進まないワケ
関西地方に大きな地震がありましたが、当該地方にお住まいの皆さまに心からお見舞い申し上げます。阪神淡路の大震災を経験して以来、少しでも揺れると、ドキドキしてしばらく落ち着きません。どなたにも何処ででも平穏な日々であって欲しいものです。
さて、サッカーのワールドカップが始まりました。小さな頃からサッカーやラグビーを父親の隣で観ていた影響と、学生時代のクラブの名残りもあり、スポーツ観戦、特にサッカーとラグビーを観るのが大好きです。今回は、試合が日本時間の9時から始まるので、子どもを寝かしつけて、細かい用事を終わらせた後にテレビの前に座れます。ビール片手に幸せな時間を過ごせるのですが、この時間は普通夜なべで工房にこもっています。一本織りあがった後、整経、ちきり巻きとトントンと進み、ただいま機上げ作業中ですが、急にスローダウンしています。しばらくは、日中に集中してお仕事をする事になりそうです。
糊つけ
梅雨の合間に糊つけをしました。紡いで染めた後の縦糸に、切れないように糊をつけます。材料は、小麦粉。水で溶いた後、熱々のお湯を一気に注ぎ入れて、油分も加えて糊にします。糸量に対しての目安はあるのですが、糊の濃度は毎回指先で確認します。天気や気温、湿度によってなんとなく調整します。この“なんとなく”が大切で、指先に集中し過ぎると、考え過ぎてしまいよく分からなくなるので、糊の濃度を指先で感じながら、斜め上を見上げて指先の感覚にお任せします。
出来上がった糊に糸を浸けて、ググッと中まで染み込ませ、カラッと乾かします。今回は、良いお天気だったので、パリッと乾いてくれました!その時々によって、自分自身の感覚で調整するこの工程は、料理に似ていて楽しい作業の一つです。
Time flies !!!
6月に入ったと思っていたら、あれよあれよと言う間に10日も過ぎていました。パーっと明るい雰囲気方に使っていただける予定の帯を織りながら、次の染色をしています。
冬が過ぎ春になり、夏の気配を少し感じ始めると、何故かメダカを飼いたくなります。実家では、長生きするメダカですが、私は今まで冬を越せたことがなく、何度もメダカに申し訳ない事をしていました。昨年は、謹慎期間でメダカの飼育を休止していたのですが、今年は5月くらいから飼い始めました。毎朝点呼をするのですが、元気に泳ぎ回っています。そして、先日は子メダカ達が泳いでいるのを見つけました!小動物を飼うのが上手な父の言葉を思い出し、急いで別の鉢に移し、無事に大きくなる事を願いながら、毎朝観察をしています。
メダカに癒される毎日の中、どんどん作っていきます^_^