what a nice day !!!

良き日

良き日

お盆真っ只中ですが、我が家は主人の展示会などが入り、いつもと変わらない毎日を送っています。ムスメ達もそれぞれお盆の特別保育などで、こども園とアフタースクールにお世話になっています。
私は、久々に日中のすべての時間を制作に使え、織ったり染めたりサクサクと仕事が進み明日への勢いと仕事の目途もつき、とても効率的に気持ち良く仕事の進んだ日でした。

夕方は食後にムスメ達と犬の散歩。台風前の湿った風に吹かれながら、心地の良い時を過ごしました。大きな台風が接近しているとのこと。どこにも被害がないことを祈るばかりです。


very middle of summer

日本海の夕日

日本海の夕日

夏真っ盛りです。暑い日が続いております。上ムスメの学校の地区水泳も中止になり、アフタースクールも暑すぎて外で遊べない日が続いたりと、なかなかコドモタチも大変そうです。
そんな中、毎年私が生まれた時からずーっと行っている海に行ってきました。服を着てビーチにいると五分と持たないような茹だるような日でしたが、海の水は冷たく気持ちよく、魚もいっぱいいて上ムスメは今年初のフィンをはき、イルカのように泳ぎ回り、下ムスメは足の届かないところも平気で浮き輪でパチャパチャと動き回っていました。
三日間の滞在でしたが、日焼け止めを塗ったはずなのに家族全員茶色に染め上がっています。海の向こうに沈む太陽を見ることができ、大好きな茜色の空を楽しむことができ、とても良い夏の中休みができました。

海に行ったり、プールに行ったり、ムスメ達の送迎をしたりしながら、私自身も相変わらず用事が盛りだくさんの毎日です。相方の主人も盛りだくさんで、展示会が続きあまり家に居らず、こどもの迎えがままならない時もあります。実家の両親が小一時間かけてここまで来るには、頼みにくい様なコドモ達の迎えなどを誰かに頼まないといけない時、助けてくれるのが近所のムスメの同級生の母ちゃんたち。いつも快く引き受けてくれて、本当に助かっています。
つくづく子育ては夫婦だけでは難しく、周りのサポートがあるから心の余裕を持ってできるんだな、と感じています。そして、私もお互い様精神で逆の場合は快く引き受けたいなと強く思いました。


GREEN !

さんぽみち

さんぽみち

湿度と温度の高い日が続いています。そこらじゅうの植物たちが、すごいエネルギーでどんどんと伸びてきています。山々や田んぼ、あぜ道に負けじ我が家の草たちも、グングンと伸びジャングルのようになってきました。そろそろ草刈や草引きをしないといけないな~、この草が花だったら草引きしなくていいのにね、とかなわぬ事を思いながら夕方ビール片手に庭を眺めていました。
さて、夏休みです。始まって1週間が経ちました。このブログを書きながら、まだ1週間しか経っていないことに少しびっくりしています。平日はこども園やアフタースクールに行ってくれているのですが、それを差し引いてもPTAで回ってくるプール当番に行ったり、実家近くのプールに遊びに行ったり、映画を観に行ったりと中々盛りだくさんの夏休みを既に過ごしています。
ラジオ体操に遅れないよう起こしたり、アフタースクール用のお弁当を毎朝入れたりといつもと比べて面倒なことはありますが、プールで遊んだり映画を観たりと、コドモ達の好きな事を一緒に楽しむという貴重な時間を過ごしています。今、機上げをして明日には織り始める事の出来そうな帯も、ぼちぼち進めながら賑やかに健やかに夏を過ごしたいと思います。

上ムスメと観た「アラジン」、これからの女の子たちへの応援のように感じ、ポップコーンをパクパク食べながら映画に見入っていたムスメの隣で、ひっそりと涙ぐみながら観ていました。


久しぶりのこと

お手伝い

お手伝い

経糸は、巻いたものの縞が決まり切らず立ち止まっています。そんなスローペースな私の隣で、すんごい勢いでロクロを回し、あっという間に窯詰をし、夏の展示会に向かって窯焚きを始めた、我が旦那さん。
どう見ても寝ていないので、珍しくこちらからオファーをして窯焚きのお手伝いをすることにしました。涼やかな風の吹く気持ちの良い夜に犬のマンゴーと共に、窯の前で火の番をしました。

夜の山は、耳を澄ませば枝が揺れる音や枝が折れる音などが聞こえたり、たまに不思議な匂いがしたりなど、いろんな想像力がかきたてられます。隣で寝そべり、ウトウトしている嗅覚も聴覚もヒトより何倍も何倍も優れているはずの犬、マンゴーを見てなんとなく安心し、本を片手に火の番を楽しみました。
昼と比べると違った雰囲気の山に身を置くと、妖怪や精霊ってきっといるな、自然の生き物も物の怪もこの世にゴチャッと一緒にいるんやな、ということを実感し、謙虚にそしてなんとなく楽しい気持ちになれた夜でした。

これからは、窯の温度も上がりハードな窯焚きになっていくので後方支援にまわりたいと思います。


beautiful things

 

好きな花

好きな花

着尺が一本織り上がり、脱力状態を引きずりつつ糸紡ぎに精を出しています。
6月までなかなか時間が確保できず、行きたいな~と思っていながら行けてなかった展示会の会期が終わりに近づいたことに気づき、先日エイッと大阪まで車を走らせて、展示会に行ってきました。

大阪日本民芸館で開催されている「自然布展」。それぞれの地域で生きている植物の繊維が布になっています。木綿の布を作っていますが、以前から植物の繊維にも興味があり、展示されている布に近づいたり離れたりし、触り心地を想像しながらじっくりと見せていただきました。
身の回りの繊維の長そうな植物から糸を作り、色んな工夫と工程を経て布にして身にまとうものを作ってきた人たち。今の時代だと「長い工程」「手間のかかる」「手仕事」といったフレーズで語られますが、その時代では“着る物を作る”という目的に向かった当たり前の工程だったんだろうな、その目的に向かって淡々と黙々と数々の工程を進んででいったんだろうなという事が、物語ではなく事実として感じられました。
色も模様もあまりないシンプルな布たちが並んでいましたが、それぞれ存在感があり派手な感動はありませんが、後から思い返して、じんわりとと感動しています。
「自然布展」今月15日まで開催されています。ご興味があれば、是非ご覧ください。

民藝館の外では、蓮の花が開き始めていました。大好きな花の一つなので、開き始めの涼やかな姿を見れてこちらも嬉しかったです。


for the first time

柳染め

柳染め

先週は週の半ばから下ムスメが発熱→気管支炎となり、のどや胸に不快感いっぱいで超不機嫌な彼女とともに、過ごしました。言葉でうまく表現できず、小さな体で不快感に付き合わないといけないため、「イヤッ!」「ダメッ!」「ママーッ!」を連発する下ムスメのシモベとなった数日でした。
運悪く、とても変更しにくい用事が2,3入っていたのですが、運よく実家の両親が丹波に来ていたので、母に見てもらいながら、何とか乗り切ることができました。またしても実家の母のありがたみを深~く、深~く感じた週末でした。

シモベになりながらも、先週までに染め上げないといけない染色仕事があったので、下ムスメの機嫌を損なわないよう、最大限の注意を払いながら、無事に染め上げることができました。
今回は初めて使う染料、柳で染めました。初めて使う染料で染める時は、どんな色になるかどういった染まり方をするか、染液や糸の様子をより注意深く観察します。耳を澄ますように目を使い染液と糸の色を何度も確認しながら染めていきます。ワクワクしながら静かに注意深く染めていく時間がとても楽しく、充実感を感じました。
熱が下がり今週からこども園に行き始めておりますが、まだ本調子ではなくイヤ!ダメ!ママ~!を連発している下ムスメの体調が早く戻ることを強く祈っております。


love dying !

枇杷と梅

枇杷と梅

 銀座の柳先週からずっと染色に取り掛かっています。先週は赤味のある糸を染めたくて、梅で下染めをした後枇杷で染めましたが枇杷の赤味が少なかったのか、なかなか思うように染まらず、植物で染める事の深さや不思議さを感じました。赤味を出すため、空気に触れる時間を多くして酸化させてみたり、放冷の時間を長くとってみたりと、機と染色場の間をウロウロした1週間でした。なんとか染め上がりましたが、出したかった色味とは少し違うものになりました。しばらく糸を置いてみて、色が落ち着いた頃にどうするか判断しようと思います。

そして、今週は初めて使う染料“柳”で染めています。選定した小枝や葉っぱを煮出すと、少し濁った黄色の染液が取れました。それに糸を漬けると静かな優しい黄色に染まっています。今からじっくりと糸に色を入れていく予定です。
発熱でこども園をお休みしているムスメに見守られ、質問攻めにあいながら、柳染めに挑戦しています。

銀座の柳


Happy days

my school

my school

6月に入り、落ち着いて制作に向かう予定が5月のバタバタの余波で、色々な用事が入り、あまり落ち着けていません。そんな中でも、機に向かう時間が増え、染色にも取り掛かることができて、“いつも”の時間に少しずつ戻れている事を感じ、ホッとしています。いつものペースに戻れたことが嬉しく、なんとなくウキウキと毎日を過ごしています。いつものペースに戻れましたが、相変わらず掃除や後片付けは後回しになっています。

先週末に大学の所属していた体育会の創部記念式典があり、久しぶりに母校に行きました。20数年ぶりに行く母校は、震災後建て替えられたり、新しい建物が増えたりしていましたが、面影はしっかりと残っていました。駅から歩いた道も足が覚えているのか、なにも考えずに学校までたどり着くことができました。久々に会う先輩後輩、同期のチームメートたちは歳は重ねても、昔と変わらぬ顔や喋り方で、一気に学生の頃に戻ったような気分になります。
笑顔あふれる友や仲間たちでしたが、歳を重ねた分それぞれの人生に色んなことがあるんだろうな、と思うとその笑顔がとても大切で愛おしいものに思えたりもします。

飲んで食べて喋って、まだまだ喋り足りませんでしたが、とても幸せな時間を過ごし、今もその幸せを味わっています。色んなことを思い出してニヤニヤしながら、いまひとつうまくいってない染色に粘り強く取り掛かろうと思います。


良い空間と良い時間

exb at kogeisha

exb at kogeisha

近鉄奈良駅近くにある、工藝舎さんでの展示会が終わりました。会場に足を運んでくださった皆様、工藝舎に関わる皆様、ありがとうございました。
人通りの多い奈良駅の路地裏どんつきにあるこのギャラリーは、表通りの喧騒が嘘のように落ち着いたとても「イイ味」の空間にあります。中は古い長屋をリノベーションしていますが、程よい照明と家具も程よく設置されていて、ディスプレイを楽しんですることができました。期間中はご来場いただいた方との会話や、良い空間に自分と主人の作品がしっくりはまっている様を眺める事を楽しませていただきました。

大阪大丸での風水土のしつらい展、大和郡山でのちんゆいそだてぐさ、そしてこの工藝舎さんでの主人との二人展と、もりだくさんの五月でした。昨年冬くらいから制作の目標が迷走気味で、迷いもあったのですがこの走り続けた5月のお蔭で、やりたい事や目標が見えてきました。
やっぱり私は、立ち止まって考えるのではなく、走りながら考えて答えを見つける人なんだな、と再認識しました。
先ずは工房を片付けて、糸や綿や色と向き合う日々に戻ろうと思います。
すごく忙しかったけど、楽しい5月でした。

五月の丹波

May in Tamba


二人展@工藝舎in奈良

工藝舎 exb

工藝舎 exb

展示会のお知らせです。
明日から、近鉄奈良駅近くのギャラリー「工藝舎」さんで、主人との展示会が開催されます。駅からすぐ近くのとても良い雰囲気の路地裏にあるギャラリーです。
場所も建物もとても良い感じですので、是非是非お立ち寄りくださいませ。

明日の午前中に搬入して、12時からオープンいたします。
明日は、私が在廊し明後日土曜日は夫婦で在廊しております。関西では10年ぶりの二人展!(と思う…)皆様のお越しをお待ちしております!

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