追い込み追い込み

A beautiful day

A beautiful day

着尺が織り上がり、そのままの勢いで帯地の制作にかかり、昨日一本織り上がりました。急いでいつもの悉皆屋さんに送って、ホッと一息つく間もなく、続きの織りにかかっています。いつも、猛ダッシュのこの時期ですが、手首が痛くなっていた去年を思い出しました。まだ追い込みが足りないのか、手首が強くなったのか、今年は痛みがありません。手首を大切に、もうしばらく走り続けます。

5月の展示会情報は、随時お届けしますが、5/7(土)〜5/9(月) 丹波市柏原にて「丹波布展vol4」。5/13(金)〜5/22(日) 東京日本橋のヒナタノオトにて、グループ展。5/21(土)&22(日) 奈良大和郡山城址にて、「ちんゆいそだてぐさ」。5/11(水)〜5/22(日) 東京 ラ ケヤキにて「ぬぬぬパナパナ展」5/25(水)〜30(月) 阪急梅田にて「ぬぬぬパナパナ展」の予定です。作品を見ていただく機会があり、感謝してます。頑張ります!


力をもらう

経糸

経糸

反物が織り上がり、ホッとする間もなく次の織りにかかっています。展示会ナドナドが重なる5,6月の前の月は、いつもバタバタします。バタバタと忙しいですが、物事が前に進んでいるという証なので、気持ちも前向きです。

先日、お願い事や相談事があり、大阪の南の和歌山近くに行ってきました。前向きオーラ全開の太陽のようなその方に、様々なアドバイスをいただきました。最後に「行動しないと、何も起こらない」と言う言葉を聞き、あ〜私はこの言葉を聞きに、ここまで来たんだと思いました。シンプルで心に染みる力強い言葉でした。


笑顔のもと

満開です

満開です

丹波は、桜が満開です。春だな〜と思っていたら、たった今カエルの鳴き声が聞こえて、一瞬夏を感じてしまいました。暖かくなり、生命が動き出すのを感じると、ワクワクします。身体がほぐれるのと一緒に、表情もほぐれてくるように思えます。ワクワクしながら、次の縞立てに悶々としています。

普段の生活でも、犬たちやムスメのおかげで、笑顔になることが多いのですが、我が家のこの一人と二匹は、笑顔の他に眉間に皺が入ったり怒り顏にもしてくれます…。それを思うと、英語教室に来てくれる子供達や、機織り教室の生徒さんとのやり取りの中では、いつも笑顔になることができます。笑顔になると、気分も軽やかになれます。今日は、朝から夜まで教室続きのおかげで、笑顔満開でいる事ができました。もちろん笑顔の締めは、ムスメの寝顔と犬たちの寝言ですが…

明日も笑顔で過ごせますように!そして、縞が決まりますように!


初対面

キハダさん

キハダさん

ただいま染色中です。今回は、いただいた檗(キハダ)で染めています。初めて使う染料なので、染まり方や色を観察しながら、染色しています。染料によって、色の入り方が違うので、特徴をつかめるよう、ジーッと見つめながらの作業になります。楽しみだけど少し緊張感も含む、初対面の人と話すような感覚です。初めて出会うキハダさんは、今のところゆっくりと、優しい雰囲気で糸に色を与えてくれています。


命を削る

神様へ

神様へ

窯焚き

窯焚き

陶芸家である主人の窯焚きが、終わりました。土を作り、薪の準備をし、作品を作るという、半年間かけてのプロセスの中の、最後の大切な工程です。ピンっと張り詰めた緊張と、炎の状態に耳を傾ける静けさと、ゴールに近づく高揚感も混ざったこの作業は、毎回側で見ているだけでも、終わると少々ぐったりとしてしまいます。一週間の窯焚き中、ずっと祈っているような感覚です。何か静かな祭り事を営んでいるようにも思えます。

分野は、違いますが自然の力を借りながら、作る仕事をされている方の奥様のお話の中で「命を削りながら、作っている」という言葉が印象に残りました。炎と対峙している主人を見て、本当にその通りだなと思ったのと同時に、私自身もの作りにしっかり向き合えているのか、もっともっと向き合おうと背中をドンっと押された気持ちになりました。


日々是好日

展示会のご案内

展示会のご案内

グループ展のお知らせです。お茶をテーマにした展示会「日々是好日 ー箱の中にはー」が、本日から開催されています。様々なジャンルの方々の作品が「お茶」をテーマに集まります。私も参加させていただいています。期間中は残念ながら、在廊することはできませんが、お近くにいらしたら、是非お立ち寄りください。

詳細は、下の写真をご覧ください。

ギャリーソラノハコ 東京都渋谷区恵比寿西2-11-7

展示会のご案内

展示会のご案内


楽しい場

ビワの葉

ビワの葉

伊根の舟屋

伊根の舟屋

犬の散歩中に、ビワの剪定をしているのを見かけ、お願いして枝葉をいただきました。染料を見ると、欲がムラムラと湧いてきたのと、後始末なしで欲しい分だけとるのも申し訳なく、結局全部いただいてきました。軽トラ一杯分の宝物は、工房のデッキに山積みになっています。暖かくなり、動く気分になってきました。明日から染めていきます。

この週末は、丹後の与謝野町のイベントに参加させていただきました。会場は、古くからあるちりめん街道。その地域に住む女性達が、中心となって作り上げた「ひなめぐりマルシェ」というイベントで、お雛祭りに合わせて企画されたようです。「楽しく」という思いを中心に、実行委員の方々の笑顔が印象的で、様々な年齢の地域の人たちが、会場を訪れてくださいました。場は人によって作られますが、楽しそうに関わる人達によって、皆が笑顔になれるような素敵なイベントでした。早朝に訪れた伊根の街も美しく、週末2日間満喫してきました。

楽しいことがあると、お仕事諸々 頑張れます。

 


ワークショップのお知らせ

work shop@かぐれ大阪

work shop @かぐれ大阪

昨年京都高島屋店のディスプレイ用にと、かぐれ様よりご注文いただいたものと同じ布を使い、ワークショップを行うことになりました。ちくちくと手縫いで仕上げる小袋です。縫製の指導は、丹波布の大大先輩でもあり、縫製士としては60年以上の実績のある河津年子さんが行います。裁縫の苦手な私でも、良いものが仕上がりました。

もちろん、私も当日皆様をお迎えする予定です。柔らかい日差しの入る穏やかな空間で、丹波や丹波布などのお話をしながら、手仕事を楽しみましょう。

以下イベントの説明です↓↓↓

かぐれのオリジナルの丹波布を使って、小袋をつくりましょう。

日時:2016年3月12日(土)13:30〜15:30
場所:かぐれ大阪店
料金:¥4200+税(丹波のお菓子とお茶付き)
定員:10名
持ち物:縫い針・まち針・糸切りばさみ・裁ちバサミ・お好みの縫い糸・
30センチ〜50センチの物差し

この日に作るのは、箸入れにもでき、ちょっとした小物もいれることができる袋。
ファスナーやボタンもつかない、日本の包むデザインを生かした小袋を作る予定です。
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お問い合わせ
かぐれ 大阪店
住所: 〒542-0066 大阪府大阪市 中央区瓦屋町2丁目14−9
電話:06-6761-7717
営業時間: 10時30分~19時00分

※ 告知は2月末にかぐれ大阪店よりございますが、先にご予約なされたい方は電話でお問い合わせくださいませ。
よろしくお願いいたします。

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challenge

チャレンジ中

チャレンジ中

先日、久々のスキーに行ってきました。我が家から一番近いスキー場までは、2時間弱。日帰りで十分行けます。苦手な冬を楽しめるよう、以前から行きたいな~とは思っていましたが、主人はスキー未経験者なので、なかなか実行に移せませんでしたが、今回やっと実現しました。

小さな頃からやっていたとはいえ、20年ぶりくらいの私とスキー初体験の娘と夫。スキー大好きの私の父を仲間に行ってきました。初めての二人は、こちらの予想以上に上手で、またこちらの予想以上に熱心で楽しそうでした。その様子を見て、楽しいと努力もするし、上手になるし、そして更に楽しくなるんだな~と良いスパイラルを間近で見せてもらいました。

そして私も久々のスキーを思いっきり楽しめ、寒さにくじけそうだった気持ちが元気になり、良いリズムで新しい週を迎えることができました。春のイベントや展示会に向け、次の一本の準備にかかっています。


Never give up !!!

努力の結果

努力の結果

夕ごはんを作っている時に、台所で折り紙をしていたムスメが、奴さんを上手に作れなくて、怒り出しました。角っこと端っこを合わせると綺麗に折れるよ〜とアドバイスすると、上手にできたらしくその後は、鼻歌交じりに色とりどりの奴さんを作り上げていきました。

同じ日の昼間、陶芸家の主人が作品を入れる桐箱の紐が上手に結べず、眉間に皺を寄せて四苦八苦していました。たっぷり時間をかけてなんとか完成した後、二つ目はささっと仕上げ、「もっと上手くなりたい!」と強い目で桐箱を抱えながら宣言していました。

そして同じ日の夜、テーブルセンターの房の始末が面倒で、でも納品が迫っているので重い腰をあげて取り掛かっていたら、3枚目くらいから、コツを掴み楽しくなってきました。

諦めずに続けたら良いことがあると、家族が全員学べた日でした。