学び

紺屋さんの藍

紺屋さんの藍

先日、丹波布技術者の研修会で島根県に行ってきました。
染めでお世話になっている紺屋さん、天野紺屋さんの見学と出雲織りの青戸さんの工房を見せていただきました。どちらも、オープンに仕事の話をしてくださり、織や染めにまつわる知識を得ることができました。
ものが作られたり、染められたりしている場に行き直接作り手からお話を聞くということは、目と耳だけでなく体全体で情報を吸収できるので、楽しく色々なことを考え感じることができました。前向きに積極的に、お仕事に取り組んでおられる姿勢がとても良い刺激になりました。なかでも、天野さんの「藍は生き物なので、丁寧に話す(扱う)」という言葉は、とても納得のいくものでした。

そして今日は、もう一つ大きな学びがありました。たくさんの人生の先輩方の前で、お話をするという機会をいただき、たどたどしいながらも仲間の協力で何とか終えることができました。話すことによって、自分の身になりまた、知的な好奇心を持って行動することの素敵さを受講生の方々から学ぶことができました。

いよいよ今年も終わりに近づいてきますが、この一年も周りの人々に支えられ、教えられた年だったな~としみじみ思います。

明石のギャラリー「restee」さんの催事がいよいよ12月16日から1週間、阪急西宮2階ではじまります。私の作品も並べてくださいます。よろしければ、足をお運びくださいませ。