加減
今日は天気がとても良かったので、糸に糊を付けました。空気が乾いていて、晴れていたので糊は薄目にしました。それでも、お日様のおかげで、パリッとついてくれました。
太陽や風の力を借りて乾かすので、その日の天気を見ながら糊の濃さを加減します。難しいけど、天気を見つめながらの作業は、心が解放されて楽しい。特に今日のように晴れた日は、体も軽く動いてマメに糸をさばいたり、、、心が弾んだ糊付けでした。
ぐい呑み袋
丹波布の〝ぐい呑み袋〟です。備前焼きのぐい呑みとセットでギャラリー十三夜での個展に出していただきました。
マイぐい呑みを袋に入れて、飲みに行くのってカッコイイ。どんなオトナにこれを使っていただけるのか、楽しみです。
学ぶ
半年ほど前から始めた勉強が少し忙しくなり、3日間ほど織りから遠ざかっていました。
片付けなければいけない用事が、だーっと目の前に並んでいるせいか、気忙しい気分でいたのが機の前に座るとすーっと溶けていくようでした。但し、あまりにも気忙しく心が落ち着かないと織りながらあれこれ考え、なかなか集中できない時もあります。
今日はうまくいきました^ ^
始めた勉強のおかげで、色んな人と意見を交換する機会があります。どの人もそれぞれの感性で、自分の言葉でちゃんと考えを伝えようとする。その言葉を聞いたり、逆に聞いてもらったりがとても面白く、とても良い刺激になります。
心を開いて聞き、話すことが大切なんだとしみじみ感じました。
明日もたくさん学んできます。
きれいに終わる
今日は、晴れたりあられが降ったり天候がくるくる変わる日でした。
ちょうど1ヶ月前、丹波布が復興されるころからずっと丹波布を作り続けてこられた足立康子先生が天に召されました。
品よく生きられ、最期も品よくきれいに閉じられました。強い意思と澄んだ精神がないとできないことだと思いました。大ベテランになっても、謙虚に真面目に製作に向かわれていた姿勢が強く印象に残っています。
生き方も作る姿勢もその姿から、教えていただきました。
明日から織りはじめます。
やっと!
経糸を巻くのに時間が掛かり、予定の日をオーバーしてしまいました。深夜の作業で、なんとかここまで来ました。ちきり巻も終わったので、後はがーーーっと織り進みたい!
急ぐと良いことないので、気持ちは焦らず、でも手は急いで…明日から集中!
小さい春
暖かい空気に誘われて家の周りをウロウロしていたら、裏庭にフキノトウを発見!
ぽこっとした形や春らしい色が好きで、見ると春が来てるなと実感できて、嬉しくなります。
春が来ているということは、冬が終わるということ。寒がりの私には、とても喜ばしいニュースです。
三寒四温、まだまだ寒い日も来るでしょうが、それでも嬉しい発見でした。
糊付け
本当はカラッとした晴れの日が良いのですが、冬の丹波にはそんな日はなかなか来てくれません。待っててもしゃーない!と、経(たて)に使う糸に糊をつけました。
どんよりとした、空の下せめて風が吹いてくれたらなーと思いながら、干しています。
今週は、ずっとムスメの風邪につきあって家にいます。寒いし、外に出れないし糸紡ぎが進むかなぁ思いましたがと、予想が外れはかどりませんでした。だいぶん元気になってくれたので、明日からは作業が再開できるかな、と期待しています。
空の色
丹波の冬は寒い。今年は特に寒い。嫌になるくらい寒い。空はどんよりとして鈍色になる。でも光の加減で色んな色が見えてくる。空の色を眺めるのが好きで、空の色が知識のように自分の中に蓄積していったらいいなぁと思いながら、空を見上げる。
特に太陽が昇る直前の空や太陽が沈んだすぐ後の、茜色が好きでチャンスがあれば、じっと眺める。朝一番は無理なので、大概夕方になるけど、、、
これは、去年の秋に撮ったもの。早くカラフルな空が見たい!と願って載せました。
たてとよこ
丹波布のテーブルセンターを織っています。経の柄は古い丹波布の写しです。緯糸を入れる時に経とのバランスで、悩むことがあるのですが、すとんと落ち着きどころが見つかる時があります。
それは、とても感覚的なものでザワザワしていた気持ちが鎮まるような感じです。
本日の落ち着きどころは、これでした。
後で古い丹波布の写真を見ると、似たような緯の入れ方を発見。
この縞には、こんな緯の入れ方といったスタンダードがなんとなく存在するのだなと思いました。
経糸巻き
織りの準備をしています。経てにする糸に糊をつけた後、木枠にグルグルと巻いていきます。真ん中がふっくらするように巻くと、糸が出やすいのですが何故かいつも上の方が、ふっくらしてしまう…
巻く時に糸をずっと触っているので、糊の状態や糸の状態が良くわかります。
今回はしっかり糊のついた丈夫な糸です。