良い刺激

籠の展示会

籠の展示会

連休中は、旦那さんが窯焚き中のためムスメ二人と母娘三人で過ごしました。家でゆっくりしたり、秋の海辺でのんびり遊んだり、終わってみるとあっという間の三日間でした。久々の海は穏やかで、まだ水もそんなに冷たくなく、裸足になり足を海に浸し、砂だらけになりながら遊んで、良い時間が過ごせました。

そして、今日は大阪日本民芸館での「民藝のバスケタリー」展に行ってまいりました。籠が大好きで、行ってみたいと思っていたのでやっと行くことができ、予定が決まった時から楽しみにしていました。
その地に育つ素材を使い、編まれた模様はリズミカルで美しく、それが生活の道具になり使われる。使われると経年変化で更に美しくなる籠たち。静かな展示場で、静かに興奮していました。
鑑賞後は隣の民俗博物館に立ち寄り、企画展を観て本屋さんに寄りいくつか本を購入し、ムスメの迎えに間に合うよう、丹波に戻りました。短い時間でしたが、充実した時を過ごすことができました。

海の風と籠のお蔭か製作の方もペースが戻り、今晩は工房でしっかり糸に向き合うことができました。よかった!


失速中

秋の色

秋の色

暑い夏が終わったら、急に秋になりそして気づけば樹々が紅葉し、またまた気がつけば色づいた葉っぱが散り始めています。

もうひとっ走りし始めているはずが、ペースに乗り切れずちょっと前と比べると、仕事の進み具合がゆっくりとしております。上のムスメにヤル気スイッチを押すようお願いしても、こそばされるだけでイマイチシャキッと動けません。そんな中、土曜日に音楽会だった上ムスメの代休で、久々に2人で過ごしました。カフェでお昼ごはんを食べて、犬の散歩をして、普段はチビムスメがいるので、ついつい上ムスメが我慢する事が多いのですが、彼女も穏やかに過ごせたようで、良い時間でした。

明日からは、是非失速トンネルを抜けだして、ペースを取り戻したいと強く思っております!


もうひとっ走り

秋です

秋です

移動の多い日々が終わり、週末に糊つけした糸も秋晴れの下パリッと乾いてくれ、今月中に織り上げたい帯の制作に取り掛かろうとしていた矢先に、下のムスメが発熱してしまい、やっと見つかったこども園も今日はお休みして、家にいます。こうなったら、仕事の優先順位はグンと下がり、圧倒的優先順位にひれ伏しています。
寝てくれないかな、と期待しておりますがなんだか元気で、鼻歌交じりに家の中をウロウロしております。

さて、秋が深まってきました。庭の柿も熟して終わりに近づき、ミカンの初収穫も終え、山々は黄色や赤に染まっています。今年もあと一か月半ほどになりました。帯とあともう一本、そして灰汁精錬の糸での重ね初めを目標に、きりっと気持ちを引き締めて、もうひとっ走りしたいと思います。

伊勢丹新宿本館での催事「美シキ日ヨウ品展」は、明日火曜日までです。是非お立ち寄りくださいませ。


あっという間

美シキ日ヨウ品展 by nice thngs

美シキ日ヨウ品展 by nice thngs

少し前まで、とても暑い日が続いていたのに今はその時が嘘のように、気温がグッと下がってきています。そして、つい最近イギリスから帰ってきたと思っていたら、いつの間にか11月に突入。9月や10月はいったいどこに行ってしまったのだろう?と記憶を辿ってみたりしています。
先日は上のムスメの誕生日でした。家族になってから一緒に祝うのは7回目。こちらもあっという間だな~としみじみしてしまいます。その時その時は、バタバタしながらも濃密な時を過ごしているのですが、振り返ってみるとあっという間だな、と思うことが多く、だからこそ一瞬一瞬を大切にしたいなと改めて思います。

さて、明日から新宿伊勢丹で「美シキ日ヨウ品展」が開催されます。初日の明日、在廊いたします。ヤシャブシを染料にしたグレーを染め上げて、すっきりした気分で売り場に立ちたいと思います。
主人の作品もあります。是非是非お立ち寄りくださいませ。伊勢丹新宿本館5階 センターパーク/ザ・ステージ#5にてお待ちしております!


展示会のお知らせ

展示会ご案内

展示会ご案内

バッタバタと動いている間に、すっかりブログの更新が滞っておりました。先週末は、役員として関わっている丹波布の技術認定者の集まりである技術者協会の展示会が東京であり、商品説明や実演などを行ってきました。
コドモ達を置いての初めての二泊三日の外出。母やダンナさんの協力のもと、ムスメ達も機嫌よく過ごしてくれていたようで、安心しました。これなら、次があっても大丈夫!とひそかにほくそ笑んでいます。
街育ちのはずなのに、田舎の生活が長くなったせいか、東京についた途端目がショボショボしていましたが、家に帰りついた途端に治っていました。

さて、今回は展示会のお知らせです。以前に掲載していただいた雑誌nice thingsさんの企画展「美シキ日ヨウ品展」に参加させていただきます。会期は11月7日(水)~13日(火)で会場は伊勢丹新宿店本館5階 センターパーク/ザ・ステージ#5です。
好きなガラス作家さんや、ぬぬパナでご一緒させていただいたstudio ayumqさんの作品も並ぶので、私自身も楽しみにしております。主人の作品も並びます。

初日は会場にいる予定にしております。是非、足をお運びくださいませ。


ああ寝落ち

よなべ

よなべ

秋が深まってきて、日が暮れるのも早くなりました。夕方になると空気がしっとりし、ぐんっと気温も下がります。肌寒い空気を感じながら、オレンジに色づいた柿が重そうな柿の木や、鷺が巣に帰る様子や、空が青がだんだんと薄くなる様子に「綺麗やな~」と思いながらも、ギンギンに暑かった夏が去った寂しさも感じます。

仕事は只今スパート中で、自分でも受けたデッドラインに向けてダーーーっと進んでいます。が、ここ最近(でもないかもしれない)、寝落ちが習慣のようになってしまい、夜なべに取り掛かるまでが、大変です。
ムスメ二人の間に入り、寝かしつけをしていると必ず一緒になって寝てしまいます。そして時には読み聞かせをしながら、私が寝てしまい、ムスメにツンツンとつつかれ続きを読むように催促されたりしています。子供の体温を感じながら眠りに入るのは、とても幸せで心地よいのですが、その後起きてヤル気になるまでとても時間がかかります。
昨日も一昨日もそしてその前の晩も見事に寝落ちにやられてしまいました。寝落ち後、パッチリ起きられる方法を模索中です。


ダッシュです

秋祭り

秋祭り

この三連休は村の秋祭りでした。祭り前日は、宵宮があり豪快な餅まき(アンパン率がかなり高かった)に参加し、当日は大人の男たちは神輿を押し、小学生は順番に神輿の中でお囃子を奏で、子供達は紅白の綱を持って神輿の後に続き、母ちゃんたちは子供に付き添い、皆で村を一巡しました。
お囃子の練習や当日の付き添いなどで、バタバタと時間のとられる数日間でしたが、子供達はとても楽しそうで、大人になった時こんな経験が彼ら彼女らの原風景や楽しい思い出の一つになるんだな、と思うと面倒でもあるけど、付き添いもしょうがないなと思えます。

秋祭りが終わると、村の行事は春まで一段落です。
仕事場の方は只今織上げ、織の準備、糸紡ぎなどなど締切に向かって色んな作業が同時進行で進んでいます。バタバタの間にココさんの貫録あるボディーを撫でて心を落ち着かせお仕事をしています。仕事がひと段落した時にしたいことを思い描きながら、もうちょっとペースを上げて走り続けます!


展示会開催、ありがとうございました!

coco!

coco!

ぐずぐずした天気が続いています。この週末の土曜日は上のムスメの運動会が予定されており、雨の予報の中前日にお弁当の仕込みをし、当日は朝五時に起床し数分ごとに空を確認しながら、揚げ物をしていると学校から中止の連絡が入り、「やっぱりねー」と布団に戻りました。次の日は快晴で、この日も早朝からお弁当を作るという、お弁当にかかりっきりの二日間でした。
先週東京から戻り、ペースを取り戻しつつある頃、ベビーサークルを乗り越え工房をうろちょろし始めた下のムスメをそろそろこども園に預けようと、問い合わせをしたところ、満員との返事。そこは人気あるからな~と、別の所に問い合わせても満員。もしやっと思い役所に問い合わせると、現在丹波市内の保育施設で下のムスメの該当年齢のクラスはすべていっぱいとのこと。田舎に住んでいて、まさかの待機児童当事者になるとは、思ってもみませんでした。今まで丹波の暮らしはいかがですか?と聞かれていた時「待機児童問題なんてありませんよ~」って答えていたのに!そして待機児童家庭はうちだけでなく他にもあるとのこと。
ショックと驚きと、予定が狂ったのとでとりあえずは、身近な旦那さんに八つ当たりをしてみたりしましたが、怒っていてもしょうがないので、4月から空くことを強~く願いつつ、次の対策を練っています。

帰国後、公私ともにバタバタとしておりますが、cocoさんのいる工房はふんわりとした空気が流れ非常に気持ちが癒されます。どっしりとした後姿を見ていると、「困った~」とささくれ立った気持ちが、平らになります。ありがたい!

さて、九月の初めから開催されていた、札幌agerさんでの展示会が終了いたしました。開催後数日で大きな地震に見舞われ、その後数日で展示会を再開してくださったオーナーの舟見さんの決断と行動力に大きく感謝しております。そして、大変な状況の中、作品を見に来て下さった皆様、ありがとうございました。また札幌の地で作品を見ていただけるよう、精進致します!


ペースを取り戻す

秋の

秋の気配

イギリスから帰国して2週間が経ちました。バタバタと戻ってきた後は、まだイギリスでの時間の流れが残ったまま、やる事満載の現実にグイッと引き入れられ、なんとか目の前の事をこなしていく日々でした。工房での仕事も始めましたが、仕事ペースもいつもの倍以上かかってるように感じ、リズムに乗り切れていない状況でした。

そんな中、2年後のグループ展の打ち合わせがあり、東京に行ってきました。昨日新幹線に乗り打ち合わせ会場に行き、その後深夜バスに乗って大阪経由で今日の昼間に丹波に戻ってきました。弾丸の東京行きでしたが、一晩家族と離れ尊敬する布の作り手さん達と過ごした数時間は、“やる事満載”の渦に巻き込まれていた私に、自分のペースを取り戻すチャンスを与えてくれ、作る事への意欲を盛り上げてくれました。

お陰さまで、帰宅後は工房にこもりグルングルンと経糸を巻く事ができました。明日からリズムに乗れそうです。I hope !


Thank you England !

England 2018

England 2018

3週間余りのイギリスへの帰省を終え、一昨日日本に戻ってまいりました。
主人と出会ってから、2年毎くらいに訪れているので今回で10回目くらいになります。行く場所は決まっているので、イギリスに詳しくなるというよりピンポイントでのイギリスの街に詳しくなってきました。
滞在中は、家族やいつも会う友人、久しぶりに会う友人など多くの人と再会を喜ぶハグと再会を願う別れのハグを繰り返してきました。少し体が丸くなったり、頭に白いものが混じったり、会話も老眼の話になったりと、それぞれ(私も!)それなりに歳を重ね、でも会うと前と同じように話せるとても良い出会いをたくさんすることができました。歳を重ねてきたせいか、知り合う長さが長くなってきたせいか、別れのハグが少し切なく感じる旅でした。

そして、滞在中にどしどしニュースで入ってくる日本の災害。先ずは台風20号で、家の瓦が崩れたよ、そして庭のフェンスも倒れたよ、片付けといたからね~という、両親からのメールに続き、さらに大きな台風が来るというニュース。21号による被害は丹波にはなかったのですが、電柱が一斉に倒れている画像や関空閉鎖の状況を聞き、数時間おきに日本のニュースを確認していました。帰国は、福岡周りになり、最終の大阪行きの新幹線に間に合うかギリギリのタイミングでしたが、主人がスーツケース三つを操り、私が下のムスメを抱え切符を買いホームを探し、上のムスメがエレベーターを操るという見事なチームワークで、最終新幹線に滑り込むことができました。
2歳児を連れてのイギリス行きは初めてで、食べるものや行く所が、コドモベースになってしまい、少し勝手の違う滞在でしたが、それぞれ伸び伸び楽しめたと思います。
またどこかでご報告いたしますが、イギリスで丹波布に出会えたことは、今回私にとって大きな大きな喜びでした。
また、近いうちに訪れることができるように頑張ろうと、前を向ける時間を過ごせました。

そして、帰国翌日の北海道での地震では、規模の大きさ広さに愕然としています。少しでも早く、被災されている方が穏やかに過ごせる日が来ることを心からお祈りしています。