習いゴト
以前からずっとやりたかった、着付けを習っています。忙しくなる春までに、なんとか覚えてしまいたいと、無理を言って2カ月間の中での、集中レッスンです。
最初は、背中に腕も回らず、また背中で何が起こっているかもわからず、先生の言われるままに紐を締めたり、帯を巻き付けたりしていましたが、少〜しづつ着付け方帯の結び方の手順が理解できてきました。しかし、綺麗に着付けるにはまだまだ練習が必要です。祖母や大叔母からのお下がりの着物を着て出かける日を楽しみに、練習します。
目標や動機付けがあると、楽しんで頑張れるのだな、と実感中です。
反省反省
織りながら染めた糸の色が落ち着いたので、織の準備に入っています。“二月は逃げる”という言葉のとおり、気が付くと二月も終盤。バタバタとした用事の間に整経をバタバタとしてしまい、数本糸の入れ忘れに気づき、糸を入れ直してちきり巻きをしました。
どのもの作りにも共通することかもしれませんが、それぞれの工程は次の工程に繋がっており、どこかをおろそかにすると、次の工程に影響が出ます。そのことを身を以て実感した一日でした。余計に時間もかかったし、反省反省です。
ただ、間違いや失敗に気づくと、修正ができることもこの織の良いところ。今日で修正ができたので、明日から超特急で織りにかかります!
勢いがつく
大雪の迫る週末ですが、今日は雪の合間に青空が見える変化の多い一日でした。着尺三連続の後の帯の織りにかかっていますが、気が抜けたのか予定よりスローペースになっています。
そんな中、次の作品のための染色を始めました。重い鍋を持ち上げたり、糸を洗ったり絞ったりと、体を思いっきり使う染色を始めたおかげで勢いがつき、織りも以前ペースに戻ってきました。私のヤル気スイッチが入った瞬間でした。
ヤマモモで染めた糸は、落ち着いた黄色に染まり上がりました。
その糸を今日糊付けしましたが、青空の少ない冬の丹波ではなかなか乾きません。
明日までに何とか乾いてほしいと願いながら、部屋にストーブが点く度に糸の引っ越しをしています。
生きる!
年明けから織り始めた着尺があがり、只今帯地の制作にかかっています。昨年末に着尺二本、年明けに一本と初めての着尺三連続織りを経験したおかげで、帯地がとても小さく感じられます。とても良い訓練になりました。これにホッとせずに、春に向けた作品つくりをゴンゴン進めていきたいと思います。
織りもしないといけませんが、糸紡ぎと染めも進めていかねばならず、こたつに入って美味しい地元のお酒を飲みながら、パソコンに向かっていてよいのだろうか?と少し前のめりな気持ちになっています。
昨年のクリスマス前から、我が家に仲間入りした猫のゴマですが、不慮のアクシデントで2週間入院していました。毎日会いに行っていたのですが、手術後の1週間は点滴のみで食欲もなく、立つのが精いっぱいの様子で、生き抜くチャンスも五分五分と言われていました。その後徐々に回復し、ご飯を自ら食べだしてからは、機嫌も良くなり、会いに行くと犬のように顔や手を舐め、喋り、感情表現をしてくれるようになりました。
生後4か月の体重1キロ台の小さな小さなゴマの生きる力を目の当たりにして、食べることの大切さや、前向き(そもそも動物は、自身の状態に悲観的になったりしないかも!と思いました)に生きることの力強さを実感しました。
まだまだ、治療の段階ですが日々元気になっていくゴマといると、こちらも「よしっ!」という気持ちになれます。ココさんと共に工房で共に過ごしていますが、機に上がった糸をガリガリしたり、糸車に飛びついたりしないよう、「工房マナー」を覚えて欲しいと切に願っています。