キラキラする季節

キラキラの夜

キラキラの夜

相変わらず、年内織りあげを目標に機に向かう日々ですが、週末に大阪に行ってきました。
朝は霧、霧が晴れると青空になり、青空をバックにし、葉っぱの落ちた木々が茂る山や、稲刈り後に伸びた稲が黄色っぽく色づいている田んぼ等、優しい色合いに慣れた目には、街の夜の景色はとてもキラキラと輝いて映ります。
田舎ののどかな景色や暮らしも良いけど、街の夜は楽しいな~と思える景色でした。クリスマスを前に人も街も楽しそうな様子で、久々に都会の夜を楽しみました。

今回は、ムスメとの外出でした。主人との合流までの間、二人でカフェや買い物などを楽しみました。6歳にして対等に母と付き合ってくれるムスメに、大きくなったなと感心しつつ、連れができた喜びを感じる日でした。

年明けまでもう少し。身の回りの小さな世界も、大きな世界も平和に穏やかに暮れていきますように!

 


走る走る

December is here!

December is here!

12月に入り、我が家にもクリスマスツリーが登場しました。師走のバタバタに巻き込まれそうですが、家の中にあるクリスマスのデコレーションを見ると、楽しい気分になります。

年賀状や大掃除や年末までに終わらせたい事務的な処理は、まだ頭の片隅に置いておいて、今はひたすら注文の品の制作に集中しています。
昨日、一本目が織り上がりその勢いで、二本目の整経を終えることができました。先生も走る師走ですが、私も相変わらず走っています。
走るしんどさを感じる事をとび越えて、ランナーズハイになりたいと思います。

2016年ももう少し。なるべく多くの方々が、穏やかに一年を終えることができますように!

二本目!

二本目!


It was a touching!

薪ストーブで暖まった部屋で、犬たちとムスメと母(泊まりに来てくれています)の寝息を聞きながら、パソコンに向かっていると、織りの夜なべ仕事を始めないといけないのに、隣にある工房になかなか向かえないでいます。

先日、90歳を超える丹波布の大先輩に初めてお会いする機会がありました。10年ほど前まで、製作をされていたとのこと。10年ぶりに機に座り、10年ぶりに糸を紡ぐ姿を見せていただきました。
そろそろと機に座った後は、杼をさがし糸の出口を確認し「織る」動作をされます。糸紡ぎも同様で、じんき(綿)を左手に持つと右手は糸車に。どちらもゆっくりですが、流れるような動きで、頭で考えてするのではなく体がすべて記憶していて、一連の動作がとても滑らかでした。長年紡ぎ、染め、織ってきたご本人には“当然”のことなんだな、歩くときに右足と左足が交互に出るように、考えなくとも体が知っているということなんだなと、感じました。
そして、その事実を目の当たりにし、深く深く感動しました。
“長年続けることはこういんことなんですよ”と教えられたように思いました。

ご自身が織る布のように、すっきりとしたきりりとした美しい方でした。
貴重な出会いに感謝と感動を覚えた一日でした。

大先輩の糸紡ぎ

大先輩の糸紡ぎ