喜びと反省と解放感と焦りとやる気

My soulmate

My soulmate

夏休みが終わりました!  終わってみれば、あっという間だったなあとしみじみしていますが、やっぱり嬉しい。ムスメとたっぷり過ごせて楽しかった思いと、ガミガミ言い過ぎてしまった事への反省もあるのですが、それに増して日常に戻れてホッとしています。

ムスメを学校に送り出した後の大きな解放感の中で、さあ作業を進めるぞ!とヤル気がむくむく湧いてくると同時に、夏が終わり9月に入ってしまった今、やるべき事がドーンと目の前に立ちはだかり、焦っています。

ただ、下のムスメが寝ている間に、工房でココさんと過ごす時間はとても穏やかで嬉しく、焦って浮き足立ちそうな心を静めてくれます。

そんな中、8月の末からじっくりと染め上げた糸を糊つけして、整経を始めたところ、糸が足りなくなりました。糸が太いのが分かっていたのに、何故確認しなかったのか、解放感と焦りの中で多分大丈夫!と見切り発車した事を反省しています。急いで糊をつけた糸で、丁寧に丁寧にと自分に言い聞かせながら、明日整経します。


私も挑戦

藍の華と糸

藍の華と糸

小1ムスメの挑戦は、見事終了し織り上がった布で巾着を作り、主人の誕生日にあげるというところまで、やり遂げました。
我がムスメながら、頑張りに感心したのと普段は飽きっぽくて落ち着きのない所しか目につきませんが、なかなかやるなと見直しました。

そして私のこの夏の挑戦は、いかに根気よくムスメと付き合うかということに加え、「藍を建てて染める」です。
教室に通う生徒さんの希望かがきっかけでしたが、久々の藍建は記憶と感覚を掘り起こしての楽しい作業でした。毎日二回かきまぜ、様子をじっと観察し、状態を予想して糸を染めます。
温度を上げ下げして染める草木染めは、染液がぐつぐついう音を聞き、蒸気や熱にまみれながら行いますが、藍染めは静かに糸を藍液につけ、糸の様子を見ながら静かに絞って空気にさらすという、静かな作業です。草木染の「動」に対して「静」の染めだな~と思いながら作業をしました。
液につけた糸が茶色っぽくなりそして緑になり、空気に触れて青に変わっていく様は、不思議で神秘的でした。この藍の糸染めは、この夏まだまだ続きます。

プロの紺屋さんの仕事の足元にも及びませんが、できれば毎年続けていきたいと思っています。


夏休み後半戦

夏です!

夏です!

8月も半ばを過ぎました。毎日ドタバタしている間に、もう半ば?という感覚と、まだ2週間もある!という感覚がまぜこぜになっています。そしてムスメ達との毎日も、あー時間が取られる!という思いと、結構楽しいやん!という思いがごちゃ混ぜになっています。

8月は、大好きな丹後の海で思いっきり遊んできました。家に帰ってさあ織るぞ!と機に向かっていますが、機織り挑戦中の小1ムスメのお喋りに付き合い、なんか調子が狂います。そして合間合間に新しく我が家の一員になった、下のムスメのオムツ替えナドナド…半ば諦めながらも、織り上げ目標に向かって立ったり座ったりしてます。


小1の挑戦

集中してます

集中してます

まだまだ続く夏休み。ムスメとの時間に大半がとられるので、今回も相変わらず夏休みの話題です。
春休みにできなかった機織りを夏休みに行うことにしました。糸を選んで、並べ方を考え、整経と綜絖通しでは助手になり、筬通しに挑戦し、やっとやっと今までやりたかった機織りを始めることができました。
良く言えば元気、別の言い方をすれば落ち着きのない、我が小1ムスメ。どんな機織りになるか、覚悟していましたが、いざ織り始めると集中し、間違えたところは次回気を付け、前向きに継続して取り組めています。そんな彼女の姿を見て、かつての大先生の「機織りは自分自身を正してくれる」というような言葉が思い浮かびました。
ものごとに集中して、何かを成し遂げる楽しさを機織りを通して共有できていることにとても幸せを感じます。

しかし、体のどこかが動いていないとなかなか落ち着かない我がムスメ。機織りに集中しているのですが、よく喋る!織を始めた私と同じことをしているのが楽しいようで、とにかく喋る。私も楽しいのですが、いつもの工房と様子が違って賑やかです。


慣れてきた

ココさん、、、

ココさん、、、

8月に入りました。暑くて蒸し蒸しする日が続いています。コドモ達が家にいるのも原因ですが、全ての仕事がスローダウンし、夏が好きなはずなのに、クーラーが苦手なはずなのに、「暑い〜。クーラー設置した方が良いのかな〜」と思い始めていましたが、今日いきなり身体が楽になり、サクサク動けるようになりました。

暑さに慣れたのか、8月に入り焦り始めたのか、毎朝のムスメとのラジオ体操が効果を発揮しだしたのか(無いと思うけど…)、理由はわかりませんが、スローモーションから通常のスピードに戻ったようです。倍速で動ける日が楽しみです!

明日から機作業が始まります!

 


始まってます!

日が奥の滝

日が奥の滝

先週投稿したつもりが、できていなかった写真です。約1週間前、終業式の日に大好きな日が奥渓谷にムスメ達と出かけました。我が家から、車で10分ほどでこの清々しい場所に行ける事に幸せを感じてます。緑の中を通る光を楽しんだのが、たった6日前。夏休みが始まって随分経ったように思えますが、まだ6日しか経っていないことに、心の底からびっくりしてます!

ラジオ体操、宿題、地区水泳ナドナド、毎日盛りだくさんの上のムスメの夏休みです。おかげでダラダラと過ごすことなく、とても楽しそうですが、楽しそうなムスメに付き合いながら、合間に仕事を挟み、三食作るという、とても濃ゆい日々を体験させてもらっています。

そんな毎日の中、今日は三家族でのご飯会でした。分野は違えど、それぞれ「作る」仕事をしている親を持った同級生達とその弟妹達。とても楽しそうなこども達を横目に、親達も楽しい時間を過ごし、長い夏休みを楽しむココロの余裕ができました。明日から経糸巻きます!

Feast!

Feast!


もうすぐ

梅雨らしい日が少なく、とにかく暑〜い日が続いています。クーラーのない我が家は、日中、よしずを立て窓を開けて風を通し、暑さをしのいでいますが、夕方になると田んぼの上を通る涼しい風が家を吹き抜け、快適です。クーラーがとても苦手なので、この涼しさはとてもありがたいです。

さて、諸事情により延び延びになっていた注文品の納品ももうすぐできそうで、待っていただいている次の織にも、もうすぐ取り掛かれそうです。そしてそして、とうとう夏休みももうすぐになってしまいました。小1ムスメの初めての夏休み。楽しみでもありますが、1日家にいてお昼ご飯も家で食べ、オマケに毎朝ラジオ体操も有りで、どうやってお互い楽しく過ごすか、自分の仕事の時間を確保するのか、日々作戦を練っています。

好きな時間

好きな時間


gray gray gray

日本海

日本海

少し疲れ気味の家族たちのリフレッシュを言い訳に、日本海に行って来ました。梅雨空の合間に青空が見えて、夏の前の澄んだ海で思いっきり遊ぶ事が出来ました。

最近家では、ヤシャブシでグレーを染め続けています。ヤシャブシで染めたグレーは、青味がありとても好きなのですが、濃淡の具合が難しく、「ちょうど良い感じ」で媒染や染色を止める見極めが難しく、終始糸とにらめっこしていました。

梅雨空の日本海は、青とグレーの濃淡が入り混じり、とても幻想的で静かな表情を見せてくれました。ついついグレーに反応してしまう自分に気付きながら、家に戻ると変な姿勢で寝ているゴマのグレーの濃淡も綺麗だなと思わす見とれてしまいました。

ゴマもグレーでした

ゴマもグレーでした


静かな時間

夜なべの時間

夜なべの時間

昼間がバタバタとしていて、小刻みにしか機の前に座れない日々です。焦って気持ちが前のめりになって作品に影響が出ないよう、又締切に間に合うように、晩酌の誘惑をぶんぶんと振り払って、ムスメが寝付いた後は工房に向かいます。

この時期の夜なべは、カエルの唄が聞こえ、涼しい夜風がソヨッと部屋に吹き込んで、静かで穏やかな空気が漂っています。静かに集中し、静かに作業を進め、静かに一日が終わる、なんとも心の静まる夜です。
今週は、夜なべの日々が続きそうです。


妄想の時間

綜絖通し

綜絖通し

次にすることしか考えられないくらいのジタバタした日々が少し落ち着き、機に向かえる機会が戻ってきました。織る前の“機上げ”と呼ばれる作業の一つに“綜絖(そうこう)通し”という工程があります。別名“もじり通し”とも呼ばれるこの工程は、綜絖の輪(針金をくるんと輪にしたところ)に、糸を一本一本としていきます。
この単純作業が始まると、妄想というか頭の中ではつらつらと色んなことが浮かんできます。
若いころの失敗を思い出し一人で恥じ入っててみたり、近所の猫が目に入ると、猫の世界について深く考えてみたり、お昼ご飯に何を作るか考えてみたりと、頭の中は結構忙しいのですが、手と目はひたすら糸と綜絖を見つめています。
一見辛気臭いこの作業ですが、ふかーく自分の世界に浸れるので綜絖通しの時間は結構気に入っています。

無事、綜絖にも筬にも糸が通ったので、本日からいよいよ織り始めます。