工房からの風 Day 2

出展中です

出展中です

「工房からの風」2日目です。ピカピカの晴天です。今日も素敵な出会いがありますように!


ホントのいよいよ

仕上げ

整えました

明後日から始まる、「工房からの風」に向けての準備が整ってきました。送るべき荷物は発送し、持っていくものもパッキング終了!最後に織った一本も仕上げをしました。

後は、無事現地に到着するのみ。夏頃からお尻に火がついて、ひたすら製作に集中した数ヶ月間でした。お陰様で、自分の向くべき方向が見えてきました。色んな事を考え、少しずつ見つけることのできたこの数ヶ月間。見えてきたものを少しずつ言葉にしていきたいと思います。

この週末でどんな出会いがあり、どんなフィードバックを受けるのか楽しみです。

「工房からの風」に是非お越しください。


近づいてきました

房つくり

クルクル回してます

野外展覧会「工房からの風」への出展準備が佳境に入ってきました。出せたらすごいな~と半ば憧れだった展示会に、出展できることになり、張り切る気持ちと、緊張と楽しみとでしばらく浮き足立っていましたが、織りも終わり今は細々とした準備段階に入って、気持ちも落ち着いてきました。そして、「工房からの風」の作家紹介の中での、“いつもの心でやってきてくださね”という、主催者の稲垣さんの言葉にさらに気持ちが平らになり、今は穏やかで軽やかな気分です。
といっても、まだ最後のひと頑張りが残っています。出展予定のストールの房つくり、毎晩クルクルねじっています。


もう一本!

経糸です
展覧会までもう一本です

野外展覧会「工房からの風」まで2週間を切りました。
最後のひと頑張りの一本にかかっています。ぎりぎりになりそうですが、集中して織りあげたいと思います。

「工房からの風」のホームページでは、出展予定の作家さんが順に紹介されています。どの作品もどの方も会ってみたい!と思える物(人)ばかり。是非ご覧ください。


出展します

工房からの風

素敵な展示会です

以前から気になっていた、野外展覧会「工房からの風」に出展します。出展が決まった時は、うれしくて喜びに浸りしばらくワクワクしていましたが、夏のミーティング前後から「作らな!」とお尻に火がつき、あっという間に3週間を切ってしまいました。
今は、製作をしながらディスプレイやラッピングのことなど、細々したことにかかり始め軽いパニックになっています。

せっかく良い機会をいただいたので、あと三週間悔いのないように準備と製作に集中します。
お近くに来られる機会がありましたら、ぜひお立ち寄りくださいませ。

 


工房犬

番犬中

マツヤマさんの場合

番犬中

ヒグチさんの場合

我が家には犬が2匹います。写真は癒し担当のココさん。夏に手術したのをきっかけに、昼間は一緒に工房で過ごすことになりました。

夏からずっと工房に詰めっきりの私にとって、一緒の空間に誰かがいることは、気持ちが和らぎます。しかも人間語を喋らないし、こちらの言うことはじっと目を見て聞いてくれる。最高です。

人といるのが好きなココさん。機の下で時間を過ごすのが好きなようです。機の構造によって、寛ぐ場所が違います。因みに、マツヤマさんは古い方の機、ヒグチさんは新しく作ってもらった機です。それぞれ元の持ち主と機職人さんに敬意を払って名前をつけました。しばらくは、ヒグチさんの下で寛ぐことになりそうです。


感謝

柳さんと外村さんの言葉

先週千葉に用事があり、久しぶりに新幹線に乗って東京に行って来ました。10月に出展する屋外展示会の打ち合わせで、モノ作りをする方々と会って話し、ポジティブな刺激をたくさんもらいました。
その後、丹波布を一緒に勉強した同期生と二人で同窓会。何かと良い刺激をもらっている彼女ですが、相変わらずの猛進ぶりに嬉しい刺激をもらい、出会う人に恵まれているな〜としみじみ思いました。

そして次の日は日本民藝館に行き、目とココロを肥やした後、2冊の本を手に入れました。どちらも薄い本ですが、シンプルな言葉で大切なことを語っています。何回も読み返して覚えてしまいたいくらい。

そして今日は誕生日。家族や友人や出会った人や出会った本やモノに感謝です。


自然の力

夕焼け

今日の空

夕食作りの合間に空を見上げると、見事な夕焼けでした。しばらく、一人で静かに空を見つめていました。  日が沈んだ直後に空の色が、どんどんと色づいていく様子を見るのが好きで、今日久しぶりにその「好きな瞬間」に出会うことができました。

今織っている布も夕焼け色。ただし、南の島の夕焼け色ですが、、、。

こんな美しい色を見せてくれるのも、激しい雨を降らせるのもどちらも自然の力。先週末の豪雨で私の住む地域もいくつか、大きな被害を受けています。とっても小さな力ですが、ボランティアに参加した際に見た現場は、人の力なんてプチっとひねり潰してしまえる、自然の力が動いた後でした。

畏れ、敬い、愛で昔から人は自然と生きて来たんだな、と感じました。

被災された方々が、早く平穏な気持ちで空を見上げる日が来ることを願っています。


伝承する

鹿場の竹細工

鹿場の竹細工

竹細工の技術

竹細工の技術

鹿場の竹細工

鹿場の竹細工

私の住む村、鹿場(かんば)は、かつては竹細工の村でした。青年団に入ると、竹の籠などを作ることのできる技術が伝えられたそうです。鹿場には、120軒ほどの家があるため、かつては120人程の竹細工の技術を持った方がいたそうです。でも、今は三人程しかいません。その方達も、かなり年齢が高くなられています。定期的に竹細工教室を開いたりして、技術を伝える努力をされています。

「次を継ぐ人は?」の問い掛けには、「地元の人が来てないので」とのこと。技術を伝えることのできる人はいるのに、承ける人がいない。伝統技術が失われていく原因を目の当たりにした気持ちがしました。

私も一度消えかけて復興した技術を受け継いだ身。なくなるのは早いけど、再び興すのはとても時間と労力がいることは、先人の苦労を伝え聞き、理解しています。今ならまだ間に合う。誰かこの技術を受け継ぐ人が出てきたら良いのにな、と切に願います。


訓練中

夏の日差し

夏真っ盛りです

夏の日差しが強くなってきました。工房の窓が南に向いているため、よしずを立てかけました。よしずを通して見る光は夏が感じられ、子どもの頃夏が来るととても嬉しかった気持ちを思い出します。今日のBGMは、Jack  Johnson。ベタですがピッタリはまります。

先月から始まった織りの内職。おおざっぱな私には、全てを規格に合わせて織るという作業は、とても良い訓練になります。経験することに、無駄な事はないんだなと実感中です。