進んでいます!

緯糸整列

緯糸整列

明日からいよいよ師走です。年末までに仕上げたい大きな注文を抱えています。1日36時間が良いか、1週10日間が良いかと、ありえない妄想に浸りながら、ひたすら織り進んでいます。

今回は、以前に織ったものをリピートする形で注文をいただきました。残った糸を集めて並べた柄。オマケに緯糸は試しで織ったところを気に入ってもらえ、その柄を再現しているのですが、規則性がない分2メートルほど織ってやっと横柄が頭に入りました。覚えにくい柄なので、間違えないように集中しないといけません。そうなると、織ることに気持ちが集中するので、織りが進みます。

油断せず、このまま年末まで織り進みたいと思います。まだ、クリスマスや年賀状やお正月からは、離れていたいのですが、明日からあちこちで12月らしい光景を目にするんだろうな、とココロの準備をしています。


二人旅

秋の海と羊と足

秋の海と羊と足

開けた景色を見たくて、週末に思い立ってムスメと二人で海に行きました。生まれてから毎年欠かさず行く丹後の海。夏の晴天のキラキラした海も好きですが、秋の曇り空のもと、静かで穏やかな表情を見せてくれる海も良いものだなと思いました。

誰もいない海岸でムスメと二人、裸足になって海に足をつけたり、綺麗な貝や石を競って探したりと、幸せな時間を過ごしました。「海は幸せやね〜」と何度も言うムスメの声を聞きながら、うんうん!と強〜く賛成し、旅の相棒ができた喜びを感じた週末でした。

帰りに寄った碇高原にいる、羊の黒い顔と白い体のコントラストも良かった!


とろける心

「灯びとの集い」後、丹波に戻りホッとしたのもほんの束の間、再びバタバタとした日常に戻っています。そして、私の住む丹波市は市長市会議員選挙前。今年は20人の枠に28人が立候補し、新人の方々の割合も高く何となくザワザワとしています。女性や若い世代の立候補者が増え、良い傾向だな~と思いつつ、それぞれの候補を応援する方々の様子を見て、選挙は人を熱狂させるナニカがあるんだな~と感心しています。

そんな中、今日は“頼まれ染め”をしながら、経糸巻きをしていました。赤や黄に染まった山がお日様に照らされて、楽しげな表情を見せてくれる景色を見ながらの作業は、バタバタとした気持ちを平らにしてくれます。そして、傍で思いっきり力を抜いて寝そべっているココさんと一緒にいると、時間ややるべきことに追われ勝手にきりきりしてしまっている自身の心が、とろけていきます。ココさんのお蔭で、窮屈になっていた気持ちがほどけました。
山やココさんを見ながら、感謝と幸せを感じ、自身の気持ちの持ちようについて反省した午後でした。心がほどけすぎて気持ちがたるまないように、明日もグルングルンと、経糸を巻きます!

cocoさん

cocoさん


ただいま丹波

A tree in Sakai

A tree in Sakai

堺市の大仙公園で行われた「灯しびとの集い」が本日終了しました。お天気にも恵まれ、たくさんの方が来場されていました。初出展だった昨年は、足りない所がたくさん見え、反省する事が多かったのですが、今回は次にどう進むかといった道筋が、前回よりクリアになってきたように思えています。そこをどう進化させるのかは、私次第。出展のおかげで気持ちが引き締まりました。

週末の二日間で様々な出会いがあり、嬉しくて楽しい思いをさせていただきました。作品を見ていただいた皆さま、お話しさせていただいた皆さま、ありがとうございました。今回の皆さまとの出会いのおかげで、、多くの学びを得る事が出来ました。ありがとうございます!そして、前回も感じましたが、スタッフの方々のプロフェッショナルな対応がとても有難く感じました。場の雰囲気は、人によって作られるという事が実感できたイベントでした。主催の皆さま、本当にありがとうございました。

Settled down

Settled down

少々嬉しさが爆発気味ですが、今夜丹波に戻り、犬達人間達共々ホッとしています。やっぱり我が家は、いいなとほっこりしています。ほっこりしながら、ムスメと出展場でたっぷり遊んでくれた友人に、深く深く感謝します。彼女のおかげで、私は仕事に集中でき、ムスメは安心して楽しく遊ぶ事が出来ました。いつもありがとうございます。

多くのありがとうを感じる週末でした。


出展のお知らせ

染めています

染めています

栗の皮を使って、三色に染め分けています。納期が決まった作品であり、製作の予定上、今日が染め上がりの日でした。染め上がりの今日は、日曜日。ムスメと遊ぶ日です。寝るのが大好きで、いつまでも寝続けるムスメをちらちら見ながら、朝方染めの仕上げをしました。
日中は、たっぷりと遊び夜ムスメが寝てから、大量の糸をすすぎ、今部屋に干された糸を見ながら、一息ついています。

染色は工程の中でも好きな作業で、多少糸の量が多くても、よしっと頑張れるのですが、糸の量が多いと最後の洗いにとても手間取ります。今回は、2時間近く糸を洗う羽目になりました。
バタバタ平和に11月一週目の週末が終わりましたが、来週は堺の大仙公園で行われる、「灯しびとの集い」に出展いたします。昨年に引き続き二回目です。これで良いのだろうか?まだまだできることがあるのではないか?と迷いもありますが、えいやっと素敵な出展者の方に交じって勉強をしてきます。

様々なジャンルの作品、音楽、トークイベントも楽しみです。11月12日(土)、13日(日)と是非、堺市にお越しくださいませ。

tomoshibito.org/
ja-jp.facebook.com/tomoshibito/


Healing

森の中

森の中

三田阪急での催事が終了いたしました。
作品を見ていただいた皆様、興味を持っていただいた皆様、ありがとうございました。
今回、私自身作品も人柄にも惹かれる方々と一緒に仕事ができ、コーディネートをしてくださった、刺繍アーティストの伊織さんの人柄と空間づくりのお蔭で、幸せな気分で終えることができました。出品者でありながら、癒される催事でした。

さて、夏の終わりから年末まで続くイベント等の合間に出来た時間を利用して、信州に来ています。家族とココさんと(マンゴーは、いつもの所で休暇中)、久々にゆったりと過ごしています。丹波とは違う山の風景を楽しみながら、今日は山の中を歩いてきました。標高のせいか、空気や水が澄んでいて、山の景色も太陽の動きの中で、いろんな色を見せてくれています。山や木、光や水ナドナド、心が開放される1日でした。

たっぷり癒されています。充電して帰ります!


親孝行

今日の夜、朝日放送(関西ローカル)の番組「ココイロ」で紹介をしていただきました。
番組と番組の間の2分ほどの放映ですが、週替わりに色んな地域の人や物などを紹介します。
今週は、丹波市でその中で私の仕事を取り上げていただきました。

放映前、実家の母から時間の確認の電話がかかり「友達みんなに言ったから!」と伝言があり、主人には「チャンネルは合っているのか、時間は大丈夫か」とうるさく言われ、放映後は母から「良かった~」の感激の電話が入り、私以上に大きくリアクションしてくれる家族たちの思いにジンジンしました。
4時間近い撮影の映像を2分という短い時間に編集して、まとめあげた技量と映像の美しさに感動しました。そして、電話の向こうの母の弾んだ声がうれしくて、少しだけお返しができた気分になりました。番組を制作いただいた皆様、ありがとうございました。

「丹波篠山の手しごと展」

「丹波篠山の手しごと展」@三田阪急

さて、イベントの案内です。JR三田駅前の三田阪急さんで「丹波篠山の手しごと展」が始まりました。丹波篠山で暮らす4人の作家の作品が並んでいます。今日、私も在廊してきました。
一緒に展示している作家さん達も(主人はもちろんですが…)よく知っている人たちです。人柄も作品も良く、お客様への紹介も自然と熱が入りました。

ここでも、熱めに作家さんたちの紹介です。
陶芸は備前と伊賀で修業をされた、大杉康伸さん。親しみやすい湯呑や飯椀の他に、薄づくりの長四角のお皿が、繊細で美しく使い心地も良さそうです。
木工は、イギリスでウィンザーチェアーを勉強された、小島優さん。新作の彫の入ったコースターや楊枝が美しく、手に取りやすいのですが、なんといっても椅子!美しく、座り心地もとても良い。一度座ると、立ちたくなくなります。是非座ってみてください。
そして、もう一人の陶芸家は、ジェイムスイラズムス。備前で修業後丹波で穴窯を作りました。作品は、すべて薪で焚き上げる焼き締めです。今回、新作が並んでいます。
小さめの一輪挿しや、ピッチャーなど黒い色味の作品がカッコ良いです。使い勝手は毎日使っている私が、保証します!
私は、ストールやバッグなど毎日触れて毎日使っていただけそうな作品を並べています。使うほどに美しく、しなやかに強くなる布です。お手に取っていただくと、うれしいです。
期間は10月25日(火)まで。土曜日(ジェイムス)、月曜日(大杉さん)、火曜日(小島さん)が在廊しています。どうぞ、お越しくださいませ!

 


できあがっていく

焼き締まり中

焼き締まり中

今日は、村の秋祭りでムスメと一緒に参加してきました。私の住む村のお祭りは、「布団神輿」を村の男の人達が押し、お神輿の中で子どもたちが、太鼓などの打楽器を順番に打ち鳴らしながら、村を回ります。そして村の数カ所で獅子舞を舞います。舞いの後は、布団神輿に投げ銭をします。願い事を書いた紙にお金を包み、お神輿の上に乗せるのですが、なかなか一発では成功しません。今年は、お隣のおばあさんの分も合わせて、それぞれ一回で成功しました。

子どもたちは、お神輿の後ろを紅白の綱を持って着いて行きます。そして獅子舞ポイントで振る舞いのお菓子やジュースをいただき、勇気ある子は、獅子に頭を噛んでもらい、無病息災を祈ります。勢いはあるのに、ビビリの我ムスメは獅子舞になると、お菓子食いに専念し遠〜い所から獅子を横目に眺めていました。

そんな村のお祭りと重なり、主人は仕事のクライマックスである窯焚きをしています。半年という長〜いスパンでの仕事。手伝いはしませんが、横で見ている私でもドキドキします。無事に焼きがることを祈るのみです。そして、今日はお祭り後に伊藤園さんの「茶ッカソン」というイベントに参加してきました。高校生がクールなイベントについて考え、グループワークで意見を出し合い、プレゼンをするという現場に立ち会わせていただきました。テーマを決め、企画し、膨らませていく過程を身近で見て、また一緒に体験し、ものを作る過程と似ているな〜と面白く感じました。高校生と対等に意見を交換し、ひとつのものに纏めていくとても楽しい経験が出来ました。誘っていただいた、AOの田仲さん、塩塚さん、ありがとうございます!

伊藤園茶ッカソン

伊藤園茶ッカソン


戻るところ

最近といっても、大分前からの様な気もしますが、バタバタしています。少しヤヤコシイ事も含みながらでは ありますが、ほぼ前向きな喜ばしいことが、ダーーッと押し寄せてきてくれています。
そんな流れに、巻き込まれながらなんとか泳いでいるような日々ほど、毎日のルーティーンに帰る大切さを痛感しています。

indigoたち

indigoたち

帯が織り上がったので、中途半端な量の藍糸を並べて、巻物を織ります。適当に糸を並べ多少の濃淡の違いは気にせず、縞を立てていくのは、自由で肩の力が抜けて楽しい作業です。工房での作業するという、ルーティーンに戻ると色々なことが整ってくれるように感じます。

毎日のルーティーンではなく、毎年のルーティーンになってきているぬぬぬパナパナのリレー日記の担当も、無事果たすことができました。下手くそで拙いけれど、“書く”という表現も楽しいものだなと、今回も感じることができました。毎回、いきなり「よろしく!」と連絡の入る、主催者のちゅうさんに感謝しています。
よろしければ、ご覧くださいませ。  nunupana.com/


Team play

朝日放送系関西ローカルの5分ほどの番組に、取り上げていただく事になりました。今日はその撮影があり、ダイレクターさん、カメラマンの方、照明の方、助手の方が工房に来られました。

午前中をたっぷり使う撮影で、私は言われたままに動いていましたが、番組という、1つのものをチームで作り上げていく工程を見る事が出来て、とても面白かったです。番組制作という、1つの目標に向かって、それぞれが自分の役割を果たしながら、ものを作っていく過程を目の当たりにし、お互いの信頼関係があるから、こんな風に良い雰囲気で番組を作る事ができるんだな〜、良い光景だなと、1人感動していました。

cooking team

cooking team

そんな、貴重な経験をした今日ですが、夕飯の栗ご飯用に栗むき器、「クリクリ坊主」で栗を剥いていたら、左手の親指をスパッと切ってしまいました。包帯でグリグリ巻きにしたので、料理ができず、急遽主人とムスメが、台所に立ってくれる事になりました。こちらも、チームで、お味噌汁を作る事が出来ました。美味しかった!