Sloooooow pace

緯糸

緯糸

帯地を織っています。横の色が3色だけの、とてもシンプルな柄なのですが、何故かよく間違います。進んでは、間違いに気づいて戻るというのを数回繰り返してしまいました。織っている時に間違いに気づくと、緯糸をほどいて、織り直しができます。今のうちに気づいて良かった!と自分を励ましながら、三歩進んで二歩下がるようなペースで、織り進んでいますが、織り上がり予定日を超過中。集中します!


始まりました

ちきり巻

ちきり巻

整経からちきり巻、もじり&筬(おさ)通しと一気に進みました。明日からいよいよ織り始めます。今年の第1本目ですが、後がつかえている為、色んな作業と並行しながらの、織りになりそうです。いよいよ春に向けての、少し長めのダッシュが始まりました。それぞれを大切に、と自分に言い聞かせながら、スタートします。

ストーブの側を陣取っている犬たちの横で、一人バタバタしながら「忙しさ」を感じるのは、人間だけなんやなぁという事を発見しました。

special guest Mango

special guest Mango

 


しみじみ

織り上がりました

織り上がりました

縞立てた染色に悩みぬいた着尺が、やっと織り上がりました。夜なべ仕事の機織りの中、終わりが見えてくると、私は綿の時代からこの布を見つめてきたんだ、という事に気がつき、しみじみしてしまいました。

そして、今年もたくさんの方々に支えられてきたな〜と、歳の暮れが近づいてきた今、しみじみと感謝の気持ちが湧いてきます。色んな形で、お返しができればと、こちらもしみじみ思います。

2015年もあと10日ほど、大事に過ごします。


緊張

整経が終わりました

整経が終わりました

使っていただける人が定まった布の整経が、終わりました。“こんな感じの人”ではなく、“この人”に使っていただくというように、作る前から使う人がわかっているので、気合が入り作りたい布のイメージが強くなるせいか、なかなか納得のいく柄が決まらず、整経にたどり着くまでに時間がかかってしまいました。

やっと柄が決まり、経糸を巻いて整経に至りましたが、今までにない緊張感があり、ピリッと張り詰めた気持ちで整経を行いました。満足していただけるものを作りたいという思いと、いつもと何か違う感じが合わさり、自分でも意外なほど緊張した気持ちでの作業でした。無事整経が終わり、仕事場のドアを開け駆け寄ってくる犬たちを見た時、何故こんなに緊張していたのかが理解できました。

いつもは、必ず工房にノンビリといるココさんがいなかったのが、いつもと何か違う緊張感を生んだ原因のようです。常々、場の雰囲気はそこにいる人によって作られるという事を実感していますが、それは人間だけでなく、他の生き物にも当てはまるんだという事に気付きました。ココさんの存在は、私の仕事環境に大きく影響しているようです。


経糸の糊つけ

mangoと糸

mangoと糸

長い秋晴れの後に、久々の雨の日が続きました。悩んだ末に色が決まり、染め上がった糸を糊つけしたくて、昼から晴れることを信じ、糊をつけました。糊を舐めたがる犬と格闘しながら、糊つけした糸を干すと、お日様が顔を出してくれました。日照時間の少ない冬に向かっている丹波の天気ですが、なるべく長く照ってくれるよう、お願いしながら、南を向いた庭に干しました。残念ながら、1日では乾かず、ただいま薪ストーブの近くで、犬たちと共に乾燥中です。

Lazy dogs

Lazy dogs

そして、堺市で開催される「ともしびとの集い」がいよいよ今週末に迫ってきました。お天気が気になりますが、とても楽しみです。


Busy autumn

10/5から始まった、「ギャラリー風草」さんでの個展が無事終了しました。会期中足を運び、作品を見ていただいた皆様、ありがとうございました。3日間で丹波ー大阪ー丹波ー千葉ー丹波と移動し、早朝丹波に戻った後は、村の秋祭りに参加と、目まぐるしい週末が終わり、ホッとしています。

糊つけ

糊つけ

気持ちの良い秋晴れが続いた週末に、バタバタの合間を縫って糊つけをしました。パリッと乾いた糸を今日から、グルグルと糸枠に巻いています。

そして、私のバタバタと並行して、主人の窯焚きが今日終わりました。1週間ぶっ通しの作業が終わり、相方もホッとしています。明日からそれぞれやるべき事が、盛りだくさんですが、今晩は一息ついて、久々に夫婦でビールを飲んでいます。

窯焚きです

窯焚き


よく動いた日

夏空

夏空

糊付け

糊付け

夏の暑さに身体が馴染んできました。カンカン照りの今日、経糸に糊を付けました。お日様のおかげで、パリッと乾いてくれています。

しっかり汗をかいた後は、工房のデッキの葦簾の影で、染料の片付けをしました。葦簾を通ってくる風が、涼しくて気持ち良かったです。そして、同時進行で染色もしました。

よく動いた1日の仕上げは、夕焼け空を眺めながらの散歩。そして、脱走した犬の捜索というオマケもつき、よ〜く動いた一日でした。明日を楽しみに、今から巻き物の仕上げをします。

葦簾の影

葦簾の影

 


手がつかない

2匹と1人

2匹と1人

諸事情により、7月中はムスメが家にいる日が多くなります。そんな事情で、工房が度々こんな感じになってしまいます。面白いのと気になるのとで、織りが始まりましたが、とても集中しにくい状況です。しょうがないな〜と思いつつ、なんとか 織りに気持ちを向ける努力をしています。

今日の空

今日の空

そして、今日の空!カエルの声を聞きながら、朱色に焼ける空をムスメと眺めました。今日1日の仕事の中途半端感を忘れるほどの、幸せな時間でした。来週こそは、もっと仕事に集中したい!です。

 


ヌノコトコラム

縞だて

縞が決まりました!

新入り犬の観察に忙しく、全く集中できない日々を過ごしていましたが、古株犬も新入り犬も人間もお互いに慣れてきて、落ち着いた日々が戻ってきました。夏から秋にかけての仕事がせまってきていることに気付き、次の作品に気持ちが向いてきています。
今日は、工房で昼寝をしている犬たちを眺めながらの縞だて。柄も決まり、経糸をグルグル巻いています。経糸を巻くガラガラという音が耳障りなようで、時々迷惑そうな顔で見られています。明日も迷惑がられながら、経糸を巻きます。

月一連載の、ヌノコトさん掲載「1本の糸の旅 」の第4弾が、アップされています。お時間があれば、www.nunocoto.com/ をご覧ください。


まだまだ続く

整経

整経しました

展示、イベントごとはまだ続くのですが、反物などの大物制作は、ひと段落つき、少しボンヤリしてしまう時期のはずが、もう一本急ぎの織りをする事になり、お陰さまで「ホッとして何していいかわからない」という事にはならなさそうです。今日、整経を終える事ができました。今週中には、機にあげて織り始めるところまで持っていきたいと思っています。

そして、織りと同時進行で今週末に開催される、現代工芸フェア「ちんゆいそだてぐさ」の準備をしています。現代の工芸をコンセプトに開かれている、このイベント、もの作りに真正面から向き合っている作家さんの作品が並びます。作品や作家さんとの出会いが楽しみです。私もありがたい事に、参加させていただいています。お天気が心配ですが、場所も良く、楽しんでいただけると思います。フードも充実していますよ。是非、覗きに来てください!