出展のお知らせ

染めています

染めています

栗の皮を使って、三色に染め分けています。納期が決まった作品であり、製作の予定上、今日が染め上がりの日でした。染め上がりの今日は、日曜日。ムスメと遊ぶ日です。寝るのが大好きで、いつまでも寝続けるムスメをちらちら見ながら、朝方染めの仕上げをしました。
日中は、たっぷりと遊び夜ムスメが寝てから、大量の糸をすすぎ、今部屋に干された糸を見ながら、一息ついています。

染色は工程の中でも好きな作業で、多少糸の量が多くても、よしっと頑張れるのですが、糸の量が多いと最後の洗いにとても手間取ります。今回は、2時間近く糸を洗う羽目になりました。
バタバタ平和に11月一週目の週末が終わりましたが、来週は堺の大仙公園で行われる、「灯しびとの集い」に出展いたします。昨年に引き続き二回目です。これで良いのだろうか?まだまだできることがあるのではないか?と迷いもありますが、えいやっと素敵な出展者の方に交じって勉強をしてきます。

様々なジャンルの作品、音楽、トークイベントも楽しみです。11月12日(土)、13日(日)と是非、堺市にお越しくださいませ。

tomoshibito.org/
ja-jp.facebook.com/tomoshibito/


夏に過ごす場所

日本海

日本海

琵琶の染色と糊が終わり、軽糸巻きにかかっています。そして、地元のギャラリー “jiZAi” の立ち上げにもかわらせていただき、バタバタと前向きな日が続いています。

バタバタしながらも、今年はせっせと日本海に通っています。小さな頃から毎夏通い、潜って魚や貝を採っていた海で、ムスメと思いっきり遊べる幸せに浸っています。海の中の景色も綺麗ですが、夕暮れ時の刻一刻と変わっていく空の美しさに毎回感動しています。秋の気配をほんの少し感じられるようになりましたが、 もうしばらく夏の海を楽しみたいなと思っています。

 


激励の一言

colors!

colors!

夏らしい日差しのもと、満開のヒマワリたちが、グングンと空に向かって首を伸ばしているようです。週末は、地元の大好きなお祭りが2つ重なり、昼間と夕暮れ時にそれぞれのお祭りを楽しんできました。

お祭りとお祭りの間に機に向かいましたが、なんとなくフワフワした気持ちの私を見抜いたようで、機部屋で遊んでいたムスメに「織らないと、売れないよ〜」と一言言われてしまいました。おかげさまで、明日織り上がります。ムスメ、ありがとう!

この状態で諭されました

この状態で諭されました


初対面

キハダさん

キハダさん

ただいま染色中です。今回は、いただいた檗(キハダ)で染めています。初めて使う染料なので、染まり方や色を観察しながら、染色しています。染料によって、色の入り方が違うので、特徴をつかめるよう、ジーッと見つめながらの作業になります。楽しみだけど少し緊張感も含む、初対面の人と話すような感覚です。初めて出会うキハダさんは、今のところゆっくりと、優しい雰囲気で糸に色を与えてくれています。


Green and grey

イギリスの空

イギリスの空

イギリスに居ます。今年は暖冬で、気が抜けるくらい暖かいのですが、空は期待通りの曇り空で、緑色と灰色が空と地面いっぱいに広がっています。メリハリがないというか、境がぼんやりしたソフトな風景やラインを楽しんでいます。


ヌノコトコラム vol.2

若葉のグリーン

若葉の色

夕暮れ時

夕暮れ時

「ギャラリー石田」さんでの展示会が、無事終わりました。ギャラリーまで足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。
文京区駒込「za gallery」の展示会は、28日(火)までです。

展示会準備や制作にワタワタしながら、ヌノコトさんのコラム「1本の糸の旅」第2弾の原稿を何とか書き終え、公開されました。今回は、糸になってから染色に入るまでの工程や染料について書いています。色んな読み物が載っていますので、是非のぞいてみてください。nunocotoで検索していただくと、見つかります。

昨夜は、ワインを抱えてきた岡山時代の友人と過ごし、今日はワインの残る体とぼーっとした頭で、近くの山まで散歩に行きました。紅葉の若葉のグリーンがとても綺麗でした。二日酔い気味の重い体を引きずる大人達を尻目に、ムスメ一人が元気でした。お酒の飲めない体を羨ましく思った一日でした。

 


自然の光

外オフィス

外オフィス

今日は久々にお日様が顔を出し、ポカポカした陽気になりました。使わなくなったダイニングテーブルの置き場に困り、工房のデッキに出すとなんとなく収まり、外オフィスが出来あがりました。
自然光の下で糸を見ると、そのものの色が見えます。同じ色目でも染めた時が違えば、微妙に色が違います。電灯の下では、見え方が違ってくるので、毎回窓辺に糸を持って行って、色を確認していました。
外オフィスが出来たおかげで、机の上に糸を並べ自然光の下で色を確認し、縞をたてることができます。外にテーブルと椅子を出しただけですが、便利な空間が出来あがりました。外にいることが気持ちの良い季節がやってきたので、ここで過ごすことが、増えそうです。


紅葉

秋の終わりの色

犬と紅葉

ココと秋色

秋の終わりに、最後の紅葉を楽しもうともみじの有名なお寺に出かけました。境内のもみじは全て散ってしまい、緑の地面の上に赤い模様をつけていました。
お寺の入り口に一本だけ葉をつけているもみじを発見。黄色からオレンジ、そして赤へと色を変えていく様が一本の木で見ることができます。

年明けから織りたいと思っている布の色が、ちょうどこの木の葉の感じで、そして依頼されている染色の色がちょうど緑に乗るもみじの赤に近い色です。依頼されている染めは、私にとってはハードルの高いものですが、どんな赤が表現できるのか、楽しみです。何かと課題をくれ、80歳半ばを過ぎてもなお前進しているとってもダンディな依頼主に喜んでもらえるよう、知恵を絞ります。


秋の色

 

秋の色

秋の色

ここ丹波地方は、秋がすっかり深まり葉っぱも黄色や赤色に色づいています。すこーんと晴れた青空を背景に見るこの景色は、思わず声が出てしまう程美しくて、感動的です。
深くて暖かくて、明るい色。たくさんの表現の仕方があるけど、昔の人は、赤系の色だと、朱色、茜色、紅葉色、黄丹、柿色、赤朽葉など、そして黄色系の色では、山吹色、朽葉色、黄朽葉、黄金色など、自然界に存在するたくさんの色を、たくさんの詩的な言葉で呼んでいました。花や葉の色、または染料の色から由来することが多いようです。
色の名前を追うと、電気のない中季節ごとに変わる太陽の光の下で色を見、愛でたのだなということが感じられます。

今週からいよいよ染色が始まります。昔の人が色を愛で、名付けたように味わい深く愛しい色がでますように!!!

 


自然の力

夕焼け

今日の空

夕食作りの合間に空を見上げると、見事な夕焼けでした。しばらく、一人で静かに空を見つめていました。  日が沈んだ直後に空の色が、どんどんと色づいていく様子を見るのが好きで、今日久しぶりにその「好きな瞬間」に出会うことができました。

今織っている布も夕焼け色。ただし、南の島の夕焼け色ですが、、、。

こんな美しい色を見せてくれるのも、激しい雨を降らせるのもどちらも自然の力。先週末の豪雨で私の住む地域もいくつか、大きな被害を受けています。とっても小さな力ですが、ボランティアに参加した際に見た現場は、人の力なんてプチっとひねり潰してしまえる、自然の力が動いた後でした。

畏れ、敬い、愛で昔から人は自然と生きて来たんだな、と感じました。

被災された方々が、早く平穏な気持ちで空を見上げる日が来ることを願っています。