丹波篠山の手仕事展

丹波布ファッションショー

丹波布ファッションショー

今日、丹波市柏原町の陣屋跡で地元有志による、「丹波布ファッションショー」が開催されました。私も丹波布技術者協会の窓口として、実行委員の一員になり企画運営に携わらせていただきました。

地元の方々にモデルになっていただき、丹波布の帯や着物を身に付けてランウェイを歩いていただきました。丹波布を身に付けた人がこんなにたくさん集まるのは、今までになく、席も満席、おまけにピカピカの青空という、とても贅沢な一日でした。

この嬉しい気持ちのまま、明日は三田阪急で開催されている「丹波篠山の手仕事展」に在廊いたします。昨年秋と同様、出品作家は丹波篠山地域に工房を持つ4名、小島優さん(木工、椅子)、大杉康伸さん(陶芸)、ジェイムス イラズムス(陶芸)と私の4名です。刺繍作家のota ioriさんプロデュースによる、この展示会は、ioriさんのディスプレイがとても素敵です。会期は明後日25(火)です。
是非、作品とディスプレイをお楽しみくださいませ!


A good day

葉桜見物

葉桜見物

今日は、ムスメの同級生家族たちとお花見をしました。同じこども園に通い、それぞれ別の小学校に通い始めて1週間余り。子供たちは、遊び通し、母たちは喋り通しの数時間を過ごしました。
子供たちは、新しい生活に対する緊張感、親たちは早起きできるのか、持ち物の準備は大丈夫なのかといった、“ちゃんとしないといけないプレッシャー”にさらされた1週間を終えた後の再会は、ホッとして気持ちをふんわりほぐすことができました。

青空のもと、ちらちら散る桜の花びらや、若い緑色の葉っぱを眺め、美味しいご飯を食べて、ゆったりとした時間を楽しみました。夕方も気持ち良く、早めのお風呂の後デッキでビールを飲みながらご飯を食べ、「いい日やったな~」と満たされた気分でいます。

そんな幸せな気分の中に、ひとつザワザワとした影がチラついています。
縞が決まりません。この2,3日ずっと心の片隅に使いたい色が出たり入ったりしているのですが、縞が決まらず進めません。昨夜、縞を決めあわよくば整経まで進む予定が、糸を眺め縞計算をしては、また糸を眺めたり並べたりと、同じところをグルグル回っているような気分になり、進まないことにジレンマを感じて、でも決まらないことには進めず、結局「寝よっ!」と寝てしまいました。
そして、今日も決まりません。明日には、一歩進めますように!


始まってしまった

入学しました

入学しました

東京の展示会から帰ってきた次の日に、ムスメの入学式がありました。雨の予報を裏切り、春の日差しが時々さす穏やかな天気の中、でっかいランドセルを背負って歩く姿を目にし、“学校生活”が始まった!と実感しました。
小学校生活は私にとっては昔々のこと、イギリス人の主人にとっては日本の教育制度初体験です。とうとう来たな~。始まってしまったな~。と楽しみと少し心配(朝起きれるかですが…)な気持ちもありますが、親も娘も少しずつ慣れていきたいと思っています。

5日間で東京、丹波、伊丹、丹波と移動の多い中、納品作業が挟まったり入学準備や入学式があったりと、何かと動きの多い数日でしたが、このペースはこれからまだまだ続きそうです。
昨年の手帳を見ると、この時期に東京に日帰りしてたり大阪の南の方に行ってたりと同じようにあっちこっち移動していました。色々動く季節も始まってしまったようです。

東京町田市のギャラリーFUKUTAさんでの展示会は、4月19日(水)までです。
よろしければ、お立ち寄りくださいませ。
「陶と織」展
Gallery FUKUTA (http://gfukuta.exblog.jp/)
町田市玉川学園8-13-30(tel&fax 042-726-7173)

桜とレンギョウ 満開です

桜とレンギョウ 満開です

そしてこの1週間、毎年お世話になっている「ぬぬぬパナパナ」展のwebsite リレー日記を担当しました。よろしければそちらものぞいてみてください。
nunupana.com/

 


訓練と勉強

展示会ディスプレイの為、早朝暗いうちに丹波を出発し、東京に来ています。

3日ほど前に、帯地が無事に織り上がりスッキリとした気持ちで、展示会の初日を迎える事ができそうです。ポカポカ陽気の中、工房で寛ぐココさんと、外デビューを果たしたゴマちゃんがデッキで遊ぶ姿を眺めながら、最後の追い上げに集中していました。「こんなにゆったりとした気分で、集中出来るのは久しぶり!」と穏やかな気分になっていたのも束の間、春休み中のムスメが、「自転車に乗るから、工房のドアを開けて見てて」だの「けん玉何回できたか数えて」だの、数分おきに様々な課題を与えてくれます。

楽しそうな彼女のリクエストに答えつつ、織りに集中するという、難度の高い事に挑戦する羽目になりました。これも訓練!と「仕事溜まってるからあっちいってて」という言葉をグッと飲み込んで作業し、織り上げた時には、大きな達成感を感じました。

そして、今日はギャラリーさんとディスプレイを行う中で、程よい崩し方を勉強させていただきました。うまく崩すと、楽しい雰囲気が出来上がるんだなと学んだ日でもあります。

Gallery FUKUTA(町田市玉川学園前8-13-30)での「陶と布」展は、明日から始まります!

「陶と布」展

「陶と布」展


展示会のお知らせ

展示会案内ハガキ

展示会案内ハガキ

注文作品の納品準備と、帯地の織り上げと、ムスメの入学準備を同時進行で進めながら、「私もシューンドンドンしたい!」(機織りの音です)という、ムスメのリクエストに応えたいと、ムスメ初機織りの準備をしようかと目論んでいます。

さて、今回は春の展示会のご案内です。
4月6日(木)から、東京都町田のギャラリー「FUKUTA」さんにて、ジェイムスとの二人展「陶と織」が開催されます。

私は初日の4月6日(木)、ジェイムスは4月8日(土)、9日(日)に在廊します。

ジェイムスは今回の窯からの新作、私は織りたての反物や、日々の生活に使っていただける丹波布小物を展示販売いたします。
是非、足をお運びくださいませ。

展示会詳細

展示会詳細


様々な出来事と様々な気づき

窯焚きの友

窯焚きの友

陶芸家の夫が窯焚き中です。備前で修業し、備前の土をメインに使うため窯焚きは、約一週間昼夜続きます。一人ではとても無理なので、いつも友人知人の助けを借りて、焚き続けます。私は誰もお願いする人がいない時にたまに手伝う程度ですが、今回久しぶりに、ほんの少しだけ窯焚きをしました。
炎の走るゴーっという音を聞きながら、温度とにらめっこし薪をくべていきます。全身の感覚を使い、別の世界にいるような気持ちにさせてくれます。

さて、この数日は様々な出来事が起こりました。先ずはムスメの卒園式。暖かくそして爽やかな感動を覚える式でした。式後、「ここに通うことはないんだな~」と感傷に浸っている親を置いてムスメは、あっさりと園にお別れをし、次に気持ちを向けるようにスタスタと門を出て行きました。過去よりこれからが大事よね~とその姿を見て感じました。
そして卒園式の日に彼女のダンス発表会。「ちゃんと」よりも「楽しい!」の大切さを体現してくれました。

またまた、昨日は私の地元ラジオへの出演がありました。ただしパーソナリティーは、もとNHKアナウンサーの村上信夫さん。さすがプロ!の話術で緊張しながらも安心して話せました。本番に入る前の心地よい緊張感と、本番に入った後まさに「ラジオの世界」を作り出す様を目の前で見ることができて、感動しました。そのラジオ出演の中で、ライフスタイルや生活が変わると声も変わるという話をされていて、確かに生活の変化や年齢と共に顔や体型も変わるのだから、声も変わるはずと納得しました。
毎日聞く自分の声の変化には、自身では気づきませんが、心地よい声に変わると嬉しいなと思いました。

春休みのこの二週間、元気なムスメとほぼ一緒に過ごす楽しさと、自分の仕事がなかなか進まない焦りを感じながら過ごしています。あ~もっと長い夏休みどうなるんやろ?と今から心配してしまいます。


Thanks mum !!!

ちきり巻き

ちきり巻き

ムスメの熱が長引き、全ての予定をキャンセルし、圧倒的優先順位にひれ伏した1週間でした。熱が高いときは、よく寝てくれたので様子をちらちら見ながら、織の作業に集中できたのですが、熱が引き始めると本人も元気になり、うろちょろとし始め、工房での作業にも集中できず、主人も陶器市で1週間ほど留守にしているという、困った状態の三連休中に実家の母が来てくれました。
5日間たっぷり休息し、「遊びたい」エネルギーが充満しているムスメとたっぷり遊んでくれて、家や庭も綺麗にしてくれて、おまけに私が工房にこもる時間も作ってくれ、何とも贅沢な三連休を過ごすことができました。子供を育てる中で、様々なことを学んでいますが、色んな人の支えの中でこそ心に余裕をもって子育てができるんだなという事を実感しています。その中での実家の母の存在の大きいこと!今回も助けていただきました。
お陰様で、展示会までのもう一本が間に合いそうです。ありがたい!


圧倒的優先順位

sleeping beauties

sleeping beauties

3月末にある納品締切と、4月にある展示会が迫ってきて、焦ることを通り過ぎ少し呆然としてしまっています。よくワカラナイ状態になりながらも、毎日せっせと機に向かっています。
そんな中、とうとうムスメが風邪をひきました。ちょっとほっぺが熱いかも?と思い送り出した後、園から「微熱があります」の連絡を受け、迎えに行ったのが昨日。本人の機嫌は良いのですが、夜に熱が上がり今日はそのまま38度台をキープしています。幸いインフルエンザではなかったようですが、夫の実家は海の向こう、私の実家は車で小一時間という、核家族生活の私たちには、このような状況になると全ての予定が、キャンセルになります。有無を言わさず全て予定変更です。
子供を持ってわかった事の一つが、この絶対的優先順位です。親の予定や約束や付き合いなんて、この優先順位に入れば、清々しいほど後回しになります。

こんな事情で昨日と今日は、予定変更で私の工房にベットを持ち込み、工房兼ムスメの病室となりました(変わらず、ココさんのお昼寝場でもあります)。普段は活発で動きの多いので、ムスメが工房にいると私が落ち着かず、織りも進まないのですが、熱のせいでうつらうつらしてくれたお蔭で、織りに集中できました。
少しいつもよりスローペースの娘とじっくりゆっくり過ごし、尚且つ織が進むという、穏やかで得をしたような2日間でした。明日には、熱が下がっていますように!

 


習いゴト

着付け

着付け

以前からずっとやりたかった、着付けを習っています。忙しくなる春までに、なんとか覚えてしまいたいと、無理を言って2カ月間の中での、集中レッスンです。

最初は、背中に腕も回らず、また背中で何が起こっているかもわからず、先生の言われるままに紐を締めたり、帯を巻き付けたりしていましたが、少〜しづつ着付け方帯の結び方の手順が理解できてきました。しかし、綺麗に着付けるにはまだまだ練習が必要です。祖母や大叔母からのお下がりの着物を着て出かける日を楽しみに、練習します。

目標や動機付けがあると、楽しんで頑張れるのだな、と実感中です。


反省反省

綜絖通し中

綜絖通し中

織りながら染めた糸の色が落ち着いたので、織の準備に入っています。“二月は逃げる”という言葉のとおり、気が付くと二月も終盤。バタバタとした用事の間に整経をバタバタとしてしまい、数本糸の入れ忘れに気づき、糸を入れ直してちきり巻きをしました。
どのもの作りにも共通することかもしれませんが、それぞれの工程は次の工程に繋がっており、どこかをおろそかにすると、次の工程に影響が出ます。そのことを身を以て実感した一日でした。余計に時間もかかったし、反省反省です。

ただ、間違いや失敗に気づくと、修正ができることもこの織の良いところ。今日で修正ができたので、明日から超特急で織りにかかります!