道具になる

松山さんと

一体化してます

古い方の機、“松山さん”で織っています。織り始めからしばらくすると、自分が機に馴染んでいく感覚がわかります。すーっと機に馴染んで“織っている私”がいなくなり、“織っている”だけになる感覚。「私」が機の一部になる感じです。
そんな時、頭の中は雑念も何にも無く空っぽと言うか「空」という字がぴったりの状態です。
猫の餌をねだる声や、電話やポッと浮かんでくる雑念にちょくちょく中断されますが、とても大切で気持ちのいい時間です。


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