感謝

柳さんと外村さんの言葉

先週千葉に用事があり、久しぶりに新幹線に乗って東京に行って来ました。10月に出展する屋外展示会の打ち合わせで、モノ作りをする方々と会って話し、ポジティブな刺激をたくさんもらいました。
その後、丹波布を一緒に勉強した同期生と二人で同窓会。何かと良い刺激をもらっている彼女ですが、相変わらずの猛進ぶりに嬉しい刺激をもらい、出会う人に恵まれているな〜としみじみ思いました。

そして次の日は日本民藝館に行き、目とココロを肥やした後、2冊の本を手に入れました。どちらも薄い本ですが、シンプルな言葉で大切なことを語っています。何回も読み返して覚えてしまいたいくらい。

そして今日は誕生日。家族や友人や出会った人や出会った本やモノに感謝です。


自然の力

夕焼け

今日の空

夕食作りの合間に空を見上げると、見事な夕焼けでした。しばらく、一人で静かに空を見つめていました。  日が沈んだ直後に空の色が、どんどんと色づいていく様子を見るのが好きで、今日久しぶりにその「好きな瞬間」に出会うことができました。

今織っている布も夕焼け色。ただし、南の島の夕焼け色ですが、、、。

こんな美しい色を見せてくれるのも、激しい雨を降らせるのもどちらも自然の力。先週末の豪雨で私の住む地域もいくつか、大きな被害を受けています。とっても小さな力ですが、ボランティアに参加した際に見た現場は、人の力なんてプチっとひねり潰してしまえる、自然の力が動いた後でした。

畏れ、敬い、愛で昔から人は自然と生きて来たんだな、と感じました。

被災された方々が、早く平穏な気持ちで空を見上げる日が来ることを願っています。


伝承する

鹿場の竹細工

鹿場の竹細工

竹細工の技術

竹細工の技術

鹿場の竹細工

鹿場の竹細工

私の住む村、鹿場(かんば)は、かつては竹細工の村でした。青年団に入ると、竹の籠などを作ることのできる技術が伝えられたそうです。鹿場には、120軒ほどの家があるため、かつては120人程の竹細工の技術を持った方がいたそうです。でも、今は三人程しかいません。その方達も、かなり年齢が高くなられています。定期的に竹細工教室を開いたりして、技術を伝える努力をされています。

「次を継ぐ人は?」の問い掛けには、「地元の人が来てないので」とのこと。技術を伝えることのできる人はいるのに、承ける人がいない。伝統技術が失われていく原因を目の当たりにした気持ちがしました。

私も一度消えかけて復興した技術を受け継いだ身。なくなるのは早いけど、再び興すのはとても時間と労力がいることは、先人の苦労を伝え聞き、理解しています。今ならまだ間に合う。誰かこの技術を受け継ぐ人が出てきたら良いのにな、と切に願います。


訓練中

夏の日差し

夏真っ盛りです

夏の日差しが強くなってきました。工房の窓が南に向いているため、よしずを立てかけました。よしずを通して見る光は夏が感じられ、子どもの頃夏が来るととても嬉しかった気持ちを思い出します。今日のBGMは、Jack  Johnson。ベタですがピッタリはまります。

先月から始まった織りの内職。おおざっぱな私には、全てを規格に合わせて織るという作業は、とても良い訓練になります。経験することに、無駄な事はないんだなと実感中です。


コマーシャル

陶芸教室

James’s pottery class

今回は、織ではなくて陶芸についてです。
私の主人(ジェイムス イラズムス)の陶芸教室が丹波で開催されます。
出来上がった作品は、薪窯で焼きあげます。釉薬を使わずに土と炎の力で仕上げる作品は、色に深みと暖かみがあります。
焼きあがった作品を手にしたときは、感動しますよ。お時間があれば、是非ご参加くださいませ。
当日、私も手伝いでうろうろしています。

 


道具になる

松山さんと

一体化してます

古い方の機、“松山さん”で織っています。織り始めからしばらくすると、自分が機に馴染んでいく感覚がわかります。すーっと機に馴染んで“織っている私”がいなくなり、“織っている”だけになる感覚。「私」が機の一部になる感じです。
そんな時、頭の中は雑念も何にも無く空っぽと言うか「空」という字がぴったりの状態です。
猫の餌をねだる声や、電話やポッと浮かんでくる雑念にちょくちょく中断されますが、とても大切で気持ちのいい時間です。


染め上がりました!

染め上がりました!

Finished dying !

栗の皮を使ったドカ染めが終わりました!今回は、約2kgの糸を4色に染め分けました。写真にはありませんが、もう一つはグレーです。
媒染を変えたり、染め重ねたりすると染料は同じでも、様々な色を染めることができます。毎回新鮮で、魔法のようで染色は本当に楽しい!終わった後も充実感でいっぱいです。

次は、今年の目標の粘土染めに挑戦したいです。


染める

栗の染液の煮出し

栗の皮で染液を煮出しています

糸染め

栗の皮の染液の糸を漬けて染めます

染色が始まっています。今回約2kgの糸を媒染を変えたり、重ねて染めたりして4色染め上げる予定です。火を使うので染め場は暑いのですが、汗をタップリかいて、外で太陽の下糸をじゃぶじゃぶ洗うのが、とても気持ち良い。
今週は、染色のおかげでディトックスができそうです。


準備

糸の精錬

染めの前準備です

今週は、染色の週です。栗を使って、約2キロの糸を染める予定。鍋も重いし、糸をたくさん絞るのでかなり重労働です。
先週末に染める予定の糸を精錬しました。紡いだ糸には汚れがあったり、綿の油があったりするので、きれいにしたり染めやすくするために、糸を洗います。いろいろなやり方がありますが、私は塩水で煮ます。
これで、いよいよ染色に突入。色々な工程の中で好きな作業の一つが染色です。楽しみます!


別れ

Momo

Bye bye Momo . Thanks a lot !!!

今日、猫のモモが亡くなりました。岡山から丹波に連れて来て、最初の家から今の家に引っ越した後は、自分の意思で最初の家に戻り、隣に住む知人にお世話になっていました。出会ってから13年、一緒に暮らさなくなって5年ほどですが、時々姿を見かけていました。

賢くて、気高くて、気が強くて、意思も強く、そして美しい猫でした。