midsummer

滝に行きました

滝に行きました

ジメジメした長い梅雨が明けたと思ったら、いきなり太陽が照り付ける真夏日が続いています。今年は梅雨が長く、空気も土も水分をたっぷり含んでいるせいか、いつもの夏に増して湿度が高いように思えます。
今までクーラーのなかった我が家にもとうとうエアコンを設置しました。小さなころからクーラーの冷気が苦手で、私には必要ないと思っていましたがここ数年の暑さで、これはひょっとしたらクーラーがある方が身体に良いのかも?と思いはじめ、良い睡眠が必要だ!ということで先ずは家族全員が寝ている寝室に設置しました。クーラーの温度をやたらと下げたがるイギリス人の夫と、“クーラールール”を取り決め、今のところ快適に使っています。
ただ個人的には、じとっと汗ばみながら扇風機がかきまぜるぬくい空気に時々あたりながら、ゴロゴロと布団の冷たいところを探して寝るというのが、やっぱり好きだな、思っています。

いきなり夏本番で、あっという間に八月に入ったような印象の今年の夏ですが、休みになると海や川に出掛けて楽しんでいます。家から車で15分くらいのところに、滝つぼがあり川遊びや滝つぼで泳げる穴場があります。先日は友人家族とそこでゆっくり過ごしてきました。マイナスイオンたっぷりのとても気持ちの良い場所です。
こんな夏らしい日々を過ごしていますが、工房は室温がそんなに上がらず特に午前中は快適です。午後になると外気の影響を受けて室温が上がりますが、じわっと汗をかきながら機を織るのも悪くなく、今のところ夏を楽しめています。
今織っているのは、男帯。海にキャンプに行ったときに見た夕焼け空が印象的でそこからインスピレーションをもらいました。ただ、暑い夏日の午後にはやや暑苦しい色だな、と思いながらトントンと織り進んでいます。

角帯

角帯


反省の時間

点検とお直し

点検とお直し

ぐずぐずした天気が続く4連休です。キャンプに行く予定でしたが、キャンセルをして子供たちと実家に遊びに行ってました。両親の住む私の実家は丹波よりも都会で人が多く、コロナウィルスの感染拡大を避けるため、公園で遊んだり実家でのんびりしたりして過ごしました。

子どもたちがジージやバーバと遊んでいる間に、私は織り上がった帯地の点検とお直しをしました。クーラーの効く快適な部屋で集中して作業ができたのですが、ハズキルーペをかけて見る織りたての布は、打ち込み、目飛び、腰掛(経糸がゆるくぼこっと出てしまう箇所)等“あかんとこ”をはっきりと見せてくれ、反省反省反省の時間となります。
この点検とお直しの作業は、最も苦手な工程ですが避けては通れない大切な最後の仕上げ部分になります。何回やっても好きになれない作業ですが、反省を次に生かすぞっと自分を鼓舞しながらなんとかやり終えました。
そして、このちょっと落ちた気分を過去のものにするために、次の縞に思いを馳せています。


授業

雨が続き、新型コロナウィルスの感染も広がり、なかなかすっきりとしない日が続いています。豪雨の被害にあった方たちは、更に大きな心配や不安を抱えているんだと想像すると、何とも言えない気持ちになります。明るい光が差しますように、と強く強く願います。

先日、高校に授業に行ってきました。地元の高校生が地域の魅力や課題に目を向け調査し、まとめて最終的にプレゼンテーションを行うという、1年かけたプロジェクトの中一環で、まずは色んな分野の地域の大人から話を聞こうというプロジェクトのスタート地点を担う講師役の一人として、授業を受け持ちました。
お互いに少し緊張気味に始まった授業は、時間が進むにつれ色んな質問が出て、それに大人の私が自分の中の知識や経験を総動員して答えるという展開になりました。将来に向かう楽しさを感じられるような、キラキラしたエネルギーと対峙し、良い時間が過ごせました。そして、授業で高校生に話しながら新たな発見をしたりと、自分にとっても身になる時間でした。
じわっと変な汗をかきつつ行った授業の内容は反省点だらけですが、楽しく新しい経験をすることができました。

一方工房では、締め切りの迫った注文品を織っています。耳のきれいさや目飛びゼロの織りを目指し、ハードルを上げながら、焦り気味に作業をしています。

緯糸巻き

緯糸巻き


ペースが戻る

緊急事態宣言が解除され、ムスメ達の学校やこども園も再開されました。
休み中は、ほぼ2か月家族そろって過ごしましたが、大変だったというよりとても楽しかったです。いろんなものを作ったり、朝晩家族そろって散歩をしたり、子供たちは家の前の用水路の魚たちや、庭に来る虫たちといった身近な自然と戯れ、そして解除後はキャンプにも出かけたりと、それぞれが一緒に過ごしながら自由な時間を満喫できました。暇を持て余したり、多少のいざこざは少しありましたが、ゆったりとした、良き時間だったと思います。家族との時間を楽しめた2か月余りでした。

学校再開時は、朝起きれるのか今までのペースに戻れるのかと心配でしたが、早起きして犬のマンゴーと毎朝散歩を楽しんでいます。自粛中はゆったりとした時間を過ごし、これでもいいかもと思い始めていましたが、今週に入り出展予定のイベントのzoom会議や、織りの先輩との会話、来年から始まる事業をコーディネートされている方の訪問など、立て続けに良い刺激があり、「のんびりでもいいかも」とか思い始めていた私に「のんびりなんてまだ先、もっと学ばねば!」と言ってやりたい気持ちになっています。
家族との時間を大切にしながら、多くの良い刺激をもらい、吸収し自分のものとし、またアウトプットするぞっ!と気持ちを新たにしております。

制作の方は、ご注文いただいた生成りの布を作っています。今まで柄のある布を織っていたので、とても新鮮で、おかしな表現ですが、より「布」を織っているという感覚にさせてくれます。織っているときは何にも足されない、棉の色そのままの生成りの色をずっと見ているので、やさしく清々しい気分になります。とても楽しんで制作させていただいてます。

生成りの布

生成りの布


寝落ち問題

雪の日の散歩

雪の日の散歩

今年の冬は暖かいと油断していたら、この2,3日でぐっと冷え込みとうとう雪が降りました。子供たちは大喜びで雪を拾っては丸めてみたり、投げてみたり、ぶつけてみたりと思いっきり楽しんでいます。
雪が降ると、外の音も静かになり、景色が白に埋め尽くされいつもと違う幻想的な雰囲気になります。そんな雪景色は好きなのですが、寒い!とにかく冷える!寒さで気持ちが萎えそうになる自分の気持ちをグイっと引き上げて、春を待つのが丹波の冬だと、この寒さで思い出しました。

仕事の方は、今週末から始まる地元での展示会(2月16日~18日まで。丹波市柏原町の丹波新聞社ビル1階)と、20日から始まる東京での見本市ROOM40sに向けて、寒がっている暇もないほどやること盛りだくさんなのですが、それをこなす時間の確保に頭を悩ませています。
それが、寝落ち問題。こどもたちの寝かしつけに毎晩布団に入って本を読むのですが、二人がスヤスヤと眠り始めたのとほぼ同時に私もスヤスヤと寝てしまうのです。その後ハッと目が覚めて一旦布団から出るのですが、ボーっとして使い物にならず、すごすごと布団に戻るか、夜中に目が冴えてきて工房に向かうという日々を過ごしています。寝落ち→起きる→深夜の仕事の夜なべパターンは寝不足になるし、良くないと思い寝落ち→そのまま寝る→早朝起きて仕事の早起きパターンにも挑戦しましたが、この最近の寒さで布団から出られず、早起きパターンも成功していません。
周りの母ちゃん友達に聞いてもこの寝落ち問題はどこの家にもあるようで、こどもたちが自分で寝るまでは、この夜なべパターン、早起きパターン、すごすご布団に戻るの三つをウロウロするのだろうな、と覚悟しております。

 


Under challenge !

砧(きぬた)

砧(きぬた)

緯糸に大麻糸を使用した布が織り上がりました。機からおろした布は、木綿の布と比べてシャキッとして素朴で力強い布になりました。今度はその布を砧で打って、仕上げる予定です。
写真の様な道具、砧を使い硬い石の上に布を置いてたたき柔らかく、素材の持つ風合いを引き出すよう仕上げます。かつては、“打つ”を“つく”と呼んでいたようです。昔はどの家庭でも洗濯の仕上げとして行われていたようです。また、麻や木綿、そして絹の産地でも行われていたとのこと。もちろん今も砧打ちで仕上げているところはあるようです。
前々から興味があった砧打ち、初めて竹で染めて経糸にし、大麻糸で初めて織った初めて尽くしの布で、初めての砧打ちに挑戦しようと思います。新しいことへの挑戦、めちゃくちゃ楽しみです!


nice to meet you !

hempさん

hempさん

2020年になりました。暖かい穏やかなお正月で、ぼんやりしている間に年が明けた気分です。年越しとお正月は実家で過ごし、犬の散歩をしたり、本を読んだり、初詣に行ったり、間にビールを飲んだりとのんびり過ごしました。丹波に帰り、そろそろ仕事にかかりたいなーと思い始めるのと、こどもがエネルギーを持て余し始めるギリギリのタイミングで、こども園や学校が始まろうとしているので、ホッとしています。

制作の方ですが、昨年からの持越しになってしまいました。今回は、少し丹波布から離れて“素材”にスポットを当て、今までとても興味のあった大麻の糸を緯糸に織り込んでいます。初めて触る素材は、興味深く、今までの羊毛や綿との付き合いの中から学んだ事を生かしながら、新しい触感を楽しみ、糸の持つ性格をじっくり観察しながら、織り進んでいます。まさに、糸に対して「初めまして」と深々とお辞儀をしながら握手をしている気持ちです。
綿に比べると伸縮性がなく、真っすぐな糸はごまかしがきかず扱いも慎重になります。布になった部分はパリッと真っすぐで、織り上がり後の仕上げや経年でどんな変化が起こるのか、ワクワクさせてくれます。
何はともあれ、初めての素材。より謙虚にじっくりと向き合いたいと思います。

HAPPY  NEW YEAR!2020!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様にとって幸多き一年になりますように。


so efficient !

christamasd ay

Christmas day

クリスマスが無事に終わりました。毎年のように七面鳥を丸焼きにして、親しくしているお友達家族とワイワイ言いながら食べました。子供たちもそれぞれ毎年大きくなり(当たり前ですが…)、そんな子供たちの成長を見るのも楽しく、下は3歳から上は13歳の子供たちが、楽し気に遊んでいるのを見ながら、大人たちはひたすら飲み食いしていました。

クリスマス中も制作は続くのですが、今回念願の”ちきり巻き柱”を主人が工房に設置してくれて、一気に作業効率が上がりました。染色は工房隣の染色場、その他の作業は工房でできていたのですが、しっかりとした柱が必要なちきり巻きだけは工房でできず、キッチンのカウンターの足に括り付けて行っていました。
ちきり巻きには、縦3メートルほどのスペースもいるので、ソファやらテーブルを動かさないとできないという、少々めんどくささを感じる作業だったのですが、工房と染色場の間に取り外し可能な柱を主人が取り付けてくれたおかげで、道具の移動もなく、家具を動かしたり戻したりする必要もなくなり、とてもスムーズに作業に取り掛かれるようになりました。
作業の場を移すだけで、こんなに楽になるんだ!と自分でも驚いています。ひとつ身が軽くなった気分を味わっています。

工房でちきり巻き

工房でちきり巻き


灰汁

開きました!

開きました!

急に寒くなってきました。下ムスメのこども園でもインフルエンザが流行り始めているらしく、先日「手洗いうがいをしましょう」という手紙をもらってきていました。それを読んで、「今年は早いな~」とのんびり構えていたら、今日なんとこども園から「お熱が出ているのでお迎えお願いします。」との電話が入りました。
病院では、インフルエンザの反応は出なかったのですが、「明日また来てください。」とのことで、明日再び検査を受けに行く予定です。これで、みっちり詰まっていた今週の予定はゴロっと変わりそうです。調整のしようのないこの状況に、色々諦めて受け入れるしかないな、と覚悟を決めています。

制作の方は年内に終わらせたい数々の目標の一つ、着尺の織りにかかっています。綜絖や筬に通した後織り初める前に、踏み木をエイっと踏んで通し間違えがないか確認するのですが、パカッときれいに開いてくれてほっとしています。
年内に終わらせたい目標の一つの染色をしながら、織り上げていきたいと思います。今回かかり始めている染色では、灰汁を使用します。寒くなり家の薪ストーブから出る灰で灰汁を取り、糸を精練します。木灰の灰汁で精練された糸は、糸を洗う役目と共に先媒染の役割も持ちます。何度か染め重ねが必要ですが、澄んだ色に染まってくれます。ただ、今回は初めて使う染料で、どうやら白く染まるらしく、糸がどう反応するかとても楽しみです。
おそらく看病しながらになりそうですが、明日から染めたり織ったりしていきたいと思います。


it’s autumn !

仮筬通し

仮筬通し

ついこの間まで暑かったのに、すっかり秋が深まってきたように感じる日が続いています。朝晩の冷え込みがすごくて、朝と夕方は車のヒーターをつけているのに、昼間はお日さまの力が強く、車のクーラーを入れています。
ラグビーのワールドカップも終わり(我が家にとっては少々残念な結果でしたが、、、)、面白かった!という満足感とテレビ観戦から解き放たれて、自由な気分です。制作の方は待ったなしで、次の一本にかかっています。写真は仮筬(かりおさ)通しといわれるもの。整経が終わった経糸を縞の順番通りに、一旦筬に通します。ここで縞の確認ができて、整経に間違いがないかを確かめられます。そして、次のちきり巻きの時に、実際に通す幅のまま糸を巻くことができます。
ちきり巻きのための作業ですが、縞の確認ができて間違っていたらここで修正できるので、目立たないけど大切な作業工程だといえます。
しかし、‟仮”という字がつくだけあって、ちきり巻きが終わり機に上げ作業の時に、ぜーんぶ糸を抜いてしまうのです。そして綜絖(そうこう)に糸を通した後、本筬といって再び糸を通して、織り始めます。抜くのを前提で筬を通す仮筬をするたびに「禅のようだ~」と思ってしまいます。
今日は本筬まで進みました。夜中に緯糸を巻けたらいよいよ織り始めます。この一本が終わるころには、紅葉で山の色も変わっているのかな、と思いながら今夜も寝落ちに打ち勝って工房に向かいたいと思っています。

秋の夕焼け

秋の夕焼け