じっくりゆっくり

灰汁精錬のえ

灰汁精錬の糸

12月です。師走です!12ヶ月の中の一つの月なのに、12という数字や「師走」という言葉を聞くと、なんだか気忙しくなってしまいます。織りの方は、予定よりずれ込んでいますが良いペースで進んでいます。焦らず糸と向き合い、気持ちを入れて進めていきたいです。

年内のもう一つの目標は、灰汁精錬した糸を染める事でした。何回も染め重ねる中で、ゆっくりと色素を糸に落ち着かせてくれ、澄んだ色を出してくれます。今回は、びわの枝葉で染めていきます。第一回目の染めが終わり、じっくりバケツの中で放冷中です。この後、糸を乾かし、空気に当ててしばらく置き、また同じ工程を繰り返します。

染め上がりは、まだ数ヶ月先。それまでは、色の変化を楽しみながら染め重ねていきたいと思います。


もうひとっ走り

秋です

秋です

移動の多い日々が終わり、週末に糊つけした糸も秋晴れの下パリッと乾いてくれ、今月中に織り上げたい帯の制作に取り掛かろうとしていた矢先に、下のムスメが発熱してしまい、やっと見つかったこども園も今日はお休みして、家にいます。こうなったら、仕事の優先順位はグンと下がり、圧倒的優先順位にひれ伏しています。
寝てくれないかな、と期待しておりますがなんだか元気で、鼻歌交じりに家の中をウロウロしております。

さて、秋が深まってきました。庭の柿も熟して終わりに近づき、ミカンの初収穫も終え、山々は黄色や赤に染まっています。今年もあと一か月半ほどになりました。帯とあともう一本、そして灰汁精錬の糸での重ね初めを目標に、きりっと気持ちを引き締めて、もうひとっ走りしたいと思います。

伊勢丹新宿本館での催事「美シキ日ヨウ品展」は、明日火曜日までです。是非お立ち寄りくださいませ。


あっという間

美シキ日ヨウ品展 by nice thngs

美シキ日ヨウ品展 by nice thngs

少し前まで、とても暑い日が続いていたのに今はその時が嘘のように、気温がグッと下がってきています。そして、つい最近イギリスから帰ってきたと思っていたら、いつの間にか11月に突入。9月や10月はいったいどこに行ってしまったのだろう?と記憶を辿ってみたりしています。
先日は上のムスメの誕生日でした。家族になってから一緒に祝うのは7回目。こちらもあっという間だな~としみじみしてしまいます。その時その時は、バタバタしながらも濃密な時を過ごしているのですが、振り返ってみるとあっという間だな、と思うことが多く、だからこそ一瞬一瞬を大切にしたいなと改めて思います。

さて、明日から新宿伊勢丹で「美シキ日ヨウ品展」が開催されます。初日の明日、在廊いたします。ヤシャブシを染料にしたグレーを染め上げて、すっきりした気分で売り場に立ちたいと思います。
主人の作品もあります。是非是非お立ち寄りくださいませ。伊勢丹新宿本館5階 センターパーク/ザ・ステージ#5にてお待ちしております!


幸せの夕方

夏の夕方

夏の夕方

びっくりするくらいの暑い日が、まだまだ続いている今年の夏です。やっと7月が終わるなという気持ちになるくらい、夏が長く感じられます。ムスメの学校のプールもとうとう中止になりました。今年は特別気温が高いのですが、四季の中では一番好きな季節です。そんな中でも一番好きな時間が夕方です。

主人とコドモ達がお風呂に入っている間、夕食の準備の合間にビール片手にデッキに出て、どんどん変わっていく空を静かに眺める時間が、大好きです。今日はムスメ達と実家を訪れ、自転車で買い物に行き、馴染んだ景色を眺めながら、冷えたビールをカゴに入れ、鼻歌交じりに自転車をこぐという、こちらも幸せな夕方を過ごしました。

制作の方は、締め切りに間に合わせるべくせっせと帯を織っています。暑い日に染色に取り組めた事に達成感を感じる夏です。

夏の染色

夏の染色


どっちを向いてもありがたい

阪急うめだ本店で開催されていた、ぬぬパナ展がこの月曜日に無事終了いたしました。会場にお越しいただいた皆様、作品を見ていただいた皆様、ありがとうございました。
私は、4月15日の日曜日に会場にいたのですが、綿、絹、苧麻、芭蕉、和紙などを素材にした気持ちの良い美しい布たち、素敵な作り手さん達と、一年ぶりに再会でき、良い刺激をもらい、貴重な勉強もでき、楽しい気分にもなるという、贅沢な時間を過ごすことができました。
毎回この展示会に参加して思うのは、作り手の方々や着物の達人はじめこの展示会に関わる方々、訪れる方々のみなさんがお話していて、とても気持ちの良い方ばかりだという事です。これもちゅうさんの影響なんだなと、つくづく思います。
チビどもがいるので、たった一日の在廊で、ディスプレイや撤収作業などほかの方々に頼らないといけない状況でしたが、そこをさらっと請け負ってくださる皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、今日は三田阪急での展示会の搬入でした。旦那が展示会で遠くにいるため、ムスメ達を実家に預けての搬入でした。
学校に上のムスメを迎えに行き、丹波から実家のある伊丹へ行きムスメ達をお願いして三田へ搬入後、伊丹へ戻りムスメ達を乗せて丹波へ帰るという、移動の多い日でした。
この三田阪急でのイベント「丹波篠山の手仕事展」は、明日水曜日から来週の火曜日まで開催されています。焼き物、木工、漆、布と5名の作家の日々の生活を楽しく彩るモノたちが作品が並びます。ioriさんのディスプレイも素敵です。是非是非お立ち寄りくださいませ。

搬入後、お腹を空かせて実家に戻って食べた晩御飯がとても美味しかったです。やっぱり母の味は最高でした。
いつも笑顔でムスメ達を預かってくれる両親、移動の多い親たちに付き合ってくれるムスメ達にも感謝してます。みなさま、いつもありがとうございます!

好きな色

好きな色

そして、きれいな色を見せてくれる植物たちにも感謝!明日はこぶな草に感謝する日になりそうです。

 


春です!

春です!

春です!

今日は、寒くて冷たい風がびゅんびゅん吹いていますが、ここ最近はぽかぽか陽気でとても過ごしやすい日が続いていました。気が付いたら、庭の梅が満開で春の訪れをしっかり実感しています。
暖かくなると、体も動きだし前々からやろうと思っていた染色に数日前から取り掛かりました。頼まれ染めの糸も合わせたら総量約2キロ。大なべで煮出して糸を浸し、絞ってさばいて植物の色をしっかりしっかり糸にうつすこの作業が、鼻歌が出てしまうくらい楽しくて、やっぱり染色好きやな~と再確認しています。明日は最後の染め上げ。糸の量が多い分、綛の数も多いので洗いが大変なので暖かい陽気の中で糸がバシャバシャ洗えるよう、良い天気を願っています。

今回の染料は栗。和綿二種類とインド綿で紡いだ糸を染めます。和綿の一つは丹波産。栗も丹波産。丹波の栗で丹波の綿を染めるという、丹波だらけの染色です。それぞれの染め上がりが楽しみです。

tamba×tamba

tamba×tamba


喜びと反省と解放感と焦りとやる気

My soulmate

My soulmate

夏休みが終わりました!  終わってみれば、あっという間だったなあとしみじみしていますが、やっぱり嬉しい。ムスメとたっぷり過ごせて楽しかった思いと、ガミガミ言い過ぎてしまった事への反省もあるのですが、それに増して日常に戻れてホッとしています。

ムスメを学校に送り出した後の大きな解放感の中で、さあ作業を進めるぞ!とヤル気がむくむく湧いてくると同時に、夏が終わり9月に入ってしまった今、やるべき事がドーンと目の前に立ちはだかり、焦っています。

ただ、下のムスメが寝ている間に、工房でココさんと過ごす時間はとても穏やかで嬉しく、焦って浮き足立ちそうな心を静めてくれます。

そんな中、8月の末からじっくりと染め上げた糸を糊つけして、整経を始めたところ、糸が足りなくなりました。糸が太いのが分かっていたのに、何故確認しなかったのか、解放感と焦りの中で多分大丈夫!と見切り発車した事を反省しています。急いで糊をつけた糸で、丁寧に丁寧にと自分に言い聞かせながら、明日整経します。


私も挑戦

藍の華と糸

藍の華と糸

小1ムスメの挑戦は、見事終了し織り上がった布で巾着を作り、主人の誕生日にあげるというところまで、やり遂げました。
我がムスメながら、頑張りに感心したのと普段は飽きっぽくて落ち着きのない所しか目につきませんが、なかなかやるなと見直しました。

そして私のこの夏の挑戦は、いかに根気よくムスメと付き合うかということに加え、「藍を建てて染める」です。
教室に通う生徒さんの希望かがきっかけでしたが、久々の藍建は記憶と感覚を掘り起こしての楽しい作業でした。毎日二回かきまぜ、様子をじっと観察し、状態を予想して糸を染めます。
温度を上げ下げして染める草木染めは、染液がぐつぐついう音を聞き、蒸気や熱にまみれながら行いますが、藍染めは静かに糸を藍液につけ、糸の様子を見ながら静かに絞って空気にさらすという、静かな作業です。草木染の「動」に対して「静」の染めだな~と思いながら作業をしました。
液につけた糸が茶色っぽくなりそして緑になり、空気に触れて青に変わっていく様は、不思議で神秘的でした。この藍の糸染めは、この夏まだまだ続きます。

プロの紺屋さんの仕事の足元にも及びませんが、できれば毎年続けていきたいと思っています。


gray gray gray

日本海

日本海

少し疲れ気味の家族たちのリフレッシュを言い訳に、日本海に行って来ました。梅雨空の合間に青空が見えて、夏の前の澄んだ海で思いっきり遊ぶ事が出来ました。

最近家では、ヤシャブシでグレーを染め続けています。ヤシャブシで染めたグレーは、青味がありとても好きなのですが、濃淡の具合が難しく、「ちょうど良い感じ」で媒染や染色を止める見極めが難しく、終始糸とにらめっこしていました。

梅雨空の日本海は、青とグレーの濃淡が入り混じり、とても幻想的で静かな表情を見せてくれました。ついついグレーに反応してしまう自分に気付きながら、家に戻ると変な姿勢で寝ているゴマのグレーの濃淡も綺麗だなと思わす見とれてしまいました。

ゴマもグレーでした

ゴマもグレーでした


勢いがつく

ヤマモモで染めています

ヤマモモで染めています

大雪の迫る週末ですが、今日は雪の合間に青空が見える変化の多い一日でした。着尺三連続の後の帯の織りにかかっていますが、気が抜けたのか予定よりスローペースになっています。
そんな中、次の作品のための染色を始めました。重い鍋を持ち上げたり、糸を洗ったり絞ったりと、体を思いっきり使う染色を始めたおかげで勢いがつき、織りも以前ペースに戻ってきました。私のヤル気スイッチが入った瞬間でした。
ヤマモモで染めた糸は、落ち着いた黄色に染まり上がりました。

その糸を今日糊付けしましたが、青空の少ない冬の丹波ではなかなか乾きません。
明日までに何とか乾いてほしいと願いながら、部屋にストーブが点く度に糸の引っ越しをしています。