南に向いているため、よしずを立てかけました。よしずを通して見る光は夏が感じられ、子どもの頃夏が来るととても嬉しかった気持ちを思い出します。今日のBGMは、Jack  Johnson。ベタですがピッタリはまります。

先月から始まった織りの内職。おおざっぱな私には、全てを規格に合わせて織るという作業は、とても良い訓練になります。経験することに、無駄な事はないんだなと実感中です。


コマーシャル

陶芸教室

James’s pottery class

今回は、織ではなくて陶芸についてです。
私の主人(ジェイムス イラズムス)の陶芸教室が丹波で開催されます。
出来上がった作品は、薪窯で焼きあげます。釉薬を使わずに土と炎の力で仕上げる作品は、色に深みと暖かみがあります。
焼きあがった作品を手にしたときは、感動しますよ。お時間があれば、是非ご参加くださいませ。
当日、私も手伝いでうろうろしています。

 


道具になる

松山さんと

一体化してます

古い方の機、“松山さん”で織っています。織り始めからしばらくすると、自分が機に馴染んでいく感覚がわかります。すーっと機に馴染んで“織っている私”がいなくなり、“織っている”だけになる感覚。「私」が機の一部になる感じです。
そんな時、頭の中は雑念も何にも無く空っぽと言うか「空」という字がぴったりの状態です。
猫の餌をねだる声や、電話やポッと浮かんでくる雑念にちょくちょく中断されますが、とても大切で気持ちのいい時間です。


染め上がりました!

染め上がりました!

Finished dying !

栗の皮を使ったドカ染めが終わりました!今回は、約2kgの糸を4色に染め分けました。写真にはありませんが、もう一つはグレーです。
媒染を変えたり、染め重ねたりすると染料は同じでも、様々な色を染めることができます。毎回新鮮で、魔法のようで染色は本当に楽しい!終わった後も充実感でいっぱいです。

次は、今年の目標の粘土染めに挑戦したいです。


染める

栗の染液の煮出し

栗の皮で染液を煮出しています

糸染め

栗の皮の染液の糸を漬けて染めます

染色が始まっています。今回約2kgの糸を媒染を変えたり、重ねて染めたりして4色染め上げる予定です。火を使うので染め場は暑いのですが、汗をタップリかいて、外で太陽の下糸をじゃぶじゃぶ洗うのが、とても気持ち良い。
今週は、染色のおかげでディトックスができそうです。


準備

糸の精錬

染めの前準備です

今週は、染色の週です。栗を使って、約2キロの糸を染める予定。鍋も重いし、糸をたくさん絞るのでかなり重労働です。
先週末に染める予定の糸を精錬しました。紡いだ糸には汚れがあったり、綿の油があったりするので、きれいにしたり染めやすくするために、糸を洗います。いろいろなやり方がありますが、私は塩水で煮ます。
これで、いよいよ染色に突入。色々な工程の中で好きな作業の一つが染色です。楽しみます!


別れ

Momo

Bye bye Momo . Thanks a lot !!!

今日、猫のモモが亡くなりました。岡山から丹波に連れて来て、最初の家から今の家に引っ越した後は、自分の意思で最初の家に戻り、隣に住む知人にお世話になっていました。出会ってから13年、一緒に暮らさなくなって5年ほどですが、時々姿を見かけていました。

賢くて、気高くて、気が強くて、意思も強く、そして美しい猫でした。

 

 


かぶら玉

かぶら玉

綿から糸になりました

糸紡ぎのお話です。
糸を紡ぐ時、綿をひきだし、糸車でよりをかけて糸にします。できた糸は糸車の心棒に巻きつけていきます。この作業を繰り返すと、巻きついた糸がどんどんたまり、厚くなって写真のような形になります。適当な大きさになると、糸車から外します。これ一つで20g弱の重さになります。着物分だと、60個くらい必要です。
三つできると、一つの綛(かせ)にします。

丹波布では、これを“かぶら玉”と呼んでいます。野菜の蕪からきた名前のようですが、私のかぶら玉はふくよかさが足りず、いつもあっさりした形になってしまいます。
これが布になるまでの、第一歩。日々こつこつ紡がないと、なかなか十分な量になりません。そして、美しい糸を紡がないと、美しい布にもなってくれません。単純な作業のようで、ハードルが高い。ゴールはないなと、紡ぐたびに思います。