京阪百貨店出品中
ラグビーワールドカップがいよいよ終盤を迎えました。主人も私もラグビー好きで、自分の国の日本、主人の国のイングランド、主人のお父さんの出身国のウェールズ、オールブラックスも好き、と応援する国が多く、我が家ではワールドカップ開催してから、ラグビー漬けの日々を送っています。
娘たちもラグビーに詳しくなり、上の娘は好きな選手ができ(ハンサムな人が多い)、その人を応援し、下の娘も三歳ながら「スクラム」という言葉を覚えたりと、子供たちにも大きなインパクトを残しています。今週末はいよいよ決勝戦!ワクワクしてます。
製作のほうにもラグビーワールドカップの影響が若干出ていますが、ぼちぼちとコンスタントに織ったり紡いだり染めたりとしております。若干遅れ気味の次の帯の準備にかかるために経糸に糊を付けました。午後から糊付けをしたため、干す場所はいつもの南側ではなく、西日の当たる西側のデッキ。良い天気だったので、夕方にはパリッと乾くかなと思っていたら、夕方になっても中の方はしっとりとしていました。秋の太陽と夏の太陽の違いを実感しました。結局糸は部屋に移動して、ストーブの力を借りています。
さて、大阪守口にある京阪百貨店さんで作品をご紹介いただいております。和の文化を二十四節気を通じて提案しているイベント「暮らしのこみち」の中で、取り扱っていただいております。私の作品のほか丹波の古道具屋さん「ツバクラ」さんの籠など、丹波のものを紹介されています。売り場のディスプレイも素敵です。機会があれば、是非お立ち寄りくださいませ。
京阪百貨店 守口店 くらしのこみち 一周年記念 「丹波の暮らしと古道具展」10/24〜10/30
http://picpanzee.com/kurashinokomichi_official
mottainai
モノカラーの織りの二本目に挑戦中です。昨年度は、以前に織った布のリピートや決まった柄を織ることが多く、リピートとは柄や色だけでなく、その布の持つ“雰囲気”も再現することなんだな、ということに気付いたり、深く考えるチャンスをもらえました。その、ちょっとマジメな感じでに取り組んできた反動があるのか、今、自分自身でテーマを決め、自由に自身も感性もパーっと開放して製作している事がとても楽しく、体や気持ちをグッと伸ばしている気分になります。
モノカラー第2弾で、緯糸を染めるのにヤシャブシの実を使いました。こぶな草のような葉とは違い、木の皮や実は何度も煮出して染液を取ることができます。今回使ったヤシャブシの実も5,6回煮出した後のものを使いました。煮出しては、まだいけるからと乾かして保存し、またそれを繰り返したものを使いました。今回取った染液は薄くはなっていましたが、また次に色を出してくれそうだったので、薄く染めるときのために、乾かして保存しようと思います。
捨てるのはまだもったいない、と何度も煮出し、乾かし、また煮出しと、使わせてもらっています。
monocolor
暑い日が続きましたが、空や空気が秋を感じさせてくれます。工房では、織に精を出しております。順調にサクサクと進んでいるので、もう一本織れそうな気がして、タンスから残り糸を引っ張り出してきて、休憩の時間に糸を並べ、デザインに頭を悩ませております。今織っている布も、次に織ろうとしている布も、糸味をテーマに色は極力抑え単色に近い形で、でも草木で染める面白さを表現したいと思っています。
そう思って周囲を見回すと、濃淡はあるものの単色の多いこと。単色といっても全く同じ色ではなくそれぞれが違う色で濃さや色味が違う。栗も葉っぱもそしてココさんも!栗も一つ一つ違う色だし、葉っぱも場所によって微妙に色が違う。ココさんも表の毛と中の毛の色も違うし、生えている場所によっても違う。だから自然界のものは、写真に撮ってもベターっとした印象では映らないんだと、納得しました。
次は色とりどりのグレーを並べた布を織ってみたいと思っています。