シルバーウィーク

小鮒草の収穫

小鮒草の収穫

長かった連休がやっと終わりました。連休中は、ムスメとずーっと一緒に過ごしていました。山や湖や祖父母宅などで遊び、連休と秋の気持ち良い気候を楽しみましたが、忙しい時期に、仕事が全くできないのが、痛手で連休が終わりホッとしています。

子供とゆっくり過ごせるのも今しかないという、先輩お母さん達の言葉に頷きながらも、5日間仕事ができない事に焦る気持ちもある中、小鮒草の収穫時期だという事に気付き、いつもの知人の畑に向かいました。農薬を一切使わないその畑は、採り時の小鮒草が伸び伸びと育っていて、沢山の小鮒草を収穫をする事ができました。

小鮒草収穫のおかげで、仕事が進まないという焦る気持ちも飛んでいき、楽しい気持ちで連休を終える事ができました。もうすぐ収穫した小鮒草を使い、染色する予定です。

保存のため、乾燥中

保存のため乾燥中

因みに次のシルバーウィークは、10年ほど先だとか。その頃にはムスメは私と遊んでくれないんだろうな〜と思うと、やっぱり貴重な連休でした。


発見!

縫い物セット

縫い物セット

今まで縫い物は、苦手と公言してきましたが、その道60年のプロの縫製士に手取り足取りの指導をしていただいたお陰で、裁縫の面白さが、少し分かってきました。もちろん、オリジナルのモノを作る腕はなく、作りたい物を見せて手順やコツを教えてもらい、言われた通りに作っているだけですが、目の前で自分の手によって、布が立体になっていくのが楽しくて、夜中にゴソゴソとミシンを引っ張り出して、作っています。

今まで、面倒くさいと思ったり苦手意識が強かったのが、きっちりと教えてもらうと、コツや作業の理由がわかり、面倒くさいと感じる気持ちがなくなりました。昼間は織りに追われているので、夜のお仕事ですが、今のところ楽しんでできています。

来週くらいから染めと織りに追われる、怒涛の数ヶ月が始まりそうなので、今週の間はコオロギの音を聞きながら、秋の夜なべ仕事を楽しもうと思っています。


工房の友

愛用品

「森のスピーカー」さん

工房には、仕事に関係する物の他は、なるべく気に入った物しか置かないようにしています。大好きな竹かごや、ムスメの書いた絵、犬二匹に加え、今回新しく工房の一員になったのは、「森のスピーカー」です。8月に日本橋の三越で出品した際に、隣になった“アトリエ倭”さんの作品です。電気のいらない iPhone 用のスピーカー。3種類ありましたが、私は音の柔らかいマホガニーでできた物を選びました。

音も良いし、どんな空間にも馴染みそうな見た目。ポータブルで電気が要らないのも、嬉しいです。耳も目もココロも満足してます。


ヌノコトコラム vol.6

mangoの昼寝

mangoの昼寝

工房で暴れては、外に出されというのを繰り返しているうちに「工房マナー」が身に付いてきた、我が家の新入り犬mango。
最近は機の下がお気に入りらしく、機と壁の隙間で寝ています。
イヌ二匹がウロウロしている、私の工房ですが、今まで一度も糸に絡まったり、何かを壊したりということがありません。不思議ですが、これからもこの調子でお願いしたいと思っています。

さて、3月から始まったヌノコトさんのwebで掲載されている「一本の糸の旅」が最終回を迎えました。今回は、布になった後のことについて書いております。毎回締切間際に原稿を送るという6か月間で、スタッフの方々には、ご迷惑をかけましたが、楽しんで書くことができました。
自分の仕事を「文字」で振り返るという、貴重な体験ができて良かったです。

「一本の糸の旅」vol.6 リリースされています。是非、ご覧くださいませ。
http://www.nunocoto.com/

 


終わりました

Green!

Green!

日本橋三越で開催された、「工房からの風から 50人のクリエーション」展が、今日終了しました。私も丹波に戻り、緑溢れる景色に和んでいます。

会期中は、たくさんの方に来ていただき、ありがとうございました。そして、私の作品の前で、足を止め話しを聞いてくださった皆様、ありがとうございます!色んな反応やフィードバックが、これからのヤル気や課題につながります。内容の濃い体験をさせていただきました。

それと、出展者の方々の作品をじっくり見て、話しを聞けてとても良い刺激を受けました。モノを作るのも売るのも人。作られたモノだけでなく、作る人の人となりも大切なんだなぁと改めて感じました。週末だけでしたが、素敵な人とモノに囲まれた2日間でした。

それに加えて、久々の二人だけの同期会。話は尽きませんでした。週末の東京行き、満喫してきました。


よく動いた日

夏空

夏空

糊付け

糊付け

夏の暑さに身体が馴染んできました。カンカン照りの今日、経糸に糊を付けました。お日様のおかげで、パリッと乾いてくれています。

しっかり汗をかいた後は、工房のデッキの葦簾の影で、染料の片付けをしました。葦簾を通ってくる風が、涼しくて気持ち良かったです。そして、同時進行で染色もしました。

よく動いた1日の仕上げは、夕焼け空を眺めながらの散歩。そして、脱走した犬の捜索というオマケもつき、よ〜く動いた一日でした。明日を楽しみに、今から巻き物の仕上げをします。

葦簾の影

葦簾の影

 


お礼とお知らせ

犬の開き

犬の開き

暑〜い夏がやってきました。我が家の新入り犬も、暑さに適応さするため「開き」状態になっています。

8/26(日)に開催された「食と食卓の市」が盛況のうち、終了したようです。当日は、残念ながら在廊できませんでしたが、足を運んでいただいた皆様、ありがとうございました。

そして、ヌノコトコラムも掲載されています。今回は、「織り」について書いてみました。どうぞ、ご一読ください。 www.nunocoto.com/  です。


夏っ!

夏の海

夏の海

海に4日間ほど行ってきました。丹後半島の先っちょにある、小さな海岸です。1歳になる前から、毎年日本海にお世話になってる私にとって、夏にこの海に行くのは、“当然”の事で、結婚後も子どもを持ってからも、変わらずに行っています。そして今年も、海や魚に出会ってきました。空や海を海の中や外から眺め、ビールを飲みながら色と光の関係について、思いを巡らしたりと、好きな事にたっぷりと思いをはせる事ができました。

色んな事のある毎日ですが、こんな時間があればこそ、前向きに頑張れるんだな〜と思います。家族と海と空と諸々、ありがとうございます。

リフレッシュ後

リフレッシュ後

リフレッシュした後は、次の展示会に向けてラストスパートです。

8月12日から、日本橋の三越本店で始まる「工房からの風から50人のクリエーション」。私は、8月19日スタートの後期に参加させていただきます。是非、お越しくださいませ。

 


澄んだ1日

自然を活ける

自然を活ける

先日、丹波を代表する古寺、高源寺で花士の佐野珠寳さんが、丹波布と共に花を活けてくださるという、とても豪華な企画がありました。お寺も花を活ける方もそしてカメラマンの方(ミナモト忠之さん)も「ホンモノ」揃いの中で、丹波布がどう映るかとても楽しみでしたが、生命の息吹が感じられるような場で、余計な装飾をせず、凛と美しくある草花と共に、のびのびとした表情を引き出していただきました。
「地球を器」にして活けられた花は、周りの景色にするりと馴染んでいました。そして、珠寳さんが、そこにいる場全てに対し、開き、耳を澄ませ、しんと集中し花を活けられている様子は感動的に美しかったです。

そして、撮影後の対談の中で、珠寳さんが話された中の「細かく見すぎてしまうと、その情報に自分が引っ張られてしまう。時には花の名前も忘れてしまうくらい、花そのものを見、時には花にお任せする」という言葉には、とても共感できるものがありました。縞をたてるとき、ヨコの柄を考える時、全体の雰囲気を考え、自然にすっとその雰囲気を表現したいと思うのと同じなんだなと思いました。

また、高源寺の山本住職とお話する中で、時間に対する考えについて目を開かされたような思いになりました。もっと長いスパンで物事を考え、長い時間のほんの一部が今なんだと思うと、肩の力が抜け、違った見方ができるんだなと感じました。
一応、私も含めた対談でしたが、ずっと聞いておきたいような、お二人のお話でした。

澄んだ空気をお腹いっぱい吸い込んだような、1日でした。企画者のりえさん、ありがとうございました!

対談の様子は、http://niki-j.com/?p=2990でご覧いただけます。(リンクしています(^^) )


手がつかない

2匹と1人

2匹と1人

諸事情により、7月中はムスメが家にいる日が多くなります。そんな事情で、工房が度々こんな感じになってしまいます。面白いのと気になるのとで、織りが始まりましたが、とても集中しにくい状況です。しょうがないな〜と思いつつ、なんとか 織りに気持ちを向ける努力をしています。

今日の空

今日の空

そして、今日の空!カエルの声を聞きながら、朱色に焼ける空をムスメと眺めました。今日1日の仕事の中途半端感を忘れるほどの、幸せな時間でした。来週こそは、もっと仕事に集中したい!です。