展示会のお知らせ

前回の更新から早1ヶ月強。
満開だった丹波の桜は、緑が爽やかな葉桜になり、山は新緑がモコモコと茂り田んぼに水が入って、夜になるとカエルが楽しげに鳴いています。
手こずった着尺が織り上がり、何とか展示会におさめることが出来ました。本日から始まる展示会は、大人になるまで育った街、伊丹市の工芸センターで開催されます。赤ちゃんの頃からずっと住んでいた地で作品が発表できるなんて、不思議な気持ちです。
保育園、小学校、高校と伊丹の学校で、大学も家から通い、卒業後も大阪の会社に実家から通っていました。伊丹に住んでいたころは、自分が丹波布を織って発表する人になるなんてまーーーーったく思っていませんでした。
不思議で、楽しくて、嬉しい気持ちです。

隣の美術館では「カエル君とガマガエル君」の展示会も開催されています。是非、お越しくださいませ!


workshops

ワークショップチラシ

ワークショップチラシ

 

この仕事を続ける中で、制作以外にも講師役などのお仕事が入ってくることがあります。
地元の柏原高校とは、二年ほど前から関わらせていただいていますが、この1年ほどご縁をいただいて関西国際大学の経済学部の学生さんと関わらせていただいています。事業の一環で丹波の企業や地域の方々と関わる中で、丹波布を知ってくださり、私の工房見学やワークショップを体験してくださいました。
それを学校に持ち帰り、オープンキャンパス等で自分たちの言葉で丹波布を紹介したり、丹波布の端切れでワークショップを開催したりというような活動を行われています。
そして、先日の2月23日はその集大成として一般の方向けにワークショップを行いました。丹波布のお話を少しした後、学生さんにサポートに入ってもらい、丹波布の小物づくり体験を行いました。また、入り口では学生さん企画の端切れを組み合わせて作る丹波布の栞作りも開催され、多くの方々でにぎわいました。

最初出会った頃は、お客さんのような顔をしていた学生さんですが、授業が進む中でだんだんと自主的に関わるようになり、ワークショップ当日はお子さんや参加者の方へ説明をしたり、手伝ったりと真摯に仕事を行い、それぞれの学生さんの成長が見れて嬉しい一日でした。
また、丹波布の工程を学ぶ中で“小さな布も無駄にしない”という気持ちが伝わり、提供した端切れも無駄の出ない切り方を工夫してくれていたことに、とても感動しました。

日々、制作に向き合っていますが次の世代の方の学びの場にいる幸せを感じた一日でした。

ワークショップ中

ワークショップ中


丹波布の洋服とアジアの布展

丹波布の服とアジアの布

丹波布の服とアジアの布

丹波古陶館さん主催の「工藝の神無月」展に出展する傍ら、丹波古陶館館長の奥様がプロデュースされた、「丹波布の洋服とアジアの布」展にも関わらせていただいています。
「丹波布の良さを感じてもらいながらもっと身近に使えないか」と、館長の奥様が思いを温めてくださり、やっと今回その思いが形になり色々な方に見ていただけることとなりました。
丹波布は私のものを使い、縫製はいつも私がお世話になっているchronicの直子ちゃんが担当してくれました。デザイン案を出し合い、丹波布に合わせるリネンの布選びと企画段階からとても楽しませていただきました。

今回発表させていただいた服は、Aラインのシャツ、ワンピース、バルーンスカート、プリーツの入った巻きスカート、モンペパンツ、ガウチョパンツの6種類です。価格設定も高くならないように、丹波布を有効に使うデザインになっています。
私もバルーンスカートを1着作ってもらい、展示会場で身に着けています。
丹波布がグッと身近に感じられる嬉しい企画です。是非、試着をしにいらしてください♪

一緒に展示されている、タイの布やブータンの布を使ったバッグや小物たちも素敵です!


工藝の神無月展

工藝の神無月展

工藝の神無月展

暑い夏が終わり、バタバタと過ごしている間にこのブログの更新をさぼっておりました。
10月7日(木)から10月10日(日)まで、丹波篠山市にある鳳凰会館にて開催されている、「工藝の神無月」展に出展しております。
知人の出展を見に行ったりと、今まではお客さんとして楽しませていただいていたこの展示会に参加することができて、とても嬉しい気持ちと「反物織らなあかん!」というプレッシャーのおかげで、猛暑と残暑の中、作品づくりに集中することができました。
着尺や帯といった反物の他、普段使いの小物たちも出品しております。ご都合が合えば、是非見にいらしてください。黒豆の枝豆も近くで販売されています(^^♪

また、陶器、硝子、ウィンザーチェア、漆の作品等6名の作家さんの作品が展示されています。見応えのある作品と、それぞれの作家さんとのお話も楽しく、会場はとても和やかな雰囲気です。
写真にはありませんが、児玉正和さんの綿と漆の乾漆の作品にはとても心を動かされました。

主催者である、丹波古陶館館長さんの奥様の企画展「丹波布の服とアジアの布」展もすぐ近くの会場で開催されています。私は二か所でウロウロしていますので、姿を見かけたらお声がけください!


残り糸で遊ぶ

ストールの経糸

ストールの経糸

AGERさんの展示会に向けて、ストールを作りました。
織りをすると、必ず経糸が余るのですがその残った経糸を並べた、いろんな色を楽しめるストールを作ることにしました。整経をしながら、中途半端に残っていた糸が経糸としてどんどん使われて、なくなっていくのが気持ちよく、すっきりした気分になります。

今回は経糸6色。緯糸に入れるつまみ糸の白色を合わせると約7色のストールになります。7色の帯締めは魔除けになるように、このストールも良くないものから身を守る存在になったら良いな~と思いながら織りました。
AGERさんには3本納品したので、後は横の色を変えて一本と布として数メートル織り上げる予定です。

で、下の画像はその残り糸が残ったもの。もっと中途半端に残った糸は緯糸として使ってしまいます♪

残り糸の残り糸

残り糸の残り糸


展示会のお知らせ

暖かい日が続いたり、いきなり寒くなったりと三寒四温の日が続いています。
注文の帯に取り掛かるつもりが、もうひと頑張りとストールを織り始め、昨日必要分のストールの糊おとしやらフリンジ作りといった仕上げ作業を終えることができました。
そのストールと共に反物やら小物やらにタグを付け、箱に詰めて納品作業を終えることができました。

送り先は、北海道の函館市。札幌から移転されたAGERさんの展示会への納品です。
今回で3回目の展示会です。ご都合が合いありましたら、是非お越しください!

展示会に向けてこの秋冬に織った新作の八寸帯3本の他、反物も数点並びます。

展示会DM

展示会DM

展示会DM

展示会DM


また会えるかな~

空の布Ⅱ

空の布Ⅱ

寒い日もありますが、梅の花が咲き始めて春が遠くの方からやってきていることを感じます。
3月の展示会に向けて超特急で制作を進めています。空をテーマにした布の二本目が織り上がり、陽気な古典柄も織り上がって、今は残り糸を合わせながら、空の布3本目の経糸の準備をしています。
忙しくも、ずんずん制作が進むことに楽しさを感じています。
工房では、ラジオや音楽をかけながらグッと集中して制作をしていますが、先日昨年三月に亡くなったココさんの気配を感じ、とても懐かしく寂しく、そして穏やかな気持ちになりました。

ココさんがいなくなってから、友人知人ご近所の高齢犬たちがポツポツと旅立って行き、重なる偶然に不思議な気持ちになります。
そして、犬だけではなく昨年夏と冬に仲良くしていた地元のおじさんが旅立って行きました。料理屋さんとパン屋さん。二人の面識はなかったと思いますが、私が丹波に来てから仲良くしてもらったお二人で、料理屋さんからは時折蕗味噌や山椒味噌などを小瓶に入れて分けてもらったり、パン屋さんとは色んなことを語り合いました。別れはいつかは来るのでしょうが、こんなに急に早く来んでもええのに、とついつい愚痴りたくなります。

R.I.Pなんてまだ言いたくないけど、安らかにお眠りください。そして、ありがとうございました。


向き合うと好きになってきた

お直し1

お直し1

お直し2

お直し2

年末にさぼってたせいで、二本連続でお直しをしています。
反物は織り上がると、目飛びがないか柄間違えがないか点検をします。柄間違いがあるとどうしようもできず、泣くしかないのですが、目飛びの場合はお直しができます。
毎回老眼鏡の上にハズキルーペをかけ、針片手にじーっと反物を見ていきます。目飛びが合ったら直さないといけない→お直しは面倒で苦手という思いがあり、この点検とお直しの作業は苦手でした。なので、いつも織り上がると、開放感をかみしめながら反物を横目に点検作業を後回しにしていました。

ただ、今回二本の反物をえいやっと連続でお直しをしたおかげで、この点検とお直しの工程が少し好きになりました。めんどくさいな、という思いを後ろに置いてじっくりお直しに向き合うと、苦手意識も薄れ楽しむ余裕も出てきました。丹波布を始めて15年経ち、やっと克服できた思いです。


遊びの時間

織り上がり直前

織り上がり直前

雪の降る朝です。昨日のテレビ放送を見てくださった方から、様々な暖かい反応をいただきました。ご覧いただいた皆様、ありがとうございました。
テレビに映る自分自身を見て、声や喋り方表情など「なるほど、私はこんな声でこんな喋り方してるんや」と第3者的に自身を見ることができて新鮮でした。そしてテレビを見た友人知人に言われましたが、自分はそのまんまのいつもの自分でした。番組制作の方々がとても良い方たちだったので、肩に力が入らず、そのまんまでいれたのだと思います。

さて、1週間ほど前に布が織り上がりました。ストール用の布だったのですが最後の数メートルは、小物に仕立てる布にしようとしっかり打ち込みながら織りました。
いつも織り上がりは同じなのですが、なるべく長く織るよう、糸が無駄にならないようギリギリまで織ります。そして最後の方は、中途半端に残っている緯糸の処理も兼ねて、模様を変えながら織ることが多く、自由に遊べる時間でもあります。ほんの10数㎝なのに、緯糸を変えながら模様を考えながら織るので、普通に織るより時間がかかります。
今回も最後の十数センチを楽しみながら織り上げました。


現在工芸フェアちんゆいそだてぐさ

丹波布のストール

丹波布のストール

あっという間に12月になり、やや呆然としています。
先々週の11月22日(日)と23日(月・祝)の二日間、奈良の大和郡山城址で開催された現代工芸フェア「ちんゆいそだてぐさ」に出店いたしました。
主人と横並びで子供二人を連れての家族での参加。子供たちは親の出店場の裏に張ったテントで、遊んだりお菓子を食べたり、喧嘩したり、木に囲まれた開放的な空間で、木登りしたり、追いかけっこしたり、喧嘩したりと親の仕事に二日間付き合ってくれました。

お天気にも恵まれ、お客様の反応もありがたく、うれしい二日間でした。
作品に目を留めてくださった方、出店場所に足を運んでくださった方、ありがとうございました。コロナ禍のご時世でなかなかお客様とお話できる機会が少なくなっている中で、直にお話をし反応を知ることができた貴重な機会でした。
この嬉しい気持ちをそのまんま大切に作品作りに連れていきたいと思います。

ありがとうございました!