丹波に戻る。日常に戻る。
東京1箇所、大阪2箇所を回る怒涛の週末が終わり、昨日丹波に戻ってきました。東京は夫婦の移動だったので、娘や犬を実家に預けての大移動でした。犬達も疲れたようで、昨日は家に戻ってホッとしたのか、ひたすら寝ていました。そして、人間達も昨日は1日中、ぼんやりと過ごしていました。
色々と前向きな事が起こり、自身も動くことが増えると、家族の理解とサポートが、身にしみてありがたいと感じます。夫、犬達、娘、両親等々…状況を受け入れて、我慢してくれたり、それを包み込んでくれたりと、1人では無理だし、1人ではないから頑張れるんだな、としみじみと思いました。もうしばらく、このドタバタが続きます。感謝の気持ちを持ちながら、グングンと進んでいきたいです。
まだまだ休養中のココさんを観察しながら、週末までは織りに専念します。
ぬぬぬパナパナ展@大阪 始まりました!
怒涛の5月が終わりに近づき、さらに怒涛の6月が迫ってきました。製作と展示会と、所属する丹波布の技術者協会の展示会など、色んなことが同時進行で、何かをポロポロと忘れてしまいそうで、忘れないように、するべきことをあっちこっちに書きなぐっています。ぐわーっと、色んなことがある季節ですが、夜になると蛍が舞い、幻想的な景色を楽しませてくれます。ふわーんふわーんとした、リズムで飛ぶ蛍を眺めていると、いつもと違うリズムの世界に浸れて気持ちが静まります。
さて、ぬぬぬパナパナのぬぬ大阪展が、今日から始まりました!場所は、阪急百貨店梅田本店9階です。毎回、この展示会を一つの目標として製作しています。一緒に並べてもらって良いのだろうか…と尻込みしてしまうような、善き作品がたくさん並びます。私にとっては、毎回この“尻込み”が次の“もっと善きものを出す!”という、思いにつながっています。作り手の方々も、素敵な人ばかりです。1年ぶりの再会を楽しみに、またすべての工程を大事に作り上げられた作品に圧倒されに、私も29日、30日と現場に立っています。素材を大切に作られた布たちに是非、会いにいらしてください!
出店のお知らせ
今週末に開催される、現代工芸フェア「ちんゆいそだてぐさ」の出店準備で、バタバタしています。持っていくものを決め、ディスプレイをデザインし、什器を用意し、車に積み込む、とスムーズに行けば良いのですが、持っていくものと、ディスプレイを決めるのが、同時進行になり、だんだんと、なんだかわからない状況になってきました。やっとひと段落して、ビールにたどり着いています。
“現代の工芸”をテーマにしたイベント、「ちんゆいそだてぐさ」。奈良の大和郡山城趾という、文化と歴史を感じる場で、作ることに正面から向き合っている方たちと共に出店できることが嬉しく、そんな作品たちを見せていただくことも楽しみです。そして、食べ物も充実していて、そちらも楽しみなのと、音楽のパフォーマンスもとっても良さそうです。だんだんと何をしに行くのか、わからなくなってきました。
お天気も良さそうです。相棒のココさんと、会場でお待ちしております!隣で、主人も出店しております。是非、奈良大和郡山の「ちんゆいそだてぐさ」にお越しくださいませ。
Dead lines!!!!
ムスメとたっぷり過ごした、連休もあっという間に終わり、やっぱり何にも仕事が進まなかった〜と休み明けの今日、焦っています。
近くのお寺や、畑で蓮華や藤を眺めたり、孔雀の華やかさに圧倒されたりと、呑気にゴールデンウィークを楽しむ事ができました。そして、ただいま様々な締め切りに追われています。ついでに糸の量を計算間違いし、縞を変更するハメになり、こちらでも焦っています。
焦りで始まる、連休明けでした。
初めては、楽しい
怒涛の5月を前にして、充電しておこうというのと、しばらく週末家族揃って過ごせなくなるムスメを思い、5日間ほど台湾に行ってきました。台北とその周辺のみでしたが、主人も私も初めて行く国だったので、毎日が新鮮であっという間に時間が過ぎていきました。
お茶と食に対するエネルギーに触れ、私自身もしっかり充電ができたように思えます。初めての地に行くと、自分の持っているあらゆる感覚を使い、理解し対応しようと集中するので、とても良いリフレッシュになりました。
そして今日は、5月に始まるぬぬぬパナパナ展の反物納品日でした。毎回ドキドキしながら発送し、検品の際の専門家の方々からのコメントに鍛えられています。小さな歩幅でも良いので、前に進んでいきたいなと思います。
追い込み追い込み
着尺が織り上がり、そのままの勢いで帯地の制作にかかり、昨日一本織り上がりました。急いでいつもの悉皆屋さんに送って、ホッと一息つく間もなく、続きの織りにかかっています。いつも、猛ダッシュのこの時期ですが、手首が痛くなっていた去年を思い出しました。まだ追い込みが足りないのか、手首が強くなったのか、今年は痛みがありません。手首を大切に、もうしばらく走り続けます。
5月の展示会情報は、随時お届けしますが、5/7(土)〜5/9(月) 丹波市柏原にて「丹波布展vol4」。5/13(金)〜5/22(日) 東京日本橋のヒナタノオトにて、グループ展。5/21(土)&22(日) 奈良大和郡山城址にて、「ちんゆいそだてぐさ」。5/11(水)〜5/22(日) 東京 ラ ケヤキにて「ぬぬぬパナパナ展」5/25(水)〜30(月) 阪急梅田にて「ぬぬぬパナパナ展」の予定です。作品を見ていただく機会があり、感謝してます。頑張ります!
力をもらう
反物が織り上がり、ホッとする間もなく次の織りにかかっています。展示会ナドナドが重なる5,6月の前の月は、いつもバタバタします。バタバタと忙しいですが、物事が前に進んでいるという証なので、気持ちも前向きです。
先日、お願い事や相談事があり、大阪の南の和歌山近くに行ってきました。前向きオーラ全開の太陽のようなその方に、様々なアドバイスをいただきました。最後に「行動しないと、何も起こらない」と言う言葉を聞き、あ〜私はこの言葉を聞きに、ここまで来たんだと思いました。シンプルで心に染みる力強い言葉でした。
笑顔のもと
丹波は、桜が満開です。春だな〜と思っていたら、たった今カエルの鳴き声が聞こえて、一瞬夏を感じてしまいました。暖かくなり、生命が動き出すのを感じると、ワクワクします。身体がほぐれるのと一緒に、表情もほぐれてくるように思えます。ワクワクしながら、次の縞立てに悶々としています。
普段の生活でも、犬たちやムスメのおかげで、笑顔になることが多いのですが、我が家のこの一人と二匹は、笑顔の他に眉間に皺が入ったり怒り顏にもしてくれます…。それを思うと、英語教室に来てくれる子供達や、機織り教室の生徒さんとのやり取りの中では、いつも笑顔になることができます。笑顔になると、気分も軽やかになれます。今日は、朝から夜まで教室続きのおかげで、笑顔満開でいる事ができました。もちろん笑顔の締めは、ムスメの寝顔と犬たちの寝言ですが…
明日も笑顔で過ごせますように!そして、縞が決まりますように!
命を削る
陶芸家である主人の窯焚きが、終わりました。土を作り、薪の準備をし、作品を作るという、半年間かけてのプロセスの中の、最後の大切な工程です。ピンっと張り詰めた緊張と、炎の状態に耳を傾ける静けさと、ゴールに近づく高揚感も混ざったこの作業は、毎回側で見ているだけでも、終わると少々ぐったりとしてしまいます。一週間の窯焚き中、ずっと祈っているような感覚です。何か静かな祭り事を営んでいるようにも思えます。
分野は、違いますが自然の力を借りながら、作る仕事をされている方の奥様のお話の中で「命を削りながら、作っている」という言葉が印象に残りました。炎と対峙している主人を見て、本当にその通りだなと思ったのと同時に、私自身もの作りにしっかり向き合えているのか、もっともっと向き合おうと背中をドンっと押された気持ちになりました。
楽しい場
犬の散歩中に、ビワの剪定をしているのを見かけ、お願いして枝葉をいただきました。染料を見ると、欲がムラムラと湧いてきたのと、後始末なしで欲しい分だけとるのも申し訳なく、結局全部いただいてきました。軽トラ一杯分の宝物は、工房のデッキに山積みになっています。暖かくなり、動く気分になってきました。明日から染めていきます。
この週末は、丹後の与謝野町のイベントに参加させていただきました。会場は、古くからあるちりめん街道。その地域に住む女性達が、中心となって作り上げた「ひなめぐりマルシェ」というイベントで、お雛祭りに合わせて企画されたようです。「楽しく」という思いを中心に、実行委員の方々の笑顔が印象的で、様々な年齢の地域の人たちが、会場を訪れてくださいました。場は人によって作られますが、楽しそうに関わる人達によって、皆が笑顔になれるような素敵なイベントでした。早朝に訪れた伊根の街も美しく、週末2日間満喫してきました。
楽しいことがあると、お仕事諸々 頑張れます。