展示会のお知らせ

展示会案内ハガキ

展示会案内ハガキ

注文作品の納品準備と、帯地の織り上げと、ムスメの入学準備を同時進行で進めながら、「私もシューンドンドンしたい!」(機織りの音です)という、ムスメのリクエストに応えたいと、ムスメ初機織りの準備をしようかと目論んでいます。

さて、今回は春の展示会のご案内です。
4月6日(木)から、東京都町田のギャラリー「FUKUTA」さんにて、ジェイムスとの二人展「陶と織」が開催されます。

私は初日の4月6日(木)、ジェイムスは4月8日(土)、9日(日)に在廊します。

ジェイムスは今回の窯からの新作、私は織りたての反物や、日々の生活に使っていただける丹波布小物を展示販売いたします。
是非、足をお運びくださいませ。

展示会詳細

展示会詳細


様々な出来事と様々な気づき

窯焚きの友

窯焚きの友

陶芸家の夫が窯焚き中です。備前で修業し、備前の土をメインに使うため窯焚きは、約一週間昼夜続きます。一人ではとても無理なので、いつも友人知人の助けを借りて、焚き続けます。私は誰もお願いする人がいない時にたまに手伝う程度ですが、今回久しぶりに、ほんの少しだけ窯焚きをしました。
炎の走るゴーっという音を聞きながら、温度とにらめっこし薪をくべていきます。全身の感覚を使い、別の世界にいるような気持ちにさせてくれます。

さて、この数日は様々な出来事が起こりました。先ずはムスメの卒園式。暖かくそして爽やかな感動を覚える式でした。式後、「ここに通うことはないんだな~」と感傷に浸っている親を置いてムスメは、あっさりと園にお別れをし、次に気持ちを向けるようにスタスタと門を出て行きました。過去よりこれからが大事よね~とその姿を見て感じました。
そして卒園式の日に彼女のダンス発表会。「ちゃんと」よりも「楽しい!」の大切さを体現してくれました。

またまた、昨日は私の地元ラジオへの出演がありました。ただしパーソナリティーは、もとNHKアナウンサーの村上信夫さん。さすがプロ!の話術で緊張しながらも安心して話せました。本番に入る前の心地よい緊張感と、本番に入った後まさに「ラジオの世界」を作り出す様を目の前で見ることができて、感動しました。そのラジオ出演の中で、ライフスタイルや生活が変わると声も変わるという話をされていて、確かに生活の変化や年齢と共に顔や体型も変わるのだから、声も変わるはずと納得しました。
毎日聞く自分の声の変化には、自身では気づきませんが、心地よい声に変わると嬉しいなと思いました。

春休みのこの二週間、元気なムスメとほぼ一緒に過ごす楽しさと、自分の仕事がなかなか進まない焦りを感じながら過ごしています。あ~もっと長い夏休みどうなるんやろ?と今から心配してしまいます。


Thanks mum !!!

ちきり巻き

ちきり巻き

ムスメの熱が長引き、全ての予定をキャンセルし、圧倒的優先順位にひれ伏した1週間でした。熱が高いときは、よく寝てくれたので様子をちらちら見ながら、織の作業に集中できたのですが、熱が引き始めると本人も元気になり、うろちょろとし始め、工房での作業にも集中できず、主人も陶器市で1週間ほど留守にしているという、困った状態の三連休中に実家の母が来てくれました。
5日間たっぷり休息し、「遊びたい」エネルギーが充満しているムスメとたっぷり遊んでくれて、家や庭も綺麗にしてくれて、おまけに私が工房にこもる時間も作ってくれ、何とも贅沢な三連休を過ごすことができました。子供を育てる中で、様々なことを学んでいますが、色んな人の支えの中でこそ心に余裕をもって子育てができるんだなという事を実感しています。その中での実家の母の存在の大きいこと!今回も助けていただきました。
お陰様で、展示会までのもう一本が間に合いそうです。ありがたい!


圧倒的優先順位

sleeping beauties

sleeping beauties

3月末にある納品締切と、4月にある展示会が迫ってきて、焦ることを通り過ぎ少し呆然としてしまっています。よくワカラナイ状態になりながらも、毎日せっせと機に向かっています。
そんな中、とうとうムスメが風邪をひきました。ちょっとほっぺが熱いかも?と思い送り出した後、園から「微熱があります」の連絡を受け、迎えに行ったのが昨日。本人の機嫌は良いのですが、夜に熱が上がり今日はそのまま38度台をキープしています。幸いインフルエンザではなかったようですが、夫の実家は海の向こう、私の実家は車で小一時間という、核家族生活の私たちには、このような状況になると全ての予定が、キャンセルになります。有無を言わさず全て予定変更です。
子供を持ってわかった事の一つが、この絶対的優先順位です。親の予定や約束や付き合いなんて、この優先順位に入れば、清々しいほど後回しになります。

こんな事情で昨日と今日は、予定変更で私の工房にベットを持ち込み、工房兼ムスメの病室となりました(変わらず、ココさんのお昼寝場でもあります)。普段は活発で動きの多いので、ムスメが工房にいると私が落ち着かず、織りも進まないのですが、熱のせいでうつらうつらしてくれたお蔭で、織りに集中できました。
少しいつもよりスローペースの娘とじっくりゆっくり過ごし、尚且つ織が進むという、穏やかで得をしたような2日間でした。明日には、熱が下がっていますように!

 


習いゴト

着付け

着付け

以前からずっとやりたかった、着付けを習っています。忙しくなる春までに、なんとか覚えてしまいたいと、無理を言って2カ月間の中での、集中レッスンです。

最初は、背中に腕も回らず、また背中で何が起こっているかもわからず、先生の言われるままに紐を締めたり、帯を巻き付けたりしていましたが、少〜しづつ着付け方帯の結び方の手順が理解できてきました。しかし、綺麗に着付けるにはまだまだ練習が必要です。祖母や大叔母からのお下がりの着物を着て出かける日を楽しみに、練習します。

目標や動機付けがあると、楽しんで頑張れるのだな、と実感中です。


反省反省

綜絖通し中

綜絖通し中

織りながら染めた糸の色が落ち着いたので、織の準備に入っています。“二月は逃げる”という言葉のとおり、気が付くと二月も終盤。バタバタとした用事の間に整経をバタバタとしてしまい、数本糸の入れ忘れに気づき、糸を入れ直してちきり巻きをしました。
どのもの作りにも共通することかもしれませんが、それぞれの工程は次の工程に繋がっており、どこかをおろそかにすると、次の工程に影響が出ます。そのことを身を以て実感した一日でした。余計に時間もかかったし、反省反省です。

ただ、間違いや失敗に気づくと、修正ができることもこの織の良いところ。今日で修正ができたので、明日から超特急で織りにかかります!


勢いがつく

ヤマモモで染めています

ヤマモモで染めています

大雪の迫る週末ですが、今日は雪の合間に青空が見える変化の多い一日でした。着尺三連続の後の帯の織りにかかっていますが、気が抜けたのか予定よりスローペースになっています。
そんな中、次の作品のための染色を始めました。重い鍋を持ち上げたり、糸を洗ったり絞ったりと、体を思いっきり使う染色を始めたおかげで勢いがつき、織りも以前ペースに戻ってきました。私のヤル気スイッチが入った瞬間でした。
ヤマモモで染めた糸は、落ち着いた黄色に染まり上がりました。

その糸を今日糊付けしましたが、青空の少ない冬の丹波ではなかなか乾きません。
明日までに何とか乾いてほしいと願いながら、部屋にストーブが点く度に糸の引っ越しをしています。


生きる!

グングン回復中

グングン回復中

年明けから織り始めた着尺があがり、只今帯地の制作にかかっています。昨年末に着尺二本、年明けに一本と初めての着尺三連続織りを経験したおかげで、帯地がとても小さく感じられます。とても良い訓練になりました。これにホッとせずに、春に向けた作品つくりをゴンゴン進めていきたいと思います。

織りもしないといけませんが、糸紡ぎと染めも進めていかねばならず、こたつに入って美味しい地元のお酒を飲みながら、パソコンに向かっていてよいのだろうか?と少し前のめりな気持ちになっています。

昨年のクリスマス前から、我が家に仲間入りした猫のゴマですが、不慮のアクシデントで2週間入院していました。毎日会いに行っていたのですが、手術後の1週間は点滴のみで食欲もなく、立つのが精いっぱいの様子で、生き抜くチャンスも五分五分と言われていました。その後徐々に回復し、ご飯を自ら食べだしてからは、機嫌も良くなり、会いに行くと犬のように顔や手を舐め、喋り、感情表現をしてくれるようになりました。
生後4か月の体重1キロ台の小さな小さなゴマの生きる力を目の当たりにして、食べることの大切さや、前向き(そもそも動物は、自身の状態に悲観的になったりしないかも!と思いました)に生きることの力強さを実感しました。
まだまだ、治療の段階ですが日々元気になっていくゴマといると、こちらも「よしっ!」という気持ちになれます。ココさんと共に工房で共に過ごしていますが、機に上がった糸をガリガリしたり、糸車に飛びついたりしないよう、「工房マナー」を覚えて欲しいと切に願っています。


学び

radio studio

radio studio

先日、大雪の残る中地元のFMラジオでお話をさせていただきました。「笑っていいとも」のように、知り合いを順番に紹介する番組で、私にいきなり出番が回ってきて、えーっどうしよ?と思っている間に収録日になり、ワタワタとしている間に収録が終わり、次の方を紹介していました。
普段の会話では、噛んでも詰まっても言い間違えても気になりませんが、マイクを前に話すと、そうはいかず「噛んでしまった!詰まってしまった!」と思いながらもなんとか話を前に進めるという、しゃべりになってしまいました。聞いていただく皆様、聞きづらくて申し訳ありません。
内容は、丹波布と現在関わっている丹波布の技術者協会の活動についてです。話し方は脇に置いておいて、言いたかったことが上手く伝わったら良いな、と思っています。

そして、今日はその技術者協会の勉強会でした。民藝を学ぶをテーマに、大阪日本民芸館の学芸員さんにお話をしていただきました。今年度、勉強会で三度講師を務めていただきましたが、素直で柔らかな心をもち、勉強熱心で、知識も豊富なその方のお話は、何度聞いても飽きません。最近、尊敬する年下の方が増えてきたな、と思いますが、よく考えると私自身の年齢が上がっているということでした。頑張ろっと!


幸せな週末

満喫!

満喫!

土曜日から、丹波布技術者の研修で東京に行って来ました。日本民藝館で柳宗悦さんの収集した丹波布を見せていただき、民藝館西館にあたる柳さんのお家も見学でき、最近発見されたというバーナード リーチ、濱田庄司と柳さんの座談会のレコードを聴くことができました。

そして次の日は、武相荘と銀座松屋さんの白州正子展に行き、多くの刺激をもらいました。総勢17名、下は30台から上は70代までの丹波布技術者が集合し、和やかで楽しい時間を過ごすことができました。

最終日は話題の築地にも行き、海鮮丼を楽しみ、晴天続きの充実した、3日間でした。帰りは富士山がくっきりと見えるというオマケ付き!

一方、ムスメと主人の待つ丹波は、土曜日から降り続いた雪のおかげで、一面真っ白の雪景色。寒さにはゲンナリしますがムスメと主人と動物達と会えて、ほっこりしています。たっぷり充電後の今週、しっかり織ります!