challenge

チャレンジ中

チャレンジ中

先日、久々のスキーに行ってきました。我が家から一番近いスキー場までは、2時間弱。日帰りで十分行けます。苦手な冬を楽しめるよう、以前から行きたいな~とは思っていましたが、主人はスキー未経験者なので、なかなか実行に移せませんでしたが、今回やっと実現しました。

小さな頃からやっていたとはいえ、20年ぶりくらいの私とスキー初体験の娘と夫。スキー大好きの私の父を仲間に行ってきました。初めての二人は、こちらの予想以上に上手で、またこちらの予想以上に熱心で楽しそうでした。その様子を見て、楽しいと努力もするし、上手になるし、そして更に楽しくなるんだな~と良いスパイラルを間近で見せてもらいました。

そして私も久々のスキーを思いっきり楽しめ、寒さにくじけそうだった気持ちが元気になり、良いリズムで新しい週を迎えることができました。春のイベントや展示会に向け、次の一本の準備にかかっています。


Never give up !!!

努力の結果

努力の結果

夕ごはんを作っている時に、台所で折り紙をしていたムスメが、奴さんを上手に作れなくて、怒り出しました。角っこと端っこを合わせると綺麗に折れるよ〜とアドバイスすると、上手にできたらしくその後は、鼻歌交じりに色とりどりの奴さんを作り上げていきました。

同じ日の昼間、陶芸家の主人が作品を入れる桐箱の紐が上手に結べず、眉間に皺を寄せて四苦八苦していました。たっぷり時間をかけてなんとか完成した後、二つ目はささっと仕上げ、「もっと上手くなりたい!」と強い目で桐箱を抱えながら宣言していました。

そして同じ日の夜、テーブルセンターの房の始末が面倒で、でも納品が迫っているので重い腰をあげて取り掛かっていたら、3枚目くらいから、コツを掴み楽しくなってきました。

諦めずに続けたら良いことがあると、家族が全員学べた日でした。


リレー日記です

工房の風景

工房の風景

帯のヨコ柄がなかなか決まらず、昨日一日悶々としていました。もはや工房の一景色になってしまったココさんに、ちょっかいをかけて迷惑がられたりしながら、織っては戻りを繰り返す1日でした。今日こそは、織り進みたいと思います。

毎年お世話になる、「ぬぬぬパナパナ」のホームページで作家さんのリレー形式の日記があります。今週は、私が担当させて頂いています。訥々と丹波の事や織りに関する事などを書いていますので、宜しければ、のぞいてみてください。他の作家さんの日記も読みごたえがあって、楽しいですよ。

ぬぬぬパナパナ http://nunupana.com/

 


始まりました

ちきり巻

ちきり巻

整経からちきり巻、もじり&筬(おさ)通しと一気に進みました。明日からいよいよ織り始めます。今年の第1本目ですが、後がつかえている為、色んな作業と並行しながらの、織りになりそうです。いよいよ春に向けての、少し長めのダッシュが始まりました。それぞれを大切に、と自分に言い聞かせながら、スタートします。

ストーブの側を陣取っている犬たちの横で、一人バタバタしながら「忙しさ」を感じるのは、人間だけなんやなぁという事を発見しました。

special guest Mango

special guest Mango

 


両忘

染色

染色

糸紡ぎ

糸紡ぎ

昨夜から雪が降ったりやんだりしながら、景色を真っ白に染めていっています。今日は色々な予定が変更になったので、午前中に染色の続きと糸紡ぎ、その後縞立てとどっぷり製作に時間を使っています。
糸紡ぎをしながら、諸々のことが頭に浮かび手元がおろそかになりそうな時、思い出すのが「両忘」という言葉。これは、昨年数回訪れる機会のあった、大好きなお寺である“高源寺”さんの住職様から教えてもらった言葉。過去のことを悔んだり、まだ起こっていないことについて心配せず、「今」に集中しなさいという意味。心の中にストンと落ち、その後様々な場面で助けてくれています。

集中し平らな気持ちでいるときほど、うまくいくこの糸紡ぎという作業は「両忘」の意味合いを何度も思い出させてくれます。

 


England

バースの街並み

バースの街並み

クリスマス前から3週間程イギリスに滞在しています。海外ですが、主人の国なので旅行というよりも、帰省です。ロンドンで友達と会い、クリスマスを両親の家で過ごし、家族や友達と会っている間に日本に戻る日が近づいてきました。

ゆっくりはできるけど、後半になるとなんとなく時間を持て余す毎日の中で、日本にいるよりもじっくりとムスメと遊べた事が嬉しいことでした。子どもは、とにかく遊ぶ。そして、なんでも遊びにしてしまう天才です。日本では、日々の忙しさの中でできなかった事が、持て余す程の時間のおかげで、ムスメと遊ぶ時間を楽しむ事ができました。


ムズムズ

ハタスネ繋ぎ

ハタスネ繋ぎ

イギリスでの生活が10日が過ぎました。クリスマスが終わり、家族達と過ごしていると、だんだんと「何かをしたく」なってきます。今回は、その時のために“ハタスネ”を持ってきました。ハタスネというのは、機織りの後にできる経糸の残りです。これを繋いでヨコ糸に再利用できるのですが、普段はなかなかこの作業まで手が回らず、ハタスネがどっさりと溜まっています。

少し退屈してきた今、このハタスネ繋ぎを始めると心が落ち着き、ムズムズした気持ちが平たくなります。と言っても少々「辛気くさい」この作業は長続きせず、ボチボチとしか進みませんが、イギリス滞在中の私の癒しになっています。


Green and grey

イギリスの空

イギリスの空

イギリスに居ます。今年は暖冬で、気が抜けるくらい暖かいのですが、空は期待通りの曇り空で、緑色と灰色が空と地面いっぱいに広がっています。メリハリがないというか、境がぼんやりしたソフトな風景やラインを楽しんでいます。


しみじみ

織り上がりました

織り上がりました

縞立てた染色に悩みぬいた着尺が、やっと織り上がりました。夜なべ仕事の機織りの中、終わりが見えてくると、私は綿の時代からこの布を見つめてきたんだ、という事に気がつき、しみじみしてしまいました。

そして、今年もたくさんの方々に支えられてきたな〜と、歳の暮れが近づいてきた今、しみじみと感謝の気持ちが湧いてきます。色んな形で、お返しができればと、こちらもしみじみ思います。

2015年もあと10日ほど、大事に過ごします。


学び

紺屋さんの藍

紺屋さんの藍

先日、丹波布技術者の研修会で島根県に行ってきました。
染めでお世話になっている紺屋さん、天野紺屋さんの見学と出雲織りの青戸さんの工房を見せていただきました。どちらも、オープンに仕事の話をしてくださり、織や染めにまつわる知識を得ることができました。
ものが作られたり、染められたりしている場に行き直接作り手からお話を聞くということは、目と耳だけでなく体全体で情報を吸収できるので、楽しく色々なことを考え感じることができました。前向きに積極的に、お仕事に取り組んでおられる姿勢がとても良い刺激になりました。なかでも、天野さんの「藍は生き物なので、丁寧に話す(扱う)」という言葉は、とても納得のいくものでした。

そして今日は、もう一つ大きな学びがありました。たくさんの人生の先輩方の前で、お話をするという機会をいただき、たどたどしいながらも仲間の協力で何とか終えることができました。話すことによって、自分の身になりまた、知的な好奇心を持って行動することの素敵さを受講生の方々から学ぶことができました。

いよいよ今年も終わりに近づいてきますが、この一年も周りの人々に支えられ、教えられた年だったな~としみじみ思います。

明石のギャラリー「restee」さんの催事がいよいよ12月16日から1週間、阪急西宮2階ではじまります。私の作品も並べてくださいます。よろしければ、足をお運びくださいませ。